散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



この時期になると 我が家の庭に
巣作り素材を集めに つがいの鳥さんがやってきます。

さて、おつう幼少のみぎり、サッカー教室にかよっておりました。
結構いい動きをするのだけれど、ゴールができない子だった。
新聞でサッカー指導者が書かれていた
「気の弱い子は いいパスをする」というエッセイを読んだ時、
ああ まさにこいつのことかも と思ったものでした。

でも 親としてはかっこよくゴールを決めたところも観てみたいもの。
「今度の試合でゴールを決めたら 焼き肉食べに行こう」と提案してみた。

そうしたら たまたま蹴ったボールがうまいことゴールを決めたのでございます。
それからが大変、
試合中(小学校1,2年の頃の ちょっとした練習試合ね)
「やっきにく やっきにく 今日は焼き肉~」と
それは嬉しそうに走り回っていました。
当時の彼は 実に天真爛漫だったの。

野球に転向してからも「ホームラン打ったら回らないお寿司」などと言ってみる。
でも ホームランってそうそう打てないんだよね。
おつうは どちらかというと イチロータイプのバッターだったし。
ギャラリーのみんなも「今日はお寿司だってさー」と応援してくれるけど。
ただ おつうの場合、「ランニングホームラン」というのもあったりして…。

しかしながら お勉強に関しては その手の誘いに乗らないおつう。
「今度のテストで ○位以上だったらドラムセット買ってやる」
「いい 無理だから 自分で買う」
「……」
「それとこれとは関係ないでしょ?」(と 逆につっこんでくる)

身体能力から学業成績に、子どもの評価が移行してくるあたりから
我が家では ご褒美作戦はなくなりました。

さて おつうの友達はなぜかとても優秀な子が多くて
いわゆる小学校からずっと続いている仲間は、なぜかみんな揃って都の西北。
その中に、中学の指定校推薦で高校から進んだこーちゃんというのがいます。
おつうと同じように いつもうちで遊んでいたのに
彼は学年トップで今も一番難易度の高い学部にいます(笑)

その彼。
とても 気の優しい子で、(気が弱いともいう)
小学校時代、親が奮起させようとご褒美作戦に何度も出たらしい。
しかし彼の場合、結果的に約束のヒット一本が打てなかったとすると
ヒットが打てなかったことはどうでもよくて
ご褒美のもらえるはずだったゲームがもらえないことに悲しくて
ぼろぼろと泣いてしまうので、親はとっても困ったそうな。
おかあさんは もういいから 買ってあげるからとなっちゃうそうだ。
その彼もきっと中学に入ってからは、ご褒美があったかどうかは知らないけれど
ちゃんと努力して、おかあさんたちを喜ばせたのだろうから いいじゃん(笑)

最近 子育てもやり直せない彼岸まで と、ことあるごとにつぶやくわたくしですが、
多少投資しても もう少しお勉強してほしいねぇ
と言うと、ご本人は「今までの人生の中で今、一番勉強していると思う」とのたもう。
そりゃ 今までの人生が勉強しなさすぎだったからだよ。
もう少しハードルを上げてみようよ(笑)

よそのお嬢さんが クラスで○番以内だったら髪を染めていいとか
ナントカ検定に受かったら どこそこへ行ってもいい とかといった話題を聞くたびに
わたくしはおつうを(いや アニもだけど)もう一度飲みこんで
やり直したい衝動に駆られております。
(でも それも嘘。気力体力もうないですから)

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