かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

入れ替わり立ち替わり~OSCE

2007年01月27日 17時58分51秒 | 試験
そういうわけで、今日はOSCE(Objective Structured Clinical Examination;客観的臨床能力試験)だった。集合場所の本館大講堂は寒いらしいということだったが、特に問題はなかった。それ以前に待つ必要があまりなかった。なぜか試験が最初の組で、10時半には身体診察の試験を受けることができた。そして、12時半過ぎには医療面接が終わってしまった。当局は試験が終わった学生が余計な情報を広めるのを好まないらしく、終わったらさっさと帰りなさいという姿勢だったので、そのままさっさと帰った。なので、非常に早く終わることができたわけである。
さて、試験の詳細については守秘義務があるということなので詳しくは言えないが、そういう流れだったかは全国共通のはずなので書いてもいいだろう。
身体診察の試験には15人が同時にのぞむ。場所はチュートリ部屋で、それぞれの部屋が各ステーションとなっていて、合図の鐘とともに中にはいると課題(頭頸部、胸部、腹部、神経、救急は予めわかっている)が渡され、2分間それを見ることができる。次の合図の鐘とともに試験開始。5分間のうちにこなさなければならない。そして鐘の音とともに試験終了で、すぐにその部屋を出て隣の部屋の扉の前に移動する。移動時間は2分間で次の鐘の音とともに入室・・・というのを繰り返すわけである。
医療面接の場所は経済学部の赤門研究棟だった。こっちは5人が一度に試験を受ける。鐘の音とともに入室し、2分間課題を読んでからスタート。患者役の人を迎えるところからである。試験時間は10分間で鐘の音とともに終了である。
さて、個人的な述懐をすると、身体診察は私は腹部・神経・救急・頭頸部・胸部の順でやったが、一応時間内に全部の課題をこなしたつもりである。腹部はとにかく膝を立てるのを忘れないようにできた。神経はおそれていたものが出なかったのでわりと楽だった。救急はなぜか名札が壊れたのが印象に残っている。動きが激しすぎたのだろうか。出題自体はオーソドックスなものだった。頭頸部はとにかく手早くやった。あまり練習していなかったものが出たが、あまりあわてなかったのでよしとしよう。胸部は意外に手間がかかった。これだけは終わった後の時間の余裕があまりなかった。医療面接は身体診察の後1時間ほど待たされた後だった。話につまるようなこともなかったが、時間をつい忘れてしまい、話を引き延ばしかけたところで終わってしまい、最後の挨拶がややおろそかになったのが残念ではある。
なにはともあれOSCEは無事終わった。打ち上げを今度やることになっているのでそれが楽しみである。そして今度は追試とCBTの勉強である。