喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



いよいよ始まりました、大分還暦旅行。今回の旅行はもうすぐ還暦を迎える母のために、自分と弟でお金を出し合って両親を旅行に連れて行くという、親孝行企画です。舞台は人気や湧出量で日本No.1を誇る別府温泉と、同じく人気の湯布院温泉を中心とした大分全般ときどき熊本巡りになります。

フリープランツアーで組むと30万くらいになってしまうので、今回初のLCC(エアアジアとジェットスター)を利用して何とか予算20万強に抑えこみました!LCC利用で安くなった分、ホテルのグレードをアップさせて20万の割には結構豪華なプランになりました。ただLCCって安い分融通が利かないこともあり、ちょっとでも遅れると入れないと言われていたので、そこだけが気がかりに。そしてLCCの厳しい時間制限が最終日にこの一家を青くさせようとは、考えてみればこのルーズな家族には十分起こりうると想像できつつも、思いもしませんでした^^;



成田空港から朝一の便で出発するため、家族は前日のうちに僕の家に移動。前日のブログに書いたとおり、弟が夜22時からパチンコに行くとかあり得ない行動をとりつつも、なんとか朝の3時半には出発することができました。てか、自分、テンションが高まっていて結局一睡もできんかった^^;母も久々の家族旅行ということもあって準備に時間かけてほとんど寝ていなかったようです。




プロローグ(3:30発)


いつもどおりコンビニで腹ごしらえして、USAパーキングに到着。。エアアジアの案内によると3時間前には空港に到着くださいっていうけど、朝一の便ではさすがにそんなことできないので、5時チョイ過ぎくらいに到着。事前にWebチェックインしておいたので問題なく荷物を預けて搭乗口まで行けました。正直まずは福岡空港に辿り着くことを第一としていたので一安心。あとは飛行機が遅れなければ…。

飛行機は無事に定刻に出発し、なんと20分も早く福岡空港に到着。エアアジアの機内では水も他のサービスもなかったけれど、そういうのが不要な人にとっては十分な清潔感と乗り心地でした。ちょっと足のスペースが狭かったかな。不安はあったけど、朝一の便なら遅れることも少ないし、結構利用できそうだと思いました。マツダレンタカーで予約していた「デミオ」を借り大分道に向けて出発!



天気は…まずまず。前日まで雨の予報だった割には降水確率は10%まで下がっているので雨はないはず!大分はまだ紅葉が見ごろで、今回行く耶馬渓国東半島は紅葉でも有名なところなので、紅葉巡りとしても期待が高まります。平日ということもあってか道路は空いていて予定通り九重ICへ。まず初めの観光地は九重「夢」大吊橋です。




①九重「夢」大吊橋(10:45-11:30)


大分県に日本で一番高くて長い吊り橋があるなんて夢にも思いませんでした。そういう意味でもまさに「夢」大吊橋!こんな山の中に長さ790メートル、高さ173メートルの橋なんて完成まで相当な労力がかかっただろうなぁ^^;ネットで調べた情報によると、当初はかなり混雑していたけれど最近はそれほど渋滞はないとのことでしたが、渋滞を警戒して平日の朝早い時間に観光してしまおうと思い最初に持ってきました。それが幸いしてか道は全く混んでなくガラガラ。でも吊り橋に到着するとツアー客はもちろん、一般客で賑わっていました。



吊り橋の前にはカメラマンが2人いて写真を撮ってくれるサービスも。カメラマンが専用のカメラで撮ってくれた写真を1000円で買うこともできますが、押し売りっぽい感じは全然しないのでありがたいです^^



橋からの景色は残念ながら紅葉が完全に終了してしまったようで、灰色を基調とした風景に。ここは大分県の中でも紅葉が早いようで2週間前くらいが見ごろだったようです。ここが紅葉見ごろの時にきたらすごい綺麗だろうなぁ、その分混んでるんだろうけど。橋からは滝も見えるし、吊り橋ならではドキドキ感がたまりません!



日本一の長さではありますが、鉄筋で作られているので橋自体は思ったより揺れません。ちなみに橋の下は網目で透けて見えるのでその高さを実感することができるのもいいですね!還暦旅行にふさわしい感動のスタートです^^



売店で「ひやき」というさつまいもの餡を薄いホットケーキのような皮ではさんだものが売っていたので買ってみました。地元で昔から食べられているお菓子のようです。多少べっちゃりしてますが甘過ぎずおやつにはいいかも。

次に玖珠ICに戻って紅葉で有名な耶馬渓に入って行きます。ここが今日のメインスポットかな。もっと天気よくなってくれ!




②一目八景(12:20-13:30)


耶馬渓というとその範囲はかなり広範囲にわたりますが、深耶馬渓とか本耶馬渓とか区域によって呼び方が分かれています。次の観光地である一目八景は深耶馬渓を通っている途中にありました。展望台はすぐに見つかりましたがまだ登らず、まずはご飯を食べることに。いろいろ探しましたが、食事処は5、6件くらいあり、どこも蕎麦やトロロを中心とした似通ったメニューでした。迷った結果鹿鳴館で食べることに。



トロロ蕎麦と卵かけごはんセットを注文。特に卵かけごはんがうまい!卵の黄身の色が赤に近いオレンジで普通の卵とは一味違います!鶏に何を食べさせている!?



食べ終えて再び路上へ。展望台は後にとっておいて、お土産屋さんをいろいろ見てみる。こんにゃくとか「どんこ」と呼ばれる肉厚の椎茸が多く売っていました。そういえば椎茸って大分が生産No.1ですもんね。ここのどんこは大分産の数量限定販売らしいです。母は3袋も買ってました。屋台を飾る紅葉がいい感じです。



そして展望台へ。一目八景というのは、この展望台から8つの風景が見えるのでこう呼ばれているそうですが、そんなにあるかな?多少こじつけじゃないか?っていう感じの景色もありますが、これを8つの風景としてきちんと保全していくにはかなり大変そう。。紅葉は見ごろをやや過ぎた感はありますが、まだまだ色づきがきれいだったのでとてもよかったです。



売店のおばあちゃんに聞いた話ですが、今こそ観光客で賑わっていますが、数か月前は台風によりこの地域は相当な影響を受けたそうです。洪水で川が氾濫して店の中まで浸水して商品がダメになってしまったとのこと。その遺恨は店の裏の橋にもありました。コンクリートの丈夫そうな橋がぐちゃぐちゃになって岩に引っかかっている!川の氾濫でここまでなるのか?この橋が流れたせいで麗谷渓谷への立ち入りは禁止になっていました。こうした災害に負けず商売している人を見るだけで元気がでますね。



ここまでは予定時間ぴったり!ここからは本耶馬渓に向かうため北上して行きます。途中の耶馬渓ダムからは噴水が上がっていました。




③青の洞門(14:15-14:35)


続いて青の洞門。天気もすっかりよくなって空まで青くなりました。ここも耶馬渓では有名な観光地ですが、駐車場から見える景色がまず絶景!変わった形をした岩山がたくさん並んでいます。競秀峰というそうです。橋を渡って向こう岸へ。



青の洞門は「禅海」という和尚が山をノミで掘って作ったと言われており、その禅海の像が祀られていました。ただ禅海は、作った道に通行料を設定し通行人からお金を取ったことから、これが現在の有料道路の発端になったとも言われています。まぁ、今の時代なんでも金ですからね^^;禅海がやらなくても近いうちに誰かが有料道路は作っていたでしょう…



掘った後も今では観光用に舗装され、天井も固められているのだと思いますが、禅海がはじめに堀ったといわれる道路も残っていたりします。ちょっと迷路みたいで面白いです。こんな穴をノミで掘るなんてすごすぎます。



トンネルを進んでいくと、最初につくられた明かり窓や再び禅海の像がありました。そして洞門の終着地点には記念碑が!最後に入口のような記念碑が出てきたので驚きましたが、道路からすればこっちが入口かもしれません。




④競秀峰(14:40-15:20)


記念碑があるあたりの休憩所から競秀峰に登るための登山口を発見しました。当初は山のぼりなんてする予定はなかったんですが、山登り好きな父が我慢できずに登り始めてしまったので、自分も仕方なくついていくことに。弟と母は休憩所で待ってるのであまり時間はかけられません。



最初は様子だけ見るつもりで10分くらい進んだら戻る予定だったんですが、思ったより早く山頂にたどり着けそうだったので、深入りしてしまいました。ところが、山頂についたら行き止まりになっていて、どうやら道を間違えていたみたいなので結局引き返すことに。結果的に40分ロスしてしまった^^;この後の観光地が日が沈んでしまうよ。



頂上で撮った写真。父はのんきに映っていますが、後ろのには手すりもなく落ちたら死にます。意外と怖いところです。ちなみにこんな感じの山がいくつも並んでいるから競秀峰と呼ばれているんだとか。

予定外の山登りで汗だくになってしまった。外は結構寒いし風邪ひいたらまずいので、急いで着替えて近くの羅漢寺に向かいます。




⑤羅漢寺(15:25-16:10)


青の洞門から10分とかからず到着。ここはリフトが設置されていて山頂と羅漢寺の2つの駅に行くことができます。紅葉の時期のリフトって最高ですよね。ロープウェイよりも断然気持ちいい!本耶馬溪は紅葉もちょうど見ごろでリフトの両側はいい感じに色づいていました。



羅漢寺はなんだかしゃもじとか地蔵が多く不気味な雰囲気がしました。夕方に来るとちょっと怖いかもですね。恋愛成就や健康祈願やぼけ封じ、水子供養とかさまざまな目的で多くの人がここに来ているようです。かなりの量の願掛けされた「しゃもじ」がありました。そして何より3777体の地蔵様が印象的!



不気味なところだな~」とかいっていたらお寺の管理人さんがひょっこり死角に隠れてた^^;不気味だけど歴史ある立派なところですね!時間もかなり押し気味なので早速山頂駅へ。



山頂駅には展望台があるだけで特にほかに見所はなかったようです。でもその展望台からの景色がすごかった!夕日が赤、黄、緑のコントラストを見事に作りだしていて印象に残る景色になりました。羅漢寺から山頂駅までは100円追加するだけでいけるので、リフトを楽しむという意味でも断然山頂まで買ったほうがいいですね。リフトの時間が往復で6分も長くなるし。



帰りのリフトで下るとき、何気に勾配が急でびっくりしました。でもこの景色も一日目のハイライトと言って過言ではない綺麗さだったかな。

次の観光地は極楽と地獄体験ができるという桂昌寺ですが、ネットの情報だと17:00までらしい。でも現時点ですでにまにあわなそうだけどとりあえず行ってみることに。




⑥桂昌寺跡地獄極楽(17:05-17:30)


信号が少なかったものの営業時間には間に合わず17:00ちょっと過ぎに到着。関東に比べやや日が長いようですが、暗くなりかけていました。ダメ元で行ってみるとなんと明かりがまだついている。洞窟に入っている間に消灯されないよな?と不安に駆られつつも、入洞。ちなみに見た感じ極楽へも地獄へも自由にいけるようになっているが、お寺のコンセプトによるとまず地獄をめぐってから極楽へという順路らしい。素直にお勧めコースに従って進みます。



地獄めぐりの最初に出てきたのは閻魔像。ネットでこの像は見たことあったけど、ホント入り口からすぐのところだな^^;洞窟の中は思ったより明るく、安心して進めます。



どの石像もかなり苔むしているなぁ。歴史を感じます。胎内くぐりとかもあったけど、四つんばいにならないと進めないうえ、水溜りができていてちょっと進めませんでした。。やはり入場料もないし、知名度も低そうだから定期メンテナンスは厳しいか。血の池地獄(右上写真)はきれいな透明な水がたまっていましたw



地獄めぐりは迷路みたいになってますが、5分もあれば出てこられると思います。地獄から外に出ると鎖が垂れた5メートルの竪穴があり、そこを登ると極楽にいけることになっていますが、普通の観光客が登れるような穴でないので、階段から極楽へ行くことに。外は既に暗くなりかけてました。



極楽は草ボーボー。。。地蔵が数体ありましたが草より背丈が低いので見つけにくい・・・さらに岩がのせいで滑りやすいという地獄より明らかに危険な様子だったのですぐに戻りました。極楽の奥に、正規ルートの高さ5メートルの竪穴がありましたがこっから出てくる人はそうそういないんじゃないかな^^;ただ父はなんと帰りは5メートルの竪穴を鎖をつたって降りて戻ってました。競秀峰といい、今回の旅は冒険しすぎだろう、父よ…。登るのも危険だけど当然降りるのも危険なのでチャレンジする人は気をつけて!

極楽から地上に降りてきても、まだ洞窟の灯りはついてました。17:30くらいまではついているっぽい。いい歳して騒ぎながらあるいてたから管理人さんが気を使ってくれたのかな?^^;出る頃にはかなり暗くなってました。懐中電灯持って行ってよかった!

これで一日目の観光は終了。最後は時間が押していたけどなんとか全部回り切りました!なんか朝暗いうちから飛び回っているので、かなり疲れているはずなんですが、相変わらずハイテンションになっているのかぜんぜん眠くない。体大丈夫かな?とちょっと心配になりつつも湯布院に向かいます。大分の道は街頭が少ないから夜の暗いこと!

道に少し迷いつつも、宿に到着。楽天の人気ランキングで満足度一位だった宿です。




⑦湯布院やわらぎの郷やどや(18:35着)


ちょっと見つけにくいところにありましたが、入ると黄金色のフロントが印象的なきれいな宿でした。今回は和洋室なので、ベッド付きの広い部屋でした。弟よ、足が臭いからまずは洗ってくれ!



到着時刻が予定より1時間くらい押してしまったのですぐに夕食。ぶんご亭という旅館の敷地内の食堂に移動しての食事になります。今回は大分のブランド牛である豊後牛の焼肉を中心とした肉料理です。肉はもちろんおいしいですが、野菜もなかなか^^



最初は4人でこの量ならペロリでしょと思っていたけど結構食べ応えがありました。



この宿は内湯のほかに予約制の無料家族風呂が5つありますが、やわらぎの湯という人気のある家族風呂が予約できました。お湯は・・・熱い!42℃くらいあります。湯布院の湯は無色透明で臭いも特に特長がないように見えますが、温泉に入っているといつの間にか肌がスベスベになっていて柔らかい感じがしました。

ちなみに弟は、温泉人気ランキング上位の湯布院に来たというのにパチンコに行くと言って露天風呂に入らずパチンコしに行ってしまいました。5000円負けたそうですが、どうせ負けるってわかってるんなら旅費に使えよってかんじです^^;どこまで自由人なんだか。23時くらいに帰ってきて内湯に入っていました。

自分も露天入ったあと、内湯も入ろうと思いましたが、さすがに疲れたのかコンタクトをつけたまま眠ってしまった^^;夜中一時に起きてはずしましたw明日は朝早くから金鱗湖の朝霧を見に行くから6時起きの予定です。なかなか忙しいけれど中身の濃さはこれまでで最上級かも^^;


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