昨夜、夜中に目が覚めてしまった。
なかなか眠りに戻れないでいると、つまらないことがいろいろ頭に浮かんできては消えていく。
そのうち、どうしてかわからないけれど、時代劇によく出てくる駕篭が浮かんできた。
エッサ、ホイサと掛け声をかけながら駕籠かきがかつぐあれだ。
さてあれは、乗っているときどうしているんだろう?
男性なら胡坐をかいたり、たち膝ということもあるけれど、女性ならやっぱりお座りしているんだろうな。
駕篭はいまならばタクシーだろうから、ある程度の距離を移動したいときに乗ったのだと思う。
長距離の移動には、長時間かかる。
その間、じっとお座りしていられるのかしら?
脚がしびれて、目的地についても立てないのではないかと思うけれど。
当時の人は日常的にお座りして鍛えているから大丈夫だったのかしらね。
それとも、実際は駕篭の中では女性も男性同様、脚を崩していたのかもしれない。
どちらにしても、豪華な着物を重ね着していたお姫様は、さぞや大変だったことだろう。
そんなことをうつらうつら考えているうちに眠りに戻れたらしい。
朝になって思い出して、どうしてそんなことが浮かんできたのか?不思議で仕様がない