喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



今年の年始に、トライして諦めた桐生の根本山へ再チャレンジ。結構登山口に到着するまで時間がかかったので、少し早めに出発。松田から山道を通っていくことにしたので、松田で有名な湧き水に立ち寄り。




この水、結構有名で多くの人が汲みに来ているんですよね。今日は先着はいませんでしたが。。雨が少なく感じますが元気に水が噴き出ていました。少し飲んで元気がでた気分に。



8:30に根本山駐車場到着。先に2台とまっている。この辺りは沢でバーベキューをやっている人も多く、狭い道をすれ違うのが大変でした=3前回は根本沢コースから行こうとして雪があって断念したので、今回はそのリベンジということで根本沢コースへ向かいます。



登山の届け出をして出発。中尾根コースと根元沢コースの分岐を進んでいきます。(実は根元沢コースを進むなら、この時点で既に遠回りしているのであった。)



さて、ここが前回引き返した根元沢コースの登りか、と思い急坂を上って行く。ん?なんか変だぞ。登りの道が見当たらない。そう、実はこれは急坂でも何でもなかった。根元沢コースへの道で大規模な崖くずれが起きた跡だったようだ。冬に来た時は雪で割と自然な感じで登坂に見えたから、今回もこのコースでよいのだと思い込んで同じ過ちを犯してしまったということか。とりあえずコースアウトせず根元沢コースを進んでいきます。



そして、ここでさらなる過ちに気付く。これから上って行かなければいけないところを、いきなり下りだしたのだ。下って沢があるのを見て、もしやと思ってアプリの地図を見てようやく気づいた。そもそも根本沢コースを選択するのであれば最初から進む道を間違っていたんだと^^;いやぁ、ここでも前回の勘違いをそのまま引きずってしまった。調べなおしておくべきでしたね。(帰りに駐車場から少し歩いた橋の左側に登山口があることに気付いた。)



ということで20分くらい遠回りしてしまった感があるが、沢コースはそんなことも忘れるくらい気持ちいい道でした。清流の音、涼しさ、そして秘境にふさわしい樹林と木漏れ日。まさに夏の登山に最適な環境ですね。



基本は沢渡りながらの両側を歩いていくが、岩を渡っていくところが多く、油断禁物の箇所も多い。しかも、直前に雨が降ったのか地面も濡れているし岩もツルツルという悪状況!しっかり足元を見て歩かないと危険です。



木で作られた橋も無数に用意されているが、ツルツル滑るので基本的には自ら出ている岩の上を歩いた方が安全です。



個人的に沢コースの中で一番要注意のポイントがこちら。上下のコースに分かれていて、下から行くとロープを使った沢渡り、上から行くと高巻きトラバースなんだが、父は下を進む一方、自分は濡れそうなので上から(右上)攻めることに。しかし、細いロープを掴みながら、足が掛けにくいツルツルの岩を2~3歩くらい歩かなければならない状態だった。落ちて死ぬことはないだろうが、4メートルくらいの高さはあるし、下は岩場なのでかなり危険だと思った。仮に滑ったら、このロープで体重を支え切れるだろうか??



気に生えた巨大なキノコや、祠などの歴史的遺産が多いのも見ていて楽しい。



ほどなくしてトラロープを登ったところに階段が。根本山神社へ到着した模様だが社があるわけでなく、跡地といった感じ。立ち止まって看板を呼んでいると無数の蚊が!くそ、落ち着いて読めん。



男坂と女坂の分岐点。男坂は危険であり、初めて来た人は女坂を選択するよう助言の立札がある。父は男坂に行きたがっていたが、今日のコンディションでは危険すぎるだろうと思い、女坂へ。



根本山の中ではかの有名な、江戸時代の鉄製はしごを登り、岩登りへ。ここから先の岩は特にツルツルしていて父も何度か滑っていたな。今日が水が多い日なのかはわからないが、この様子だと雨が降っていなくてもたいていツルツルしているんだろうなと思った。



ここから行者山までの道は鎖が多くて、おまけに道が細くなり危険個所も多かった。鐘や御堂もあるが、なんだか不安定そうな場所に建っているし、足元が崩落しても困るので近づきがたい雰囲気があった。私くらいのレベルでは、初めてきたところは中々見て回る余裕もありませんし、情報収集してから次回見に来るとします。



ここからは一気に高度を上げてきます。鎖が7本くらい連続し、痩せ尾根を登るので精神的にも疲れる。仮に滑落したら途中で止まればよいですが、運悪くどこにも引っかからないと相当下まで落ちて死ぬ可能性もありそうです。鎖を登り切ったところで父が休んでいたがよくこんな狭いところで休んでられるなと感心した。高所恐怖症の自分は安全なところでないと立ち止まる気が起きません。



伝わりにくいが、両サイドは崖に近い状態です。



奥社に到着。基本は三点確保で登りましたが、鎖に体を預けて足で登らないと厳しい箇所もありました。岩は相変わらずツルツルなので緊張しました。終わってみれば大分手を傷つけてしまいましたね。飲み水で洗い流します。



木の根で出来たような階段を登って行者山を通り、根本山山頂を目指します。



中尾根コースとの合流点。ここまで来れば山頂は目と鼻の先。ここの道の方がメジャーなようで、本日2組目の登山客とすれ違いました。



あっさりと山頂へ。山頂は特に眺望もなく、ちょっとしたベンチがあるだけ。季節外れの鯉のぼりがあるのはこの時期にあるということは一年中飾ってあるんだろうか。予定より早く着いたので、あまり腹が減っていなく、水分補給と着替えだけして下山することに。何だか山頂付近はとにかくが多かった!



帰りは中尾根コースから。下りだけ見た感じだとコンスタントな登りで体力は使いそうだが、危険個所は根元沢コースや根本山神社奥社付近と比べると見当たらず、歩きやすいと思った。大きなタマゴタケが生えていたりシカと遭遇したり、沢登りとは違った楽しさがった。道中1組とすれ違い、今回の山行ですれ違った組は3組(うち1組みはソロ)だった。



中尾根登山口付近の杉樹林。倒木も多く、ここから登る人は不安になるかもしれない。あと、なぜか白いプラスチックが散乱していた。駐車場着は13:11。車に乗り込む頃にようやく腹が減って来たのであった。

山行の後は風呂へ。もはや桐生・足利西方面の山登りの後は定番となってきた地蔵の湯へ。登山好きなおじさんと話す機会があり、根本山から少し先では熊の目撃が多いこと、仙人が岳では昨日遭難届けがあってヘリコプターが2台出動し大騒ぎになっていたことなどを聞いた。熊が多いとは聞いていたが、根本山にもいたかもしれないですね。出遭ったのがシカでよかった^^;

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【登山・ハイキングデータ】
※YAMAPのアプリ使用

■日時:2019年8月12日(月)
■気温:35℃(足利) ※山の上は26~28℃くらいの体感温度
■登山時間:4時間41分
■登山者:2人(父)
■天気:★★★★☆:4
1日を通じて概ね良い天気。やや雲あり
■疲労度:★★★☆☆:3
沢登コースの後半、根本山神社を過ぎたあたりが急できつい。鎖場で腕が疲れる。
■スリル:★★★★☆:4
雨上がりのせいか、沢登コースは全体的に岩がツルツル。何ヶ所か足場をかけにくい
場所があったり、鎖場+痩せ尾根箇所があり、油断できないポイントが多かった。
■景観:★★★☆☆:3
正直眺望という観点では、景観は期待できない。
しかし、沢登コースの清流と緑のコラボは絶景で、見る価値あり。







■移動距離 :7.8km
■高低差 :610m
■累積標高(登り/下り):669m / 680m
■消費カロリー:2495kcal (ホントか??)

■タイムテーブル
7:25  足利発
7:40   松田湧き水
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8:29  根本山登山口駐車場着
8:36  根本山登山口
9:07  根本沢コース合流(15分程度のロス!)
9:54  五丁
10:25  女坂 鉄ハシゴ
11:02  根本山神社奥社
11:39~11:47  根本山山頂
12:52  中尾根コース登山口
13:11  根本山登山口駐車場着

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14:07~15:05  地蔵の湯
15:20  自宅着


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