かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

津波

2007年01月13日 18時01分07秒 | 雑談
英語でもTsunamiというようで、津波は世界に通用する言葉である。今日の午後に千島海溝で大地震があったらしく、北海道の大半の沿岸部と本州の太平洋側、小笠原諸島に津波警報・注意報が出ている。大きいところで津波は2mに達しようというのだからなかなか大きい。
大津波と言えど、水深のある沖合ではさほど大きい波ではない。そのため、沖合を航行する船舶にはさほど大きい影響はないらしい。浅くなってくるにつれて波は急に大きくなって、よく知った津波の姿になるわけである。
津波のスピードは半端ではない。ジェット機並みのスピードに達するものもあるということで、海岸に打ち寄せる波とは比較にならず、見てから逃げたのでは到底間に合わない。そのため、津波を見に海岸に行くなどというのはまさに自殺行為である。
自然の力は人智を超えたおそるべきものである。人間がそれに立ち向かうのはいささか分が過ぎた行いというものであろう。三十六計逃げるに如かずという言葉もあることだし、かなわないとわかれば逃げるのが最良である。