タイ、アユタヤの寺院跡、ワット・プラ マハタートにある有名な仏頭です。
木のたもとに気付かれないまま放置された仏頭が、まるで木の根の一部として取り込まれてしまったようなこの情景。
戦乱の後の長い年月を経て、おだやかに自然と一体化したこの佇まいを前にしていると、肌を刺すほどの日差しの暑さが、少しだけ和らぎました。
しかし、1767年のビルマ軍(当時)による寺院の破壊や、仏頭の持ち去りから偶然逃れた仏頭のこの姿。
おだやかに微笑む仏陀の表情は、人間の愚かな行為すべてを包み込むようなやさしさにあふれています。
ただ、悲しい歴史の背景を知ると、やはり手を合わさずにはおれません。
木のたもとに気付かれないまま放置された仏頭が、まるで木の根の一部として取り込まれてしまったようなこの情景。
戦乱の後の長い年月を経て、おだやかに自然と一体化したこの佇まいを前にしていると、肌を刺すほどの日差しの暑さが、少しだけ和らぎました。
しかし、1767年のビルマ軍(当時)による寺院の破壊や、仏頭の持ち去りから偶然逃れた仏頭のこの姿。
おだやかに微笑む仏陀の表情は、人間の愚かな行為すべてを包み込むようなやさしさにあふれています。
ただ、悲しい歴史の背景を知ると、やはり手を合わさずにはおれません。