POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





今年の家族旅行の行き先を思案中です。日本を背にして、右足を前に出してタイに乗せ、左足をベトナムに乗せて、重心は現在ベトナムにかけています。

タイの安全に不安がなければ、タイの歴史を巡る旅になるはずだったのですが、不安が増してきました。テロや事件に巻き込まれる確率は非常に低いとは思いますが、巻き込まれたときは将来ある我が子に申し訳ないし、警告を発している日本政府に対しても申し訳ない。

事故に遭うのは、「運」に責任を負ってもらうとして(事故を恐れていては何もできません。例えば、交通事故を恐れるなら家に籠っているしかありませんし、籠っていても 階段からの転落 といった「家庭内事故」に遭うこともあります。)、事件に巻き込まれる確率を減らすことはできます。事件の多発する地域や時間帯には近づかないようにすればよいのです。いまはどうか知りませんが、学生時代は2駅先に住んではいたのですが、新宿の歌舞伎町には夜遅くには近づきませんでした。

最近では聞きませんが、昔はよく言われました。
「海外旅行は、飛行機事故があるから怖くないですか。」
そのときは、確率論を持ち出します。「生活時間に対して、飛行機に乗っている時間と道路を歩いていたり、自転車に乗っていたり、車を運転していたりしている時間とどちらが多いと思う?」
「道路にいる時間の方が格段に多いよね。それに飛行機事故より交通事故に遭う確率の方が多いよね。確率×時間数で、私は交通事故の方を恐れているんだよ。」
「例えば、君は笑うかも知れないが、信号待ちの時も立ち位置を考えるんだよ。運転を誤り、車が突っ込んできたときにどこにいた方が撥ねられる確率は低いかをね。電柱があれば、その後ろだね。」

それでも、海外に旅行に行きます。東南アジアは「汚く、危険」という人もいますが、それは間違い。ヨーロッパをツアーガイドに率いられて、観光地ばかりを移動していればそれは「綺麗で、安全」でしょう。ある意味で、虚構の観光地域のみを回るのは、旅の楽しみを半減させていると思います。アジアは観光の歴史が浅いので、虚構の観光地域の整備が進んでいないに過ぎません。

どこの国にも「危険な地域と時間帯」があります。そこを避けながらも、その国の歴史、生活、文化、食を楽しみたいものです。それをするには、旅行前に勉強すること。言語に始まって、国の歴史、地域の歴史、食文化、などなど。

世界の都市は、画一化に向かっています。都市にいれば、どこの国にいるか忘れそうになります。利便性を追求すれば、公共交通機関、市民サービスなど同じ方向に向かっていきます。その前に、食中毒、伝染病、政治紛争、テロなどのリスクをコントロールしながら、世界を楽しみたいものです。

外務省の 海外安全ホームページ のベトナムの項です。
「現時点では、ベトナムにおけるイスラム過激派の存在は確認されていないことから、治安当局は、イスラム過激派及びその関連組織によるテロ事件の可能性は低いと考えています。しかし、米国におけるテロ事件がベトナム国内に波及する可能性は排除できないとして、出入国管理を強化し、イスラム過激派などテロリストの入国阻止に努めるとともに、欧米等のベトナム駐在外交団施設の警備を強化しています。」

ベトナムの歴史の勉強を始めました。まずは、Wikipediaで。

         (この項 健人のパパ)

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