散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



ずいぶん前になりますが 大泉くん主演の 探偵はBARにいる は公開されてすぐ観ました。
感想を書くのを忘れていたのですが 忘れてしまうような感想だったわけです。
おもしろくなかったわけでは決してありません。
我が家は 大泉くんを家族で好きだし、夫ともわくわくしながら観に行ったのです。

ま ストレートな次に起こりうることも大体想像できる ベタな展開の
ほろり人情ドラマ。
映画でなくても 連ドラで楽しんだほうが 長く楽しめるかもと思いました。

で 待ちに待って先週末公開になった 東京オアシス

もともと小林聡美さんの空気感が好きで観始めたのですが
思いがけず 2作目から加瀬くんが参加して ますます心待ちになったというこのシリーズ、
まさに 海鮮丼好き、そこに牡蠣フライがセットでついてくる と言う感じ。

実は、3作目のプールあたりから わたくしの中では少々失速しているものの
こうなったら最後まで見届けなくてはと使命感さえ感じている。

実は実は… 今回の作品
上映中少しうとうとしてしまいました。眠い午後の回ではあったことはあったのですけれど。
(以前 「めがね」を2回劇場で観た時、二度目はちょっと寝ちゃいましたが それとは別)

加瀬くん出演のファーストエピソードでは
最初からしばらくは 首都高速を走る車からの夜景。
これって いつも車の中で
助手席にて眠気を押さえながら眺めている風景そのもの。
この時点で ちょっと眠たくなってしまう。
それでも ある時点から車の中の空気ががらりと変わったのが
スクリーンを通して すぐにわかるのがすごいや。

この作品は 監督が二人 脚本が三人という作り手からなっています。
シーン(エピソード)ごとに脚本と監督が変わってくるわけです。
しかしながら さすがにこれまでの連作に関わっている方たちなので
違和感はまったくなく パンフレットにて担当箇所を確認しなければ
わたくしごときには解らない。

撮影ももちろんシーンごとなので 小林さんともうひとりの登場人物の
会話だけで進行していくお話なのです。

映画のキャッチフレーズが

「見つめてみよう きっと誰かが見えてくる」

個性的にありたいと思えば思うほど 他人と一線おきたくなる。
でも 仕事も生きることもひとりでは出来ないわけです。
そして 逆に どんなに親しい人間関係にも 孤独感はある。
それをただ 哀しいことだと思わないで 誰もが持っている感情なのだと思えば
ひとのことを考えたり 関わっていくことが出来る…のではないかと。
(すいません パンフレットの内容を自分なりに解釈してみました)

そう思っても 小林さんは孤高の女優さんのイメージがありますね。
というか 小林さんの演じる役が と言う意味ですけど。

それにしても 加瀬くんは なぜにあんなにミニバン(車)が似あうのだろう(笑)
アウトレイジでは高級外車に乗っていたと思うけど
そのほかの映画では たいていミニバン。そして作業服。

この作品で一番好きだったシーンは 小林さん演ずるトウコと加瀬くんのナガノの車が
交差して、それぞれがフレームアウトするまで 定点カメラで撮影されていたところ。
トウコが すたすたすたと 背筋を伸ばして歩いて行く姿がとても好きでした。

そして パンフレットの中で加瀬くんが 脚本について沢山語っておられましたが
これはぜひ脚本を読みたい。
加瀬くんの脚本の読み込みへのこだわりは 半端でないと何かに書いてあったけど。

集中して台詞を聴いていると 
頭の中で ぱちゃぱちゃ…とキーボードを打つ音がして 
シナリオが頭の中にできあがってくるような映画でした。

そうそう 映画と言うより
3部構成くらいのオムニバスドラマとして テレビでやってもいいんじゃない?

ごちゃごちゃといろいろ書きましたが 
一体何が言いたいの?と言わないでね(笑)
支離滅裂なpふう感想文の真意がしりたい方は映画館へ。
とても難解なゆるゆる感に きっと居眠りをしてしまう方もいるかも。

例によって個人的な感想にて お許し召され。




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