かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

書き入れ時到来

2007年01月21日 20時55分46秒 | 一般
世の受験生諸氏に対しては甚だ不謹慎な話であるが、私にとってはこれから2月末までの間が書き入れ時なのである。また、この時期に稼がねば早晩破産してしまうおそれがあるため、いきおい必死になる。なので、この時期ばかりはアルバイトに精を出す。
今日はセンター試験。センター試験は解答が最初から用意されていて公表されるので、こちらで解答を仕立てる必要はないのだが、コメントをつけたり平均点を予想するという仕事がある。
一応いい加減な仕事をしては申し訳ないので計算練習をしていたら、あわや遅刻の憂き目にあった。そのため予定外の自転車を使うことになってしまい、撤去を気にするハメになった。警告の紙が貼ってあっただけで済んだのでよかったが。
もちろん解けることは解けるのだが、さすがに受験から遠ざかってしばらく経つので衰えをいやがおうにも感じさせられた。まったく手も足も出ないわけではないので仕事には問題ないだろうが、ややさびしくなった。
今年も稼げるだけ稼ぎたい。

納会と練習

2007年01月20日 23時59分05秒 | 一般
練習といえば最近はOSCEの練習に決まっている。少し早めに行けば誰かいるだろうと思い行ってみたら、案の定やっていた。早速そこに混ざって練習をやった。昨日やったところをもう一度やって再確認する意味もあったが、多くはやり方の違いに目がいった。いろいろと違うところが見えてくるもので、いい勉強になった。自分でも気付かないうちに見落としているものがあるようで、何回も繰り返しやる必要があることにかわりはない。
その後夕方から夜にかけて納会があった。部誌を見ていたら何カ所か校正ミスがあったことに気付いた。あれだけ何回も見直したのにそれをすり抜けるところがやはりあるものだ。1人ではやはり限界があるのだろうか。しかし誰かに頼んでも大概スピードにイライラしてしまうので、1人でやった方が気楽といえば気楽だが。二次会までやって解散したのが11時半頃。その後雨のぱらつく中自転車をこいで帰った。
ここで言っておく。本当に大切な思い出は軽々しく話せるものではない。話した時点で自分だけのものではなくなってしまうからである。本当に大切なものは他人にいじくってもらいたくはない。どんなに聞かれてもそれだけは話せない。そういうものである。

目・耳・鼻エトセトラ

2007年01月19日 20時54分56秒 | 一般
今日は部誌の受け取りに行ってきた。車で届けてくれるはずが取りに行くことになってしまい、新旧キャプテン2人で受け取りに行った。台車を使わせてもらったのでまだ楽ではあったが、さすがに2人だとかなり辛かった。おまけに、明日はセンター試験で構内に入れなくなることが予想されたので、1包をチュートリ部屋に移動させることになった。さすがにここが開かないということはなかろう。
その後はチュートリ部屋でまたOSCEの練習をやった。今日は3人だったのでけっこう効率よくできた。今日メインにやったのは頭頸部である。頭頸部は見る物がたくさんあって一通りこなすのはかなり面倒である。一応やったのだが、なかなか覚えきれない。バイタルはだいぶ楽にできるようになった。脈をとって血圧を測るだけなのでやることもそんなに多くないし、だいぶ慣れてきたためだろうか。脳神経を最後にやったのだが、細かいところを覚える必要があっただけで全体としてはそう問題はなかった。あと1週間、なんとか手技をしみつかせておきたいものである。

目の中と腹のさぐりあい

2007年01月18日 20時21分50秒 | 一般
今日もOSCEの練習に励んだ。今日は臨床技能実習室で救急の練習と眼底鏡・耳鏡の練習をやり、チュートリ部屋で腹部診察の練習をやった。
救急は以前診断学実習でやったのだが、手順をみんなで確認しながらやったので忘れていたところも思い出すことができた。しかし、いざやれといわれたらなかなか出てこないような気がして、まだまだ危ない。救急は本番でも必ず課されるらしいのでマスターしておきたい。
眼底鏡を使って眼底の観察をしたら、散瞳薬なしで視神経乳頭が見えた。意外とすぐに見つかったので、何となくうれしくなった。耳鏡はまだまだうまくいかない。奥を見ようとすると痛がらせてしまうことになるのでなかなか難しいところである。なお、向きを間違えてやたらとまぶしいと思ってしまうというボケをかましてしまったのは余談である。
チュートリ部屋では腹部の診察の練習をした。腹部の診察のキモは膝をいつ立てさせるかにある。視診の際には足は伸ばしておいてもらったほうがよいのだが、打診・触診の際には曲げておいてもらったほうがよい。あとは叩打診を忘れないようにというところか。意外に視診に時間がかかるのは視診は見たものを全部言わなければいけないからである。皮疹・着色斑・手術痕・静脈怒張・皮膚線条といちいち言わなければならない。聴診は腸蠕動音と血管音だけだから大したことはない。打診では肝臓の上界と下界を決めることとTraube三角の打診。触診では深呼吸をさせること。意外にやることは多くない。問題は頭頸部である。これが面倒。

海底二万里

2007年01月17日 20時20分34秒 | 雑談
ジュール・ヴェルヌの有名な小説である。潜水艦ノーティラス号を操るネモ船長と偶然その中に入り込むことになったアロナックス教授・コンセーユ君・ネッド=ランドの3人組の話である。
ノーティラス号は現実の潜水艦よりもずっと快適なのだろうと思った。以前本物の潜水艦の展示があって、中に入って感じたのは小説を読んで抱いたイメージとはだいぶ違うと感じた。もっとも、小説の中にそこまで書き込まれていなかった部分もあったということかもしれない。イメージはイメージのままにしておいた方がいいということもある。現実化されたものを見てがっかりするというのは小説を題材にしたときによくあることである。無論、いかなる方法であれ面白いものは面白いはずだが。
ネモ船長の最後のセリフがまたいい。
「全能の神よ、もうたくさんです!」
何とも奥深いものではありませんか。心の底から色々なものがほとばしっているのがわかる。わずかな言葉の後から透けて見えるでしょう。

ちなみに今日新規格のボールが届いた。手触りがだいぶ違うので、毎日触って手になじませなくては。

ハンマーで痛むは我が身ただ一つ

2007年01月16日 18時49分12秒 | 一般
今日も練習をやるはずだったが、来るはずの人が来ないということでおじゃんになりかけた。が、チュートリ部屋に居座っていたら結局やることができた。昨日とはうってかわりサシでやることになった。そうなると代わる代わるやることになる。しかも評価者がいないのであまり複雑なことはできず、バイタルと反射をやった。上肢の脈拍と血圧を測るだけとはいっても意外に時間をとられるもので、3分半以内にできなければいけないのだが、達成は難しかった。反射は昨日の神経診察の最後にやったところで、あまりきちんとできなかったこともあってやった。昨日は自分でハンマーを振るうことがなかったのだが、今日は思う存分できた。反射がとれないと何回も叩くことになり、添えている自分の手が次第に赤くなってくることになる。腕橈骨筋反射・上腕二頭筋反射・上腕三頭筋反射がなかなか出なくて焦るのだが、やっぱり出ないものは出ない。膝蓋腱反射・アキレス腱反射はまだ楽に出せたのでいいのだが。反射を出す練習はまだまだ足りないらしい。もっとも、いざとなれば「反射の亢進は見られません」で逃げるということになるが・・・

病理の医局に病理のスケッチをとりにいったが、場所がわかりにくかった。一見さんにはなかなか行き着きにくい場所であろう。万人向けの施設ではないのでしかたないか。

OSCE説明&練習

2007年01月15日 20時09分38秒 | 一般
今日の午後はOSCEの説明があるというので行ってみたら、あっという間に終わってしまったうえに出席の判子は自分で○をつけておけという何ともいえないものであった。もちろんそのまま帰る気はなく、チュートリ部屋に移動してOSCEの練習に精を出した。我が班はかなり集まりが良く、最後には6人が集まった。
今日は胸部と上肢・下肢の神経診察をやった。ある程度はやっているので覚えているのだが、細かいところはなかなか気がつかないものである。しかも、一人ではできないのでやはり時間を見てチュートリ部屋に行くしかなさそうである。
なかなか先には進まないが、何人かで色々話をしながらやっていくのは楽しいものである。勉強にもなるので、一石二鳥どころかもっと多くの鳥を落とせそうである。時間が経つのもあっという間で、気がついたら外は真っ暗であった。最後は疲れたせいか、頭が痛くなったのはちょっと残念。
また明日もやる約束になっている。今度は違う部分をやってみたい。

初詣パート2

2007年01月14日 17時38分47秒 | 一般
元日になったばかりの時に目の前の神社に行ってきたが、あらためて浅草寺まで行ってきた。東京にずっと住んでいながら雷門を目の当たりにしたことがなかったので、ちょうどいい機会であった。新年になってだいぶ経ったので人はそんなにいないかと思いきや、やはり混んでいた。さすがに元日ほどの混みようではなかっただろうが、人ばっかりであった。こういう人混みはあまり好きではないのだが、せっかくきたので参拝はしてきた。ちゃんと賽銭も投げてきた。願い事は1つだけにした。あれもこれもと頼むと「二兎を追うものは一兎も得ず」になるかもしれない。なので、厳選に厳選を重ねた願だけかけた。
仲見世ではさほど寒く感じなかったが、遮るもののない広い通りでは風が冷たくて、蔵前まで歩いたらすっかり冷えきってしまった。地下鉄の中が暖かかったのはありがたかった。

津波

2007年01月13日 18時01分07秒 | 雑談
英語でもTsunamiというようで、津波は世界に通用する言葉である。今日の午後に千島海溝で大地震があったらしく、北海道の大半の沿岸部と本州の太平洋側、小笠原諸島に津波警報・注意報が出ている。大きいところで津波は2mに達しようというのだからなかなか大きい。
大津波と言えど、水深のある沖合ではさほど大きい波ではない。そのため、沖合を航行する船舶にはさほど大きい影響はないらしい。浅くなってくるにつれて波は急に大きくなって、よく知った津波の姿になるわけである。
津波のスピードは半端ではない。ジェット機並みのスピードに達するものもあるということで、海岸に打ち寄せる波とは比較にならず、見てから逃げたのでは到底間に合わない。そのため、津波を見に海岸に行くなどというのはまさに自殺行為である。
自然の力は人智を超えたおそるべきものである。人間がそれに立ち向かうのはいささか分が過ぎた行いというものであろう。三十六計逃げるに如かずという言葉もあることだし、かなわないとわかれば逃げるのが最良である。

Happy birthday!!

2007年01月12日 18時11分48秒 | 一般
今から23年前の1月12日の朝、渋谷区のとある産院で一人の男の子が産声を上げた。何でも当時は天候が悪くて、我が子が生まれそうという知らせを受けた父親の足を遅らせ、産院に到着したときにはもう生まれていたということである。その子どもはすくすくとまっすぐに育ち、今日無事に24回目の誕生日を迎えたわけである。

とはいえ、今日は平日であるから何も変わったことはなく、祝ってくれる人も家族をはじめとしてごくわずかに留まりそうである。
誕生日。以前であれば1年で1日だけ自分が主役になれる日だった。今はそんなことはない。別に1年中主役といえばそうなのかもしれないが、誕生日の特別さは年々薄れていっているような気がする。それでも特別な日であることに変わりはない。かのジャイアンだって「心の底から祝ってほしい」とドラえもんに泣きついているではないか。何もみんなにそうしてほしいなどと口幅ったいことを言うつもりはない。ただ、祝ってほしい人に祝ってもらえればそれでいい。

来年も無事に誕生日を迎えられんことを。