GOOなMONOたち

ケータイ、音楽、PC、デジカメ。僕らの毎日を楽しく彩るGOOなMONOたちをご紹介!

明日香の鐘馗水仙 (しょうきずいせん)

2009年09月30日 22時45分22秒 | 
明日香村の稲渕の棚田では、毎年恒例の案山子コンクールが開かれていました。
水田脇に立てられた、様々な手作り案山子を見ながら棚田を上っていくと、ベンチのある休憩所の土手に、赤と白に混じって、黄色い彼岸花が。
これまでこんな色の彼岸花を見たことがなかったので、えっ!?と驚いてしまいました。
家に帰って調べると、花の名前は鐘馗水仙(しょうきずいせん)。
巻きの強い花の形が、あの屋根の上の守り神、鐘馗(しょうき)さんの髭のに似ているところから、名前がつけられたということです。
それにしても濃い黄の色目。
そして、複雑に巻かれた彫刻的な花びらの形は、見る人の気持ちを飽きさせませんでした。

稲渕の棚田と彼岸花

2009年09月29日 22時38分48秒 | 
古代の風が吹きわたる地 明日香。
日本の原風景が数多く残るこの村には、日本の棚田百選に選ばれた、稲渕の棚田があります。
その美しい田の稲穂がたわわに実るこの季節、彼岸花が畦道を真っ赤に染めてゆきます。
訪れたのは先週の土曜日、26日。
彼岸花の盛りはもう終わりかけでしたが、グリーンの背景に挑みかけるような強烈な色彩は、十分に目を楽しませてくれました。
彼岸花の赤が美しく映える時期は本当に短くて、天気と花の最盛期と週末とがなかなかピタリと一致することが難しいのですが、ずらりと並んだ深紅の河を見ることができて、小さな幸運をもらうことができました。


フローティング・ダック Vol.2

2009年09月28日 21時33分03秒 | トラベルフォト
フランス、ブラジル、ベルギー。
世界各地を旅してきた黄色いビッグ・ラバー・ダック。
あたたかくて豊かな和み曲線が一番引き立つアングルが、この背中。
小さな両羽をピッと体に沿わせて胸を張る後ろ姿は、どことなく凛々しく見えます。
船に乗る人たちもあっと驚く黄色いヒヨコは、その巨体に似合わないような優しい眼差しで、じっと向こう岸を見つめていました。
展示期間を終え、大川から姿を消したフローティング・ダックは、この先、どこの国でその愛らしい姿を現すのでしょうか。

フローティング・ダック

2009年09月27日 14時10分37秒 | トラベルフォト
話題騒然、大阪の大川に浮かぶ超巨大なアヒルちゃん。
本日9月27日で、日本での公開期間が終了するということなので、早速会いに行ってきました。
水都大阪2009で行われている様々なプロジェクトのひとつ、「Rubber Duck Project 2009」。
オランダの新鋭アーティスト、F.ホフマンの手によるこの巨大なアヒルは、その癒しオーラによって、世界各地の政治的国境分断に対する無意味性を問うという、意外に壮大なコンセプト。
水辺にぷかぷかとただ浮かんでいるだけではないのです。
プロジェクトを開始して間もない9月5日には、中のエアが漏れ出して、その大きな巨体がしぼんでしまうという悲しいアクシデントに見舞われながらも、なんとかこの最終日を迎えました。
高さ9.5mという人を圧倒するほどの大きさなのに、なぜかかわいいやつなのです。

HONDA U3-X

2009年09月26日 21時03分22秒 | 
昨年末、市場環境の悪化を理由に、シーズンを前にして早々とF1撤退を決めたホンダが、それでもロボット技術の開発を続けていた理由が、これで分かりました。
今回発表したこのパーソナルモビリティ・マシンは、ASIMOの自立バランス制御技術を応用したとのこと。
これに加えて、世界初の全方位駆動車輪機構を採用し、“HOT Drive System”と名付けられた独特の自在走行を可能にしています。
YouTube等で公開されているU3-Xの走行状態の動画を見ていると、スーっと滑らかに横滑りする左右の動きがとても不思議に思えます。
そして、この瓢箪型の愛らしいデザイン。
どこかで見覚えがあるなぁ…、と思っていたら、気が付きました。
今は無き、AIBOの最終モデル、ERS-7M3です。
二つの球体が融合して出来上がったというデザインコンセプトのERS-7M3。
同じくロボット仲間のU3-Xも同じようなフォルムに見えてくるのは、単なる偶然なのでしょうか。
    ↓
AIBO Official Site

浮見堂と満月

2009年09月24日 22時40分33秒 | トラベルフォト
今月初め、9月5日の夜のことですが、この日は満月が90度真東から上るという月暦だったので、鷺池に映るまん丸の月を写しに行こうと、奈良公園の浮見堂へと出掛けました。
6時23分に水平線から顔を出すということなので、山の上に現れるまでしばらくかかるかなとは思っていましたが、待つこと30分以上。
あまりに出てこないので、暦を読み違えたのかと思っていたところ、7時過ぎに山の稜線の一部が明るくなり始めてきました。
すると、見る間に月が昇りはじめ、その眩しい姿を水面にも映し出しました。
満月ってけっこう明るいなー…、と思いましたが、その反射光の元である太陽の明るさは、満月の43万倍もあるとか。
さすが生命の源。太陽ってすごい。
月をみて思いました。

BONNIE PINK 「ONE」

2009年09月23日 16時29分44秒 | 音楽
ボニー・ピンクの10枚目のアルバム「ONE」。
5月にリリースされてから4か月も経っていましたが、改めて聴いてみました。
シングルカットされた「Joy」に代表されるように、日常の何気ない、小さな気付きを原点に構成された、実にボニーらしいアルバムに仕上がっています。
やさしさと強さが同居する彼女の心の内がそのまま音となって届けられた、オリジナリティ溢れる独自の世界観は、より鮮明に表現されています。
声の線が細いのに、芯が太いという、不思議なボーカルからは、小さな気持ちの迷いや感情の機微が、歌詞とは別の音色として耳に届き、心にスッと染みてきます。
ジャケットのバックにあるような、ちょうどこんな夕暮れの中、ひとり静かに聴くのがピッタリなアルバムです。

トラバントnT コンセプト Vol.3

2009年09月21日 23時42分52秒 | 
元祖トラバントのデザインの魅力は、アノニマス ( 匿名性・無名性 ) にあります。
資本主義社会の厳しい市場原理に揉まれることなく育てられたこの車にとって、“Cd値を低減させるための空力解析”とか、“安全性を高めるための車体剛性”とか“ボディラインを美しく見せるための多層膜塗装コートの採用”といったような、華々しい設計思想は一切ありません。
「ヘッドライトは前に二つ、照射効率が一番いいから形は丸。」「バンパーは前と後ろの端っこに。」「ウインドシールドは水が漏れないようゴムでしっかりシーリング。」みたいな、極めて分かりやすく明解な、ある意味無駄をそぎ落とした設計で生産されたこの車。
まるで、ちいさな子供にクレヨンで描かせたクルマが、そのまま画用紙から飛び出したかのような、不思議と馴染みのある外観になったのは、その外連味(けれんみ)の無さによるものです。
それが、単なるレトロとかノスタルジックとかいう言葉を超えて、トラバントが今でも愛されている理由なのです。

トラバントnT コンセプト Vol.2

2009年09月20日 10時11分33秒 | 
「Kaizen(改善)とは無縁の、2スト500ccの頼りない旧式エンジンから吐き出す、燃費の悪い排気ガス」というのが、旧社会主義国家の国営車、元祖トラバントのイメージ。
ところが、今回華々しくお披露目を迎えたトラバントnTのコンセプトはなんと、最新のEV(電気自動車)という驚きの構想。
環境対応車が嫌が応にも注目される時代にお披露目となったコンセプトモデルなだけに、随分都合がいいなとは思いますが、新世紀に相応しいクリーンな車へと生まれ変わろうとする姿勢は、誰もが賛成です。
「Trabi:トラビ」の名前で愛されてきたトラバント。
トラバントnTの“nT”は「New Trabi:ニュー・トラビ」の略。
中身は大きく変貌しても、丸目のヘッドライトや、縦目のテールランプなど、ファニーで人懐っこい外観には、トラビのDNAがしっかりと受け継がれています。

トラバントnT コンセプト

2009年09月19日 14時23分08秒 | 
「あのトラバントが復活!?」のニュースを聞いて、わくわくしているクルマ好きな人はきっと多いはず。
旧東ドイツの国民車トラバントがコンセプトカーとして、フランクフルトモーターショー09でお披露目されました。
トラバントといえば、旧東ドイツの国営企業による、当時の社会主義的生産効率で作り出された小型車で、スタイリッシュとか、おしゃれとか、質実剛健とか言った言葉とは全く無縁の、なんともさえない外観が逆にクール!といった、不思議な魅力と愛嬌を持っているクルマです。
日本ではほとんどその姿を見ることはありませんが、随分昔に東京の郊外で一度だけ遭遇したときは、「本物なのだろうか?」とドキドキした覚えがあります。
今回発表された“トラバントnT”はまだコンセプト段階ですが、その時のドキドキが胸に蘇ってきました。
    ↓
トラバント

柳茶屋の鬼瓦

2009年09月17日 23時49分45秒 | トラベルフォト
朝、奈良 興福寺の境内を散策していた時のこと。
五重塔を眺め終え、玉砂利の道をてくてくと歩いていると、突然異様な視線に捉われ、ハッとなりました。
茶懐石料理屋の柳茶屋の、銅板の屋根の上で睨みを利かす、強烈な表情と不思議な迫力を持った屋根瓦。
目が釘付けになったその瞬間、昔読んだ手塚治の「火の鳥 鳳凰編」に出てくる、片腕の仏師、我王の鬼瓦を思い出しました。
人の世に対する、己の怒りの感情の全てをぶつけて我王が作りだす、奇怪な鬼瓦の数々は、異様な迫力に満ちあふれ、まるで手塚治の魂がペン先に宿ったかのように、心を打ったことを覚えています。
もし叶うのであれば、僕の心を揺さぶるこの鬼瓦を造った鬼師に、ぜひともお会いしてみたいと心底思いました。

Sony ウォークマン Aシリーズ

2009年09月16日 22時01分17秒 | デジタルガジェット
まさにシーソー・ゲーム。
先月末に、ウォークマンがiPodを0.9ポイント差で逆転したと経済各紙が報じたと思ったら、先週はアップルのイベントにて、魅力的な新型iPodシリーズが発表され、話題を呼びました。
ならば、今度はウォークマン。
今回発表した新たなシリーズは、確かに気合が入っています。
特に気になるのがこのAシリーズ。
iPodにはない、日本市場に的を絞った機能を満載して、強力な魅力を放っています。
中でも、ワンセグ、ノイズキャンセリング、歌詞ピタ表示機能などは、日本の製品ならではの使い勝手のポイントをきっちり押さえています。(※Aシリーズにはワンセグはありませんでした、スミマセン! 9/23 訂正)
iPodからの乗り換えの際に、最も高い障壁となっていたiTunesデータベースの問題も、上位機種のXシリーズ同様、ドラッグ&ドロップでの曲転送を採用しています。
垣根が低くなってきた上、日本独自のうれしい機能が沢山詰まった今回のウォークマン。
iPodの良きライバルへと進化してきました。

柴又帝釈天 邃渓園(すいけいえん)の蝉 Vol.2

2009年09月14日 09時16分56秒 | トラベルフォト
渡り廊下を進んでいくうちに、地面をよく見れば小さな穴が無数に開いています。
アリの巣穴よりも数倍大きい直径から察するに、やはり蝉の幼虫が抜け出したものに違いありません。
奥庭にある茶室まで来てみると、蝉の抜け殻は一気に増え、門扉の柱や生垣には一目見ただけでも5つの個体を発見。
写真では、手前に映るものの奥の柱に、あと二個とりついています。
この日連れ出したカメラはNikon D300でしたが、抜け殻の持つパリパリ感といい、乾いた竹と湿り気を帯びた柱の質感や、縄の褪せた感じなど、残暑の午後の空気を実にリアルに写し撮ってくれました。
ニコンがDXフォーマットのフラッグシップと銘打った機種だけあって、実に味わい深い、いいカメラです。

柴又帝釈天 邃渓園(すいけいえん)の蝉

2009年09月13日 11時21分57秒 | トラベルフォト
今年の夏って、いつ始まっていつ終わったのだろう思うほど、例年になくぼんやりとした感じの暑さでしたが、それでも夏の名残りはそこかしこに。
東京 柴又帝釈天にある回廊式庭園、邃渓園(すいけいえん)を巡っていた時のこと。
庭園をぐるりと囲むように配された回廊の途中、柱のシルエットの一部が目に入り、見ればそれはまさに夏のアイテム。蝉の抜け殻でした。
小さな頃からよく手にしたお馴染みのモノであるはずなのに、この日は一つの小さな発見をしたのです。
とても興味深く思えたのは、素通しの目。
真横から見ると、あのパリパリとした透けた両目が、外光を透かしているため、まるで光っているように見えたのです。
背景の葉っぱと同じ緑色に光る蝉の目が、なんとなくおかしくて、幼い頃セミ取りに夢中だった時の思いが、すっと湧き上がり、消えました。

New iPod nano

2009年09月12日 17時46分43秒 | デジタルガジェット
気が付けばiPod nanoももう第5世代。
新型と言っても、外装のアルミニウムがツヤツヤの光沢になっただけかと思っていましたが、実は随分各所に手を加えられたモデルでした。
写真手前が第4世代の旧nano、後ろが新型nanoですが、おなじみのクリックホイール位置が大きく変わって見えるほど、液晶画面が大型化しているのです。
2型から2.2型、解像度で言えば240×320ドットから240×376ドット。
つまり、縦方向に56ドット分伸びています。
もともと躯体の小さなnanoですから、画面が少しでも大型化することは、使いやすさに直結します。
本体の大きさキープのままで、表示画面が大型化しているということは、次のnanoはやっぱり、全身画面でタッチコントロールということになるのでしょうか。
ちょっと気が早過ぎる話だけど。