かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

十二支のお話

2006年01月02日 21時10分15秒 | 雑談
今年は戌年だそうで。私の干支は甲子なので、まだあと2年かかるわけですな。今年(10日後)22歳になるのだから当たり前か。
十二支の起こりは、何でも神様のところに新年の挨拶にきた順番だとか。猫はネズミに嘘を教えられたせいで挨拶にいけず、そのため十二支に猫は入っていないということのようだ。昔聞いた話だと、王様を決めるために競走をさせたら、ネズミ・牛・虎・ウサギ・龍・蛇・馬・羊・サル・鶏・犬・イノシシが同時に着いてしまって、神様が困った末に順番に一年ずつ王様にした、ということだった気がする。あまり確かではない記憶だが。
が、これは日本の話。もともと十二支は中国で考えられたものらしい。ベトナムも今はともかくかつては中国文化圏だったから十二支があるが、卯年が猫年になっているらしい。つまり、十二支に猫が入っているわけだ。十二支もバリエーションがあるということか。
干支は十干と十二支を組み合わせたものだ。この組み合わせが1周するのが考えるとわかるが六十年。だから六十歳を還暦というわけだ。十干は五行(木火土金水)に兄(え)と弟(と)をつけたもの。漢字だと甲乙丙丁戊己庚辛壬癸になる。読み方はきのえ、きのと、かのえ・・・というふうになる。「甲乙つけがたい」も成績を「甲乙丙丁」とつけるのもみんなこの字の順番からきている。
この干支、相当昔から使われていたらしい。中国の青銅器に刻まれたものがあるとか。つまり商(殷)代にはすでに使われていたということか。日本でもたまに見かける。甲子園球場もそう。戊辰戦争もそう。壬申の乱もそう。甲午農民戦争なんてものもあったか。辛亥革命もそうだ。歴史上の出来事で結構多用されているのだな。
ちょっとお利口になった一日だった。