一般的に、センサーサイズが大きいほどボケの量が豊かになります。そしてまた、
レンズのF値が明るいほどボケの量が豊かになります。では、フルサイズの1/4
ほどの面積しかない大きさのフォーサーズセンサーに、明るいレンズを組み
合わせた時のボケ具合とは?
DMC-LX100が搭載している本体一体型のレンズ、F1.7 LEICA DC
VARIO-SUMMILUX。F1.7スタートという驚異の明るさを誇るズームレンズ
ですが、このレンズと、DMC-LX100の4/3型MOSセンサーとの
コンビネーションが生み出すボケ味を試すため、早速撮影開始!
距離に比例したボケ具合を段階的に見極めようと選んだ被写体は、法隆寺の
東側の通り沿いの長い土塀。手前から奥までずらりと並ぶ三つ巴紋の軒丸瓦の
一番手前にピントを合わせ、絞りはF3.2で撮影。3番目から奥にかけて、
極自然に柔らかく背景に溶けていくのが分かります。
APS-Cよりも一回り小さなフォーサーズ規格のセンサーなので、どれくらい
綺麗なボケを見せてくれるのだろう?と思っていましたが、ご覧の通り、
予想を超える立体感。合焦箇所の質感もなかなかです。コンパクトデジカメ
とは思えない、一段上の上質なタッチを表現してくれました!
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