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POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 史上まれに見る豪雨を伴った台風8号(莫拉克颱風、Typhoon Morakot、モーラコット台風)が台湾南部を襲い、多数の死傷者を出し、地域に損害を与えています。8月10日の時点で、情報が不完全ながら、15人の死亡が確認され、150人の行方不明が報告されています。(帯来史上最大雨量的莫拉克台風淹没台湾南部,已造成重大傷亡和損失。据不完全統計,目前有15人死亡約150人失踪。) 高雄県では4か所の村落が土砂崩れで埋没し、高雄県甲仙郷小林村では、村民1313人中1000人ほどがいまだ生死が不明だといいます。(高雄県4个村落遭泥石流淹没,其中又以小林村的灾情最惨重,全村1313人中約千余居民生死不明。



 同じ頃、日本に接近した台風9号(艾涛颱風、Typhoon Etau、アータウ台風)による死者は岡山県と兵庫県を中心に8月10日の時点で死者13人、行方不明18人に達しています。兵庫県佐用町では、夜間に出された避難勧告で避難所に向かう途中に洪水に流されてしまった人たちも数多くいます。

 台風9号はきょう8月11日午前、東海地方の南海上を東へ進んでいますので、本州に上陸の可能性はほとんどなくなりましたが、東海や関東地方では局地的に激しい雨に見舞われる可能性もあり、東海道南方沖を震源とする地震(11日午前5時7分ごろ発生。静岡県伊豆市や焼津市などで震度6弱の揺れを観測。震源地は静岡県御前崎市の北東沖約35キロの駿河湾で、震源の深さは約23キロ、地震の規模(マグニチュード)は6.5(推定))で地盤が緩んでいる恐れもあり、土砂崩れや浸水、河川の急な増水への警戒が必要なのだそうです。

 気象が異常です。エルニーニョの影響だとされていますが、地球が人間に対して何か言いたげにもとれます。



台風8号に伴う記録的な豪雨に見舞われた台湾の中南部地域で、被害が深刻化している。確認されただけでも死者は62人、行方不明は57人にのぼり、犠牲者はさらに増える恐れがある。・・・ 「爆弾がさく裂したような大きな音に振り返ると400メートル先の山が一瞬で消えた」――。8月9日朝に大規模な土石流が発生した小林村。山中に家族ら44人と取り残され、10日にヘリで救助された農業、姚茂雄さん(53)は、避難所となった50km先の内門郷にある道教廟で恐怖の瞬間を語った。・・・午前6時ごろ、突然轟音がとどろき、向こう側の山が黒い土煙を上げて崩れた。直下の約400戸の村は一瞬にして土砂に埋もれ、「助かった者などいない。600人はいただろう」(“剩下都死光了,死了600多人。”)と姚さんは天を仰いだ。・・・村の戸籍上の人口は約1300人。大半は都市部で生活しているとも言われ、災害発生時の住民数は現時点で把握できていない。このため、行方不明者の人数や名前は分からず、時間の経過とともに、住民は焦燥感を募らせている。・・・台湾メディアは今回の豪雨災害について、死者667人を出した1959年8月の台風(台風9号、国際名“Joan")以来、「50年ぶりの大水害」だと報じている。 (2009年8月11日配信、読売新聞)

 土石流の速度が遅かったことで、避難する余裕のあった村落もあったようですが、老人や子供に死者は出ているようです。(繼甲仙郷小林村被土石流滅村後,位於小林村東北方的那瑪夏郷(原三民郷)民族、民權、民生一、民生二村,也被玉打山、古青山、拉比嶺山傾瀉而下的土石流所淹沒。幸運的是,土石流傾流的速度,比小林村稍慢些,大部分的村民得以逃往學校操場等空地,少部分老弱婦孺也不幸慘遭活埋。

 なんとも悲惨です。お亡くなりになられた方々に哀悼の意を示したいと思います。 

 台湾で災害の救援に参加していたヘリコプターが墜落して3名が亡くなってしまいました。なんとも悲惨な、、、(昨天(8月11日)下午參與救援,在屏東霧台山區失事的空勤直升機,卡在霧台伊拉附近的河谷山壁上,救援人員今天上午八點從内埔農工出發救援,救援人員從現場傳回遺憾的消息,三名機組員卡在直升機殘骸内,已經沒有生命跡象。

(追記) 台湾の防災当局は8月12日、台湾中南部での台風8号による大雨被害が、死者103人、行方不明者61人になったと発表した。いくつもの場所で土石流が発生。高雄県甲仙郷小林村や、その南約20キロの新発村が埋まったが、避難民の救出を優先しているため、死者・行方不明者の確認が遅れている。屏東県など他の山間部で救助を待つ被災者も多数おり、家を失った被災者は10,500人に上るとされる。台風上陸から13日で1週間。被害は更に拡大しそうだ。(2009年8月13日、毎日新聞) 

(追記) 台湾の馬英九総統は8月14日、昨年5月の総統就任以来、初めて国家安全会議を招集し、台風8号による死者が500人以上との見方を示した。台湾中南部で大きな被害が8~9日に発生して1週間たち、同会議がようやく開かれて全体の被害規模が公表されるなど、対応の遅れに民衆からは失望感が広がっている。馬総統は会議で、ちょうど50年前の1959年8月に667人が死亡した大水害と比較し、「程度は今回の方が上回る」と指摘。台湾全体で救済と復興を進めていく方針を示し、「被災者が早く正常な生活に戻れるようにしないといけない」と話した。
 また、土石流による生き埋めで300人前後の死亡が13日にほぼ確実になった高雄県甲仙郷小林村については、約380人が生き埋めになったとみられると述べた。防災当局は14日夕までに、死者118人、行方不明者57人と発表。家を失った人は7000人余りで、財産の損失は500億台湾ドル(約1450億円)超に上る。
 (8月14日配信、毎日新聞)

            (この項 健人のパパ)」

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