二十数年お世話になった職場を退職しました。
いかにも働いてきたという言い方ですが、実際は月の前半の8日~10日、一番短い日数のパートでした。
最長の人はフルタイムの準社員ですから、それに比べれば気楽なものでした。
この私たちの働き方は、古くから居た人への特例で、
会社の方針はすべての人を準社員にするということです。
だから、私の後は、月の後半を担当していた人がそのまま引き継いで、フルタイムになります。
採用時の条件だそうです。
彼女の仕事は今までの倍になるわけですが、若さですぐに慣れるでしょう
最後の日、彼女と引継ぎの作業をした後、
机やロッカーの中を整理、貯めこんでいた不要な書類やメモを裁断機にかけました。
これに結構な時間を使い、思ったよりも忙しい日になりました。
丸井さんで買った小さなタオルを一人一人渡して、お別れをしました
そうこうしている間に、この間転勤になった私のお気に入りの社員のかたが、
わざわざ電話をくれたのは感激でした
最後にわざわざ会議室に移動して、ご挨拶をさせていただきました。
みなさんのお気持ちで素敵なお花と御餞別をいただきました。
私のイメージで作っていただいたのだそうです
とっても素敵、何て嬉しいんでしょう
感無量ってこういうことかな
でも、涙は出そうででません。
いずれにせよ、あと半年で定年という事実が、私を吹っ切らせているようです。
かえって、あと半年後と思っていた皆さんのほうがショックのようでした。
私の存在って、きっと玄関の下駄箱の上に昔からあった
木彫りの熊のようなものだったんじゃないかと思います
特に気にしていないけれど、あるのが当たり前みたいな。
特に比較的年配の人たちには、まだあの人がいるという、
年齢の防波堤でもあったんじゃないかと思います。
皆さんへの感謝の言葉を口にしているうちに、
「仕事に未練はありませんが、皆さんとお別れするのが本当に寂しいです」
と、つい本音がでてしまいました。
「仕事に未練はありませんが」は言わなくてもよかったかなと反省です。
送別会のお話をいただきましたが、母の状態を思えば、とても予定は立てられません。
「忘年会か新年会に呼んで下さい」と、今は辞退させていただきました
それでも、親しい人たちが個人的に飲み会をしてくれました
それなら、急に私が行かれなくなっても、女子会をしたと思えばいいですものね。
あとは、制服を返さなければなりませんが、当日まで着ていたので後日ということになります。
破棄するので、洗濯機で洗っただけで良いとのこと、クリーニング代が浮きました。
制服を返しに行く日、その分でお菓子の差し入れをしようかと思います
ほんの少し、心に穴が開いたような気がします。
でも、すぐに塞がるはずです。
半年早くなっただけなんですから。