談山神社の紅葉 Vol.3 2011年12月30日 17時43分14秒 | トラベルフォト 談山神社の本殿からしばらく外の紅葉を眺めた後、欄干に出ました。 欄干の屋根下には吊灯篭がずらっと並んでいます。 長い年月を感じさせる、味わい深い色に変色した灯篭の錆色が、鮮やかな楓の葉の色に映えて、とても秋らしい景色が目の前に広がっていました。 欄干では神社の方が朝の清掃を始めたところ。 板張りの上に落葉した葉と前日の埃を竹箒で掃いています。 「サッ、サッ」という小気味のいい音を聞きながら、じっくりと灯篭にフォーカスを合わせていました。
長谷寺の紅葉 Vol.4 2011年12月29日 16時23分30秒 | トラベルフォト 長谷寺の境内をゆっくりと巡り、すっかり色付いた周囲の紅葉を見て歩いていくと、五重塔に着きました。 やや小ぶりの塔を見上げて、背景にある抜けるような青い秋の空をしばらく眺めていました。 振り返って、また径路に戻ろうとした時、目の前に現れたのがこの紅葉。 赤ともオレンジともピンクとも言い難い不思議な色彩の紅葉が目に入り、杉林の木立の間から湧き出るその強烈な色の魅力に引き込まれました。 繊細で微妙で情緒のあるそれは、まさに和の色でした。
談山神社の紅葉 Vol.2 2011年12月28日 22時04分12秒 | トラベルフォト 再び今年の紅葉を振り返ります。 12月の初旬、紅葉にはもう遅いかな…、というタイミングで談山神社に訪れたのですが、さすがに最盛期は過ぎていたものの、本殿の周囲の楓はまだ所々赤く残っていました。 朝一番に到着したせいか、まだ本殿には人もなく、このオレンジ色の額絵を一人満喫していました。 東から上り始めた朝日の斜光が本殿の畳を横切り、残り少なくなった楓の葉のシルエットがやさしく風に揺れています。 冬の入り口にあったこの時の気温はやや肌寒く、吹きさらしの空間にしばらく身を置いていると、足元から冷えが徐々に昇ってくるのです。 写真を見ていると、鮮やかな色彩と共にその時の寒さがまた蘇ってくるのです。
TOYOTA AQUA(トヨタ アクア) Vol.3 2011年12月27日 22時48分51秒 | 車 TOYOTA AQUA(トヨタ アクア)の売れ筋は、グレード“S”で本体価格179万円より。 コンパクト・ハイブリッドのライバル、フィット ハイブリッドは159万円から。 一方、燃費対決で見れば、JC08モード燃費35.4km/リットルのアクアに対して、フィットHDは26.0km/リットル。 レギュラーガソリン1リッター140円で計算すると、10万キロ走ってその差は約14万円ほど。 つまり車両価格の20万円差の元を取ろうと思えば、15万キロを超えた辺りからペイできる計算です。 燃費換算だけでみればなかなかうまいところを突いてきていますが、車の魅力というのは、もちろんそれだけではありません。 ハイブリッドの方式も違えば、車の味ももちろん違う。パッケージングや使い勝手のトータルバランスで相性が決まります。 今だ人気の衰えを知らないフィットに対し、ニューカマーのアクアがどれだけ攻勢をかけられるか、2012年の本格対決が楽しみです。
TOYOTA AQUA(トヨタ アクア) Vol.2 2011年12月26日 23時00分03秒 | 車 満を持して、遂に発売。 みんなのためのハイブリッド、TOYOTA AQUA(トヨタ アクア)、始動開始です。 東京モーターショーでの発表がやはり効いたみたいです。発売直後からすでにバックオーダー6万台!? 人気車種とはいえ、納車まで4か月待ちとは…。今予約しても春まではお目にかかれないというのも殺生な話です。 ボディーカラーは全10色。 エコカー定番のグリーンがラインナップされていないのが少々不思議ですが、特にイエローやオレンジといった元気色が目を引きます。 今時の街中を見れば、右も左も新旧プリウスで溢れている昨今。 2012年。今度は年明けから次々とアクアで街がいっぱいになるのは、もう間違いないでしょう。
Snowman Festival(スノーマン フェスティバル) Vol.2 2011年12月25日 11時18分00秒 | トラベルフォト こんなに巨大なスノーマンは、これまで見たことがない! 帽子まで入れれば15mはあるでしょうか、ライトアップされた大きな雪だるまは、大阪ステーションシティの2F、アトリウム広場の北側に立っています。 近づいて見てみると、予想を超える体の大きさでしたが、巨体から発せられる威圧感はありません。 それはやはり、このハッピー・スマイルのおかけでしょう。 冬空の下、冷え込む空気の中に現れる暖かい笑顔。 クリスマスにはピッタリの微笑みです。
御堂筋イルミネーション 2011年12月24日 22時02分44秒 | トラベルフォト 三連休の真ん中のイヴ。 今年のクリスマスはこれまでになく日取りに恵まれた年になりました。 街中のイルミネーションもとても煌(きら)びやか。 毎年恒例の御堂筋イルミネーションですが、この桜色のイルミがとても新鮮。 リボンを巻かれた銀杏の幹は、ピンクの光の粒で埋め尽くされ、御堂筋を行き過ぎる人々の横顔を暖かく照らしています。 その後ろで輝いている黄金の光は御堂筋イエロー。 日本最長となる約1.9kmの美しい光のストリートは、見渡す限り、真っ直ぐに続いていました。
Lexus LF-LC Concept 2011年12月23日 17時00分49秒 | 車 このシャープで美しい真紅のクーペ。 デトロイトショー2012に出展が決まったという、レクサスのデザインスタディー“LF-LC Concept”。 複雑に交差する面を絶妙にコントロールしながら、スポーティーでありながら気品あるエクステリアを完成させています。 デザインを担当したのは、トヨタ カリフォルニアのキャルティ・デザイン・リサーチ。 かつても、ソアラやサイオンなど、時代を先取りした先鋭的なデザインを提案しています。 しかも単なる2+2のスポーツクーペではなく、リアホイールの前に“HYBRID”の文字が。 環境時代にピタリと合う、スマートかつラグジュアリーな提案です。
Hybrid Double-Decker Bus 2011年12月22日 23時08分46秒 | 車 来年の2012年はオリンピックイヤー。 ロンドン五輪を控えて、街の景色も徐々に変わりつつあります。 ロンドンと言えば、ビッグベン。衛兵。そして、真っ赤な二階建てバスのダブルデッカー。 あの名物ダブルデッカーが、こんなにもアグレッシブなデザインで生まれ変わるようです。 ロンドンのデザイナー、Thomas Heatherwick(トーマス・へザウィック)の手による新たなダブルデッカーは、従来比15%もの省エネを可能にしたハイブリッド・ディーゼル仕様。 世の中の流れに沿った、環境タイプのバスとして登場予定ですが、やはり気になるのはこの斬新なデザイン。 二階窓から一階窓まで、タスキ掛けのように斜めに回り込むウィンドウシールド。 球と角柱を組み合わせたかのような、他にはない独特なフォルム。 こんなに斬新な見た目なのに、公共交通機関としての静かな存在。 ロンドンの街に秘められた、パンキッシュな一面が垣間見えました。
おん祭 大名行列 2011年12月21日 23時24分29秒 | トラベルフォト おん祭 お渡り式の長い行列を見ていると、やがてやってきたのが大名行列。 奈良の地元、郡山藩の大名行列です。 しばらく進んでいると、突然拍子木が鳴り響き、隊列の進行がストップしました。 すると始まったのが、正式な大名行列の行進。 足を右に左に、全員が歩を合わせて進んでいくかと思うと、隊列の歩みが止まり、ある役目の人足通しが向かい合いました。 写真の向かい合う女性たちの持っているものは立傘のようです。 小休止の際に大名たちが使用する日傘の事ですが、この長い傘を掛け声とともに向かいの相手に向かって、勢いよく放り投げるのです。 ペアとなる相手はみな一斉に、うまいことキャッチし、その鮮やかなパフォーマンスに観客は大きな拍手。 この重そうな立傘を自在に操るなんて、なかなか見事な技でした。
おん祭 馬馴らし 2011年12月19日 22時45分16秒 | トラベルフォト おん祭のお渡り式が始まる前、春日大社への参道にはすでに馬場として砂が一面に撒かれています。 その一帯では、式の華でもある艶やかな時代行列をさらに演出してくれる名脇役、沢山の馬たちが出番を待っていました。 多くの馬たちが手綱を木に結わえられて大人しく待っていましたが、そのうちの何頭かが調教の方たちと共に、馴らしを始めていました。 普段ならば、奈良名物の鹿たちが集う飛火野に、今日だけは馬が小気味のいいリズムで闊歩しています。 特に目を引いたのがこの白馬。 朝日を受けてシルバーに輝く長い尾をなびかせて颯爽と駆けてゆく後ろ姿の美しさには、溜め息しか出せませんでした。
おん祭 お渡り式 2011年12月18日 17時47分03秒 | トラベルフォト それはそれは長い行列となる、お渡り式の先頭をきるのは紅白の長い旗。 後に控える御榊車の前面で、左右に白御旗と紅御旗を掲げて堂々と歩みを進めます。 紅御旗の持ち手が、この長尺の旗をうまくバランスを取って運んでいくのですが、風にあおられて右に左にゆらゆら。 いたずらになびく気まぐれな風を、「エイッ!」としっかりと抑え込んだところで、周囲に笑顔が生まれました。 祭りが笑顔で始まると、見ているこちらも気持ちがほっこりしてきます。 ゴールのお旅所まで、あと少しです。
おん祭 拝殿八乙女(はいでんのやおとめ) 2011年12月17日 21時58分37秒 | デジタルガジェット 古都 奈良での、その年の最後を飾るお祭り、おん祭。 八百七十有余年にわたって続けられてきた歴史あるこの祭りのひとつのハイライトでもある、お渡り式(おわたりしき)では、平安から江戸にかけての伝統衣装に身を包んだ時代行列が繰り広げられます。 春日大社への参道に立ち、行列を眺めていると、郷の神子たちがやってきました。 奈良神子(ならのみこ)、郷神子(ごうのみこ)らに続いて騎乗した姿を見せたのは、拝殿八乙女(はいでんのやおとめ)。 拝殿の名の通り、毎年巫女さんから選ばれるとのことなので、伏し目がちな表情を見せるこの人もきっと巫女さん。 急に冷え込んだこの土曜日。長い旅路のあと、お旅所まであと少しの行程ですが、気は緩めていないようでした。
エルメス 大阪御堂筋のJoyeux Noel(ジョワイユ ノエル) 2011年12月16日 22時32分42秒 | トラベルフォト クリスマスを待つこの季節。 大阪 御堂筋では、毎年恒例のイルミネーションが今年も美しく夜を照らしています。 銀杏並木がきらきらと輝く、いつもとは違う心斎橋の街並みを歩いていると、エルメス 大阪御堂筋の前に、こんなにも巨大なモニュメントが出現していました。 エルメス 銀座ではまた一味違うモニュメントで話題を呼んでいるようですが、ここ大阪ではエルメスの大箱を積み重ねた巨大なケーキ。 したたるクリームの上や空中には、丸いボックス型の天使たちが飛び回っています。 しばらく見ていたら、突然音楽と共に周囲がライトアップされ、楽しいセレモニーが始まり出しました。 しばし外の寒さを忘れさせてくれた、うれしい演出。 クリスマスは、やっぱり華やかで素敵な季節です。
長谷寺の紅葉 Vol.3 2011年12月14日 22時21分15秒 | トラベルフォト 起伏に富む広大な境内を回りながら、色付く紅葉を楽しんで歩いた長谷寺。 本堂から弘法大師御影堂、五重塔に陀羅尼堂を経ていよいよ出口へと近づこうという頃、小さな山門の向こうに大きなお堂があるのに気付きました。 本坊 大講堂です。 お坊さんたちの事務所ですので、中に入ることはできませんが、なぜか入口付近に人だかりが。 これです。 講堂の長い廊下の先に見える真っ赤な楓。 まるで暗闇の向こうに掛けられた、一枚の美しい絵画です。 周囲の皆さんが声を上げるのも頷けました。 この景色を毎年楽しめるなんて、長谷寺のお坊さんたちはとても羨ましいかぎりです。