かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

放射性同位体の使い道

2008年10月09日 18時25分45秒 | 臨床実習
今日は少し毛色が変わり、核医学の実習。場所もこれまでの地下3階ではなく地下1階と地上に近づいた。ただ、その地下1階が問題であった。要するに場所がよくわからないのである。受付で場所を聞いて、黄色いスリッパに履き替えて扉の中に入った。やはり放射性物質を使うということで、やや厳重なようだ。
さて、午前中の話は大まかというのか、核医学検査の仕組みやその他諸々で色々と脱線して楽しい話だった。やはり原理などの話では物理の方にどうしても話が傾く。入試では物理は使わなかったが、こういう話は大好きでわりと引き込まれてしまいがちである。物理もやはり面白い。
ひとしきり話を聞いたり設備を見たり実例を見せてもらったりして、11時半前に終わったので、都合2時間弱だっただろうか。昼休みをとってから12時半頃に小さい部屋に行き、おいてあるフィルムをシャウカステンにかけて内容についてあれこれと話し合った。多少はわかるのだが、わからないものはからっきしで見えるものも見えていないというのが悲しいところである。その後、2時過ぎに先生が来て1つ1つに解説をしてくれた。けっこう丹念にやったので4時頃になってようやく終わった。今日は珍しく時間割通りの時間までかかったが、たいへん勉強になった。病理診断でもそうだが、画像診断も各科の幅広い知識がなくてはやっていけないようだ。もっと勉強が必要ということは言わずもがな。