GOOなMONOたち

ケータイ、音楽、PC、デジカメ。僕らの毎日を楽しく彩るGOOなMONOたちをご紹介!

南禅寺

2008年12月27日 22時51分55秒 | トラベルフォト
一体この人に何があったのでしょうか。
京都 南禅寺の三門の向こう側に腰を置く、かの人。
早朝8時半、まだ人の姿がほとんど見えないこの南禅寺に、一背負いの荷物を横に、項垂れたように腰を下ろしているその姿には、様々な想像を巡らされてしまいます。
今まさに人生の岐路に立つのか、それとも家族のことを思うのか、はたまた、ただ疲れてウトウトしているだけなのか。
いずれにしても、「変」の字で終わろうとする激変の2008年。
これまでITがもたらした情報化の波は、世の中の様々なことを、驚異的な速度で変革してきました。
強制的に急ブレーキをかけさせられた今、もう一度じっくりと腰を据えて「自分」に眼を向けてみるのもいいかもしれません。

RICOH AUTO HALF (オートハーフ) Vol.5

2008年12月25日 22時30分14秒 | GOO MONO クラシック
さて、先日ご紹介の通り、本日より別ブログにて、このオートハーフを含めた三つのハーフサイズカメラで写した、三つの都(みやこ)の風景をご紹介いたします。
奈良、京都、東京と、時代を経て移り変わったそれぞれの都をキャンバスに、40歳を超えて愛されてきたハーフサイズカメラたちが描く、ちょっぴりノスタルジックな街の姿。
フォトログのタイトルは、「1/2の時間 : half time」です。
仕事と仕事の間のハーフタイムに、くつろぎの写真をお楽しみください。
フィルムの現像、フィルムスキャンなど、デジタルフォトのようにタイムリーな掲載ができませんが、不定期なフォトログ、お好きなお飲み物と一緒に、ゆっくりお付き合いください。
    ↓
1/2の時間 : half time

RICOH AUTO HALF (オートハーフ) Vol.4

2008年12月24日 22時41分49秒 | GOO MONO クラシック
オートハーフ。
カメラとしての最大の特徴が、ぜんまい仕掛けによる、フィルム自動巻き上げ機構。
写真向って右側の足元にある円筒形のWINDSノブが、巻き上げ機構のキーポイント。
フィルムを本体内にセットした後、このWINDSノブを巻き上げていくと、ワインダーがパワーチャージされます。
あとはただ、シャッターを押すだけ。
シャッターを切ると同時に、「シュウィッ」と小気味のいい音を立てて、フィルムが一枚分、自動で巻き上げられます。
巻き上げたぜんまいのパワーが続く限り、いつでも即、撮影待機状態。
巻き上げ動作がいらないオートハーフは、そのコンパクトボディの手軽さと相まって、テンポの良いお気軽なスナップ写真が撮れそうです。

RICOH AUTO HALF (オートハーフ) Vol.3

2008年12月23日 22時27分18秒 | GOO MONO クラシック
カクカクシカジカ、四角いフォルムのオートハーフ。
レンズカバーももちろん長四角。
こうした直線と円だけで構成されたシンプルな外観ですが、そうしたベーシックなフォルムをベースにしているがゆえ、ひときわ目を引くのが、セルフタイマーのレバー。
レバーのセンター部分にキラリと光るスターマークは、まるで切子の刃を入れたように、鮮やかなカッティングが施されています。
従って、角度を少し変えるだけでいつでもキラキラひかるのです。
無骨なブラックボディに合わせた、絶妙なワンポイント・アクセント。
40年前に生まれたカメラいうことが信じられないほど、ビビットに決まっている、見事なチャームになっています。

RICOH AUTO HALF (オートハーフ) Vol.2

2008年12月22日 23時16分39秒 | GOO MONO クラシック
1960年代、日本では世界でも類をみないほど秀逸なハーフサイズカメラが、数多く生まれました。
このオートハーフもそのひとつ。
35㎜フィルムを半分に割って撮影するという、実にエコノミーなコンセプトで誕生した、ハーフサイズカメラの数々。
24枚撮りフィルムなら48枚、36枚撮りならなんと72枚以上!
膨大すぎて持て余してしまうほどの撮影枚数は、日常のスナップ写真を気兼ねなくパシャパシャと撮って楽しめるという、精神衛生上とても良いカジュアルカメラの登場は、多くの人々に支持され、一つの時代を築いてきました。
40年前のこのカメラを手にしてみると、極薄サイズのコンパクトデジカメ全盛の中、手にがっちり掴めるボクシーなボディーが実に新鮮。
天面絞りリングの、ピッチの細かいローレットが、小気味良いディティールを演出しています。

RICOH AUTO HALF (オートハーフ)

2008年12月21日 22時28分50秒 | GOO MONO クラシック
1962年11月、リコーを代表する名機が発売されました。
累計で1600万台以上と言われる驚異的な数を売り上げたシリーズ“AUTO HALF (オートハーフ)”
先日手に入れたのが、このシリーズである「オートハーフSE」。
数あるシリーズを網羅したデータ表を見ると、ストロボのホットシューが搭載されたのは、「SE2」からなのですが、なぜかパネルの表記は「SE」。
ちょっと首を傾げましたが、そうしたことは横に置いても、花柄やサイケ柄など、キュートなイメージのオートハーフが多い中、この精悍な顔つきのブラックボディに、強く心を掴まれました。
36枚撮りのフィルムを詰めて、早速撮影を開始しましたが、デジタルに慣れきった癖で、シャッターの度に、液晶画面も何もない裏蓋に目をやってしまいます。
20年ぶりの銀塩の楽しみ。
ハーフサイズカメラの魅力をいっぱいに詰めて、近々別のブログで、ハーフの写真のフォトログを予定しています。
ぜひともお楽しみに。

絹雲(けんうん)

2008年12月20日 22時26分24秒 | トラベルフォト
今朝、何気なく空を見上げたら、なんだかきれいな絹雲(けんうん)が一面に広がっていました。
絹雲(きぬぐも)とも言われるだけあって、大きな水色のキャンバスにやわらかな刷毛で、サッと描いたような、気持ちいい白。
空一面に絹雲が広がると雨が近いといった気象伝承の通り、明日後半から天気は崩れてきそうです。
でも今日の晴れた空の気持ち良さは、鳥も感じているのでしょう。
写真の中央ちょっと下あたりに、小鷺がのんびり羽を広げて悠々と飛んでいるのが映っているのが見えるでしょうか。

蒼鷺(アオサギ)

2008年12月19日 23時12分22秒 | BIRD
近くの公園をぶらぶらしていると、小さな造成池の真ん中にある岩に、一羽のアオサギがとまっていました。
微動だにせず、宙を睨むその鋭い視線。
まるで、悟りを開いた仙人にも似た険しい表情。
やや年期の入った胸元の飾り羽が、彼の威厳をさらに引き立てています。
しかし、このようなモノトーン・カラーのいでたちなのに、なぜ“アオサギ”なのか。
こんな時は、やはりWikipedia。
「アオサギ」のアオは古語で灰色のことを指すとのこと。
確かに“蒼白”などに使われる蒼色には、色味を感じさせないものがあります。
蒼く、クールなその風貌は、まさしく蒼鷺です。

唐辛子(トウガラシ)

2008年12月18日 21時50分02秒 | トラベルフォト
滝坂の道から戻り、民家の間をてくてくと散歩している途中に出くわしたのが、このトウガラシ。
家からすこし離れた家庭菜園に生っていたのですが、この色彩の鮮やかさに、一目で参ってしまいました。
グリーン、オレンジ、レッドなど、まるで生鮮売り場に置かれたパプリカのような楽しいビタミン・カラー。
畑の中で、見るからにほったらかしの状態でしたが、トウガラシの実は全く元気に育っていました。
発見した僕自身もすっかり元気をもらい、山道を歩いて疲労ぎみのふくらはぎから、疲れが消えていくような気分でした。

地獄谷新池 Vol.2

2008年12月17日 22時33分44秒 | トラベルフォト
滝坂の道へ入り、石畳の山道をゆっくりと散策しながら一時間ほど。
首切り地蔵の休憩所で一息入れたら、その先すぐのところにあるのが地獄谷園地。
ここには能登川の源流となっている大きな池があり、それがこの“地獄谷新池”。
そうです、油絵のようにも見えるこの写真は、水面に映った新池の紅葉。
晩秋を映した池を静かに眺めていると、やおら地獄谷一帯を、冷たい冬の風が吹き抜けて行きました。
すると、今まで鏡のようだった水面が大変細やかなさざ波に覆われ、まるで突然スイッチが切り替わったように、池全体が、ゴッホタッチで描かれたキャンバスのように変化していきました。
そこに、自然の成す鮮やかなイリュージョンを見ました。

滝坂の道

2008年12月16日 22時03分36秒 | トラベルフォト
滝坂の道に入ると、そこは春日山原始林。
山道に入るまでは朝日が見えていたのに、日の光が木々に遮られた道の空気は静まり返り、しんとしていました。
そんな静寂の間を、道沿いに流れる能登川のせせらぎがかすかに、そして絶え間なく耳にしながら歩いていると、川の流れに打たれている楓が目に映りました。
冷たい水に晒されて黒光りする岩肌に、均等に張り付いた黄色と橙色の楓の葉が描く模様は、美しい着物の柄のようにも見え、原始林の日陰によるグレイの世界の中で、ひときわ華やかな彩りを見せていました。

氷柱(つらら)

2008年12月15日 22時27分47秒 | トラベルフォト
師走も半ば、紅葉も散りゆき、いよいよ寒さ本番も間近になってきました。
そこで今日は、今年の冬を先取る写真を一枚。
早朝、奈良 春日山の風景を撮りに滝坂の道へと向かうと、民家の脇の用水路から、静かな水の音が。
日の出る直前ともあって、空気がピンと張り出したその時間、音のする方に目をやると、ご覧のような氷柱(つらら)。
小さな用水路からの水しぶきを糧に、ゆっくりと成長を続けていたかわいらしい氷柱は、水から氷へ移行する温度が近しいせいでしょうか、霜も下りずにきれいな透明度を誇っています。
確かに冷たい氷柱なのですが、氷の先もやさしくまあるくて、小さい頃におばあちゃんからよくもらった水飴が、舌の上にとろんと乗っかる感触を思い出しました。

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行者橋(ぎょうじゃばし) Vol.2

2008年12月13日 22時15分17秒 | トラベルフォト
橋幅約70㎝となれば、やはり渡ってみたくなるのが人情。
正面から見下ろすとこの狭さ。
一本橋とは言いながら、二本の御影石を渡した行者橋は、思った以上にしっかりとした造り。
意外と水面に近く、幅が細い上に手摺も無いのですが、不安を感じることは全くありません。
これなら確かに自転車でも、と思えるほどでした。
古川町のアーケードを抜けた真ん前にかかっているせいか、いつでも様々な人が行き来しています。
小さいながらも町の生活にはかかすことのできない行者橋。
柳の通りと穏やかな小川の流れ。そこにかかる小橋の風景は、この町の生活と一体となった、ほんのり風情を感じる京の景色です。

行者橋(ぎょうじゃばし)

2008年12月12日 22時39分09秒 | トラベルフォト
京都白川にかかる「行者橋(ぎょうじゃばし)」。
名付けの由来は、比叡山の千日回峰という行(ぎょう)を行う行者が、京の町に入洛するとき最初にこの橋を渡るため。
しかし、行者橋とは通称で、本当の名は「一本橋」、または「古川町橋」とも。
いかにも頼りないこの橋幅。約70㎝という狭さにもかかわらず、意外なほど人の往来の多い橋です。
男子たるもの、ちょっとしたスリルは、やっぱりチャレンジしたくなるもの。
なんと自転車で、しかも高速で通り抜ける猛者もいると聞きます。
どこか間が抜けていて、とぼけたようにも見えるこの行者橋の魅力は、一本橋を支えている、ちょっと頼りなげな三組の脚。
「脚」ではなく「足」と言いたくなるような、けなげな二本の円柱が支えている姿を前にすると、気持ちがほんわりしてきます。

Xmini Vol.2

2008年12月11日 23時37分57秒 | デジタルガジェット
Walkman Phone, Xminiの登場に合わせて始まるauのサービス「着うたフルプラス」は、なかなか見逃せない内容になっています。
かつてない高音質をうたうそのビットレートは、AACの320kbps。
iTunesのデフォルトのビットレートが128kbpsですから、その密度は2.5倍。
更に、「クリアオーディオテクノロジー」をはじめとする、音質で定評のある様々なウォークマン・テクノロジーが搭載されているこのXmini。
内蔵メモリーの量以外は、音楽の楽しみを十分に満足させてくれそうです。
また、意表を突くボディのカラーリングは、なかなかその意図を把握しづらいひねりの利いた変化球。
オリジナリティという点では、間違いなくオンリーワンです。