POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 2004年7月23日に初めて エアアジア(AirAsia) を利用してから,ジョホールバル→クアラルンプール,シンガポール→バンコク,バンコク→クアラルンプール,ジョホールバル→ペナン,イポー→ジョホールバル,クアラルンプール→バリ,バリ→クアラルンプールと AirAsia をごく普通に利用するようになりました。ここでは,2006年4月23日と2006年5月2日の利用について述べてみましょう。

 シンガポール中心部からタクシーやバスでマレーシアに国境を越えるとジョホールバル(Johor Bahru)があります。そこからさらにセナイ(Senai)に向かうとセナイ空港(スナイ空港)があります。ここから AirAsia は,クアラルンプール,ペナン島,イポー,タイ国境近くのコタバル(Kota Bharu),ジョホール州の東の沖のシブ島(Pulau Sibu),ボルネオ島サバ州のコタキナバル(Kota Kinabalu)やサンダカン(Sandakan)やタワウ(Tawau),ボルネオ島サラワク州のクチン(Kuchin)やミリ(Miri)などに飛んでいます。



 セナイ空港(Sultan Ismail International Airport,スルタン・イスマイル国際空港)は,前回来たときと様変わりです。2階(First Floor)には DUTY FREE のお店もできていましたし,非常にきれいにもなっていました。1階(Ground Floor)には、Lavender Bistro & Cake Shop,Coffee Bean,Marry Brown,Deli N Meal,Dunkin' Donuts,Famous Amos,Daily Fresh,Michigan Pastries といった軽食の店(Food & Beverage)があります。



 変わっていないのは,AirAsia のコンビニのレシートのような搭乗券。搭乗前にうっかり捨ててしまいそう。



 セナイ空港の2階の見取り図です。AirAsiaは,今までの経験ではGATE4からの搭乗です。詳細は,セナイ空港の サイト でどうぞ。



 AirAsia の飛行機は,B737-300 という機種のようです。座席数は150席前後です。日本の国内線で,地方間で利用される飛行機と考えればいいでしょう。 (追記) エアアジアは,主力機材であったこのB737-300を2006年以降,順次エアバスA320に切り替え,2008年にはすべての切り替えが終わっています。



 こんな感じの機内です。ボーイング737-300は,ナローボディ機(narrow-body aircraft)で円筒状の胴体の直径が3~4mです。通路は1本。そこに右に3席,左に3席の座席が並びます。格安航空会社(LCC,Low Cost Carrier)は,搭乗客を詰め込むことで格安の料金を提供しています。 (追記) 2010年現在,エアアジアは180席のA320-200(これもナローボディ機)を51機所有しています。



 2008年2月から、エアアジアはシンガポールから直接クアラルンプールに飛行機を飛ばしています。以下の記事は、シンガポール航空(SIA)とマレーシア航空(MAS)の2社がシンガポール-クアラルンプール間の航路を独占していた時代の苦労話です。

 私たちは、日本からは United Air Lines で深夜にシンガポールに到着です。シンガポールのホテルに1泊して,翌朝シンガポールを足早に観光です。その後、クアラルンプールに移動です。観光を終えて,アラブ・ストリート(Arab Street)と クイーン・ストリート(Queen Street)の交差するところにある クイーン・ストリート・バスターミナル(Queen Street Bus Terminal)にやってきました。

 時間はおよそ 17時ころ。 荷物を預けておいた宿泊ホテルでタクシーを拾おうとしたのですが、なかなか捕まらず、こんな時間になってしまいました。ここからバスに乗って,国境を越え,ジョホールバルにあるセナイ空港からペナンに飛びます。飛行機の出発時間は、19時20分。クイーン・ストリート・バスターミナルは,地図から明らかなように ゴールデン・ランドマーク(現ランドマーク・ヴィレッジ・ホテル,LANDMARK VILLAGE HOTEL)というホテルからは歩いていける距離です。

(info) AppleWorldでの「ランドマーク・ヴィレッジ・ホテル」(LANDMARK VILLAGE HOTEL)の情報



 バスチケットを手に入れます。コーズウェイ・リンク・CW2でセナイ空港に行くことになります。S$2.40です(追記…2010年現在 S$3.00)。なんとも安いバス運賃ですね。「セナイ・エアポート」と言えば入手できます。空席のあるバスに乗せられます。バスは定員に達すると出発します。ほぼ,15分おきに出発します。しかし、ここからが大変、手順を要領よく踏んでいく必要があります。

1. クイーン・ストリート・バスターミナルで、コーズウェイ・リンクの“CW2”のバス(Causeway Link bus No. CW2)に乗るか、SBSの170番のバス(SBS Transit Bus No. 170)に乗って、シンガポールの出入国管理事務所まで行って下車します。荷物もすべて持って降ります。
2. シンガポールの出国の手続きが終わったら、同じくCW2(170番)のバスに再び乗り、橋を渡り、マレーシアの出入国管理事務所で下車します。
3. マレーシアの入国手続きが終わったら、またCW2(170番)のバスに乗り、終点(ラーキン・バスターミナル,Larkin Bus Terminal)で下車します。
4. ここで、コーズウェイ・リンクの333番のバス(Causeway Link bus No. 333)に乗り換えて、セナイ空港に向かいます。バスは20分おきに運行しています。

 乗って(1回め)降りて,出国手続きをして,乗って(2回め),橋を渡って降りて,入国手続きをして,乗って(3回め)降りて、乗り換えて(4回め)降りるとようやく空港です。そのたびにバス・チケットを見せる必要があります。重い旅行荷物を持っていると、これがしんどい。バスはジョホール・バルからシンガポールに働きに来ている人たちの帰宅の時間にあたると特に混雑します。



 2004年7月はこの混雑を避け、タクシーでセナイ空港に向かいました。ホテルのレセプションでセナイ空港に行ってくれるタクシーを前日に頼んでおくのも一つの方法ですが、やや高くつきます。そこで、タクシーで Queen Street にある Johor Bahru 行きのバスの出る Bus Terminal へ。

 ホテルからのタクシーの運転手に、Bus Terminal にある Taxi Stand へ行ってくれ、と告げると、親切なアドバイス。「絶対にタクシーの待合の建物の中にいる運転手に頼みなさい。路上で声をかけてくるのはすべて白タクだよ。」 タクシーを降りるとさっそく、男が“Johor Bahru?”と声をかけてきます。無視をしてもしつこい。建物の中には白いシャツを着た者が数人。入るとすぐに「どこに行く?」と声をかけてきます。“Senai Airport.”というと、その中の1人が、自分のタクシーをとりに行きます。国境を越えるのですから、どのタクシーも行けるわけではありません。許可のあるタクシーが国境を越えられます。

 いざ、出発! Senai Airport まで、どのくらいかかるのか尋ねると、1時間半程度、との返事。料金はどのタクシーでも$50(2004年当時)。待たずに乗れて、さらに90分程度で着くなら、もっとホテルでゆっくりしていればよかった。飛行機が飛ぶ 5時35分まであと4時間もありました。

 運転手にもらった出入国カードを家族3人分、揺れる車中でゆっくりと書いているうちに、なんと書き終わらないうちに、出国ゲートに到着。車は行列を作っていない。パスポートを運転手に渡すと、ブースにいる管理官の手に。われわれはタクシーに乗ったまま。数分で、車は動き出します。あっけない出国。

 車は数メートル移動して、次は、税関。パスポートと出入国カードを運転手に渡すと、同じように管理官に。ベールをした女性の管理官が車に近づき、運転手が降りてトランクを開けます。しかし、荷物を開けさせられることはなく、終了。旅行荷物が多くて、旅行費用に余裕があるのなら、タクシーを利用することをお勧めします。

 車は、ジョホール水道沿いの整備された道路をひた走ります。1時間程度で到着しました。1時間前から搭乗手続きが開始です。搭乗ゲートが開くのは、出発時刻の35分前から10分前までです。このことから考えると、出発時刻の1時間半前に Queen Street をタクシーで出れば、ぎりぎり間に合うことになります。それに、タクシーが遅れたときのために多少時間を加えて、2時間をみればいいことになるでしょう。

 エアアジアが日本に就航し、羽田-クアラルンプール間を飛ぶことになるという発表が近々あると聞き、以前書いた記事に手を入れて、再掲することにしました。

             (この項 健人のパパ)

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