辞書で「哲学」をひいてみる。
1 世界・人生などの根本原理を追求する学問。古代ギリシアでは学問一般として自然を含む多くの対象を包括していたが、のち諸学が分化・独立することによって、その対象領域が限定されていった。しかし、知識の体系としての諸学の根底をなすという性格は常に失われない。認識論・論理学・存在論・倫理学・美学などの領域を含む。
2 各人の経験に基づく人生観や世界観。また、物事を統一的に把握する理念。「仕事に対しての―をもつ」「人生―」
私は残念ながら医学生で哲学を専攻しているわけではないので、1はまあおいておくことにする。医学といったって深く考えていけばやがては行きつくと思うが。
というわけで、問題は2のほうだ。人生観、世界観というのは結局のところ価値観に行きつくのではないかと思う。つまり、何を是とし何を非とするか。そういうことなのだと思う。もちろん、あらゆるものに黒白をつけられるとは思わない。だからせめてグレースケールとだけ言っておく。とにかく、どの程度の灰色かを決定づける基準がそれであろう。最初からあるわけではない。経験を通じてその経験についてどう思ったか、それをまとめたものが価値観になる、そう考える。
ということは、様々なイベントをつないだものが価値観になるということになる。自分の価値観の根源を追い求めても普遍的なものは得られないかもしれないが、自分の考え方の根本はきっと見えると思う。だから時折こうやって考えてみる。答えはきっとある。が、どこまでも近づくことはできても確定したものは得られないような気がする。もし答えが決まってしまったらもう考えてもつまらないから。
1 世界・人生などの根本原理を追求する学問。古代ギリシアでは学問一般として自然を含む多くの対象を包括していたが、のち諸学が分化・独立することによって、その対象領域が限定されていった。しかし、知識の体系としての諸学の根底をなすという性格は常に失われない。認識論・論理学・存在論・倫理学・美学などの領域を含む。
2 各人の経験に基づく人生観や世界観。また、物事を統一的に把握する理念。「仕事に対しての―をもつ」「人生―」
私は残念ながら医学生で哲学を専攻しているわけではないので、1はまあおいておくことにする。医学といったって深く考えていけばやがては行きつくと思うが。
というわけで、問題は2のほうだ。人生観、世界観というのは結局のところ価値観に行きつくのではないかと思う。つまり、何を是とし何を非とするか。そういうことなのだと思う。もちろん、あらゆるものに黒白をつけられるとは思わない。だからせめてグレースケールとだけ言っておく。とにかく、どの程度の灰色かを決定づける基準がそれであろう。最初からあるわけではない。経験を通じてその経験についてどう思ったか、それをまとめたものが価値観になる、そう考える。
ということは、様々なイベントをつないだものが価値観になるということになる。自分の価値観の根源を追い求めても普遍的なものは得られないかもしれないが、自分の考え方の根本はきっと見えると思う。だから時折こうやって考えてみる。答えはきっとある。が、どこまでも近づくことはできても確定したものは得られないような気がする。もし答えが決まってしまったらもう考えてもつまらないから。