GOOなMONOたち

ケータイ、音楽、PC、デジカメ。僕らの毎日を楽しく彩るGOOなMONOたちをご紹介!

FUJIFILM X10

2011年08月31日 22時05分48秒 | デジタルガジェット

毎年9月の恒例、カメラの世界的祭典 CliQ2011(旧称PMA)が今年は中止と決まりましたが、その9月を目前に、カメラメーカー各社から続々と意欲的な製品が発表されています。

富士フィルムからはAPSコンパクトのX100に続くマイクロハイエンドの弟分、X10が発表されました。

X100同様、一見クラシカルなレンジファインダー機のようにも見える、渋いデザインですが、そのボディは実に小さい!

カメラの基本を忠実に抑えた構成のまま、グッとコンパクトにまとめたフォルムは、緻密な凝縮感と本物感が漂います。

中身が完全デジタル仕様であろうと、カメラは写す道具であることを、黒で統一されたX10のデザインが寡黙に主張しています。

“プロシューマー”コンパクトデジタルカメラと銘打っている訳ですから、おそらくその価格も“プロシューマー”値段。

本気で使い込んでみたいと思わせるその風貌は、なかなかいい顔しています。

SONY a77(アルファ 77) Vol.2

2011年08月29日 22時51分02秒 | デジタルガジェット

昨日、話題を呼ぶSONYの新型a77(アルファ 77)を見に行ってきました。

ソニースタイル大阪に到着すると、すでに多くのカメラファンが詰めかけ、立ち並びの列につき、順番を待ちました。

実機に手を触れて、最も気になっていたEVF(電子ビューファインダー)を覗いてみると、とても新鮮な驚きと発見が数多くありました。

まず思ったのが、本当にEVF?という素直な感想。

想像以上にクリアで、一眼レフのファインダーと遜色のない自然な見え方。

もちろんデジタルファインダー特有のやや人工的な雰囲気はあるのですが、それを補って余りあるEVFの利点があるのです。

それは、露出補正やホワイトバランス、更にはボケの雰囲気までをも、ファインダー内で事前確認することが可能なのです。

よく考えれば、EVFであればそんなの当たり前なのですが、本格一眼レフのファインダー越しに見ると、なんとも目から鱗的な事態なのです。

ベテランカメラマンからすれば、そんなお遊びは…、と思われるかもしれませんが、何かカメラの新たな未来の一端を見たような思いに捉われました。

本格ユーザーが支える老舗のキャノン、ニコンではなかなかチャレンジできない、こんなアプローチ。

ソニーのアルファ。これは侮ない存在です。

Canon IXUS 230 HS

2011年08月27日 15時12分23秒 | デジタルガジェット

先日、海外で先行発表されたCanon IXUS 230 HS。

国内モデルでいえば、現行機のIXY 210Fの後継機にあたるものと思われます。

IXY 210Fもその発色の綺麗な4つのボディカラーが印象的ですが、今回発表のIXUS 230 HSは6カラー。

そしてそのどれもが、メタル外装の地色を生かした、美しい染色カラーで展開され、特に新色のパープルが新鮮。

バッグに入れて常に持ち歩くツールであるケータイが、スマホへとシフトしつつあり、かつてのような鮮やかなカラバリが無くなりつつありますが、代わって近頃のコンパクトデジカメはとっても華やか。

思わずハッと目を引くような魅力的なカラーで、その個性を主張し始めたということは、つまり、各メーカーごとの性能差が縮まり、機能が成熟の域に達しつつあるという証拠なのでしょうか。

APPLE

2011年08月26日 21時27分03秒 | パソコン

15年ほど前、僕にとって初めてのマック、Macintosh Performa 5210を手に入れました。

負荷のかかるグラフィックソフトを駆使している最中、突如現れる爆弾マークにドキドキしながら、ISDNでのインターネット接続に四苦八苦しながら、それでも、15インチの小さな画面の中に無限の可能性を感じつつ、パワーボタンに手を伸ばすたび、APPLEが提案するパーソナルコンピューターの楽しさとワクワクする気持ちを存分に感じていました。

あれからいくつものMacintoshを使い続けてきましたが、気が付けばそのブランドマークも、かつてのレインボーアップルからモノカラーのリンゴへと変わっています。

しかし、そのひとかじりされたリンゴのシルエットは一貫して変わることがないように、APPLE社の革新的な企業姿勢も、ひとりの大いなるカリスマの去った後も生き続けるでしょう。

いま振り返れば、使い慣れていたレガシーインターフェースが切り捨てられるたびに、APPLEに対して憤懣やるかたない思いを感じていましたが、それはつまり断捨離(だんしゃり)。

新たな気を体の内に入れるためには、余分なものをまず捨てる。

研ぎ澄まされたその感覚と潔い姿勢。

いつの時代もその新しさで、僕らを驚かし続けてほしいと願います。

SONY NEX-7

2011年08月24日 16時34分56秒 | デジタルガジェット

SONYから、一眼レフa(アルファ)77、a(アルファ)65の発表と並んで、APS-Cミラーレスのフラッグシップ、NEX-7も同時発表。

天面部に備えたツインのモードダイアルが示す通り、本格一眼レフにも似たこだわりの道具感、背面部のホイールダイアルを組み合わせた“Tri-Dial Navi(トライダイヤルナビ)”と名付けられた、細やかなマニュアル設定のインターフェースなど、デザイン、操作性ともに意欲的な製品となっています。

そして、フラッグシップモデルとして、ハイ・アマチュアやプロにもなるほどと思わせるのが、EVFの存在。

ファインダーを通して見るからこそ、被写体を正確に切り取ることができると考えるのが一眼レフ経験者。

右手でグリップし、左手でアングルを決め、接眼部で本体を固定する、そのスタイルこそが撮影の基本として身についているカメラユーザーにとって、やはりここは譲れないところ。

約235万ドット有機EL採用のファインダーの見え方が、どの程度の完成度なのかが気になるところですが、本格カメラとしての要素をきちんと押さえたNEX-7の存在は、あなどれません。

SONY a77(アルファ 77)

2011年08月23日 17時17分21秒 | デジタルガジェット

明日発表と噂されるSONYの新型一眼レフ、a77(アルファ 77)。

それを前に、かつてないほど明快なリーク画像が、デジカメInfoに掲載されています。

連写速度、秒速12コマというスペックが本当ならば、これはまた驚異的な速度。

235万ドットのEVF(電子ビューファインダー)は、現行ラインナップa55の1.5倍以上の高密度。しかも有機ELということですから、その見え方は大幅に改善されることになります。

そしてこの新しいボディデザインが魅力的。

モードダイヤルが乗る左肩から前面へと、流れるようにつながる立体的な面の構成は実にエレガント。

ニコンでもキャノンでもない、新たな一眼レフの造形の言語がここに見て取れます。

斬新すぎずありきてきでもない、そんな絶妙な線をうまく掴んだフォルムに、新生アルファの意気込みを感じます。

Lexus New GS

2011年08月20日 20時06分11秒 | 

今年の四月、ニューヨークオートショーに出展されたレクサスのスタディモデル、“Lexus LF-Gh(レクサスLF-Gh)”が、より現実味を帯びた形で世界公開。

新型GSとしての登場が約束されているこのモデル。
前回のスタディでも見られたフロントマスクを飾る独創的なグリル、“スピンドルグリル”のデザインも健在。

グリルの両脇からΣ(シグマ)型に挟み込んだ特長的な形は、他のどこにもない新たなブランドの象徴となっています。

プラットフォームもサスペンションも新規に開発されたシャーシで、また新たなレクサス伝説を生み出すこと必至のフラッグシップモデルの登場です。

世界遺産 スペイン グエル公園 Vol.9

2011年08月18日 10時51分40秒 | Hola! ESPANA(オラ!エスパーニャ)

グエル公園は、バルセロナの街を広く見渡せる丘の斜面に建てられたかつての分譲住宅地なので、その敷地内を歩いているととても立体的。

この石造りの陸橋のような建造物は、中央広場(ギリシャ広場)へと向かうメインの大通り。

橋の上とはいえ、メインストリートとして設計されていただけあって、車も通ることを念頭に幅広くゆったりとした道幅で作られています。

意外なほど規模の大きな陸橋ではありながら、人工的な雰囲気は全くなく、橋を支える列柱の表情はまるでずらりと並んだ椰子の木。

自然との一体化を意識した、アントニ・ガウディならではの、心安らぐ空間設計がここにもありました。

世界遺産 スペイン グエル公園 Vol.8

2011年08月16日 11時29分25秒 | Hola! ESPANA(オラ!エスパーニャ)

おそらくここが最もグエル公園らしい風景ともいえる、中央広場、通称“ギリシャ広場”から見たバルセロナの街。

細かく砕いた粉砕タイルを美しく散りばめたセラミックベンチが、独特の曲線を描いて広場の周りをぐるりと囲んでいます。

この粉砕タイル、ただ感覚の赴くまま飾りつけをしているようにも見えるのですが、よく見ると日常使いのタイルやガラス瓶の破片などを用いて、狙いの色調と箇所に合わせて組み入れているのです。

抑えるところはきちんと抑え、部材を無駄にしないリサイクルの精神で装飾されているのが、この広場のベンチ。

そして、非常に硬質なセラミックを用いているのにもかかわらず、この有機的な曲面のフォルムが、しっくりと背中の形に馴染むのです。

長い時間、スペインのみならず世界中の人々から愛されているグエル公園の顔となる場所だけあって、じつに奥深い意匠なのです。

世界遺産 スペイン グエル公園 Vol.7

2011年08月13日 15時12分26秒 | Hola! ESPANA(オラ!エスパーニャ)

正門から中央階段へと向かう途中、ちょうど門番小屋の前あたりから、どこか憂いを帯びたギターの音色が響いてきました。

階段横の物見台のように飛び出した屋根の下に、男性ギターと女性ボーカルのデュオが、切ないラテンミュージックを奏でていました。

大きな石造りの柱の影から見えた女性の方に視線を送ると、彼女は歌を歌いながらスティールドラムを演奏していたのです。

その淡いステールの音色とギターの調べ。

悲しげな歌声とともに、哀愁漂う切ない空気が、この空間を支配していました。

世界遺産 スペイン グエル公園 Vol.6

2011年08月12日 18時10分04秒 | Hola! ESPANA(オラ!エスパーニャ)

粉砕タイルのうねるベンチに囲まれたメインの中央市場の真下は、広いホールのような空間になっています。

住民のための市場として設計されていたということですが、ここはまた独特な空間。

86本もの円柱が支える広い空間の屋根にもまた細かいモザイクタイルがちりばめられています。

まるで大きな細波(さざなみ)のようにうねりを見せる白いタイルの合間に、たとえば太陽だったり、蛸だったり、海のモチーフがやはりタイルで色鮮やかに形作られているのです。

スペインの強烈な日差しを避けるための、静かで心地よいホールの空間ですが、その意匠はやはり楽天的なラテンのノリ。

かわいい絵本の世界が、現実の空間に現れたような楽しさがありました。

Sony Ericsson Xperia ray(エクスペリア レイ)

2011年08月10日 21時57分44秒 | デジタルガジェット

カラフル&コンパクトなXperia(エクスペリア)、“ray(レイ)”が遂に本日正式発表。

横幅60㎜超えサイズが当たり前となった最近のAndroidスマートフォンの中にあって、ケータイ並みの53㎜幅のコンパクトなサイズ感は意外に新鮮。

液晶サイズは3.3インチと小型ながらも、854×480ドットの解像度は初代Xperiaから変わらず、コンテンツの一覧性に優れています。

でもやはり気になるのはソフトキーボード。

このサイズでQWERTY打ちはさすがにキビシイ感じがしています。

縦書きの場合は、フリック入力必須となるのは仕方がないでしょう。

ウォークマンXシリーズにも似た、ホームボタンのアークラインは、Androidのレギュレーションである三連(もしくは四連)キーの存在を上手にデザイン処理して、新たな個性に仕立て上げています。

これで、ワンセグ、赤外線通信、おサイフケータイの日本三大機能が入っていれば、最強となったのに…。

Vapur Anti-Bottles(ヴェイパー アンチボトル)

2011年08月09日 22時13分39秒 | インテリア雑貨

これはいい!

ナイスアイデア!

アメリカ生まれの、気軽に持ち歩けるニューボトル、“Vapur Anti-Bottles(ヴェイパー アンチボトル)”。

環境問題で常に話題を提示する武田邦彦教授によれば、ペットボトルは、新たに生産するよりリサイクルする方が約7倍のエネルギーを使用しているとか。また、そんな手間がかかるから実はほとんど焼却処分されているとか…。

こうした提言が本当なのかどうかは分かりませんが、こいつを使えばもう疑心暗鬼にもならず、精神衛生上もよろしいことに。

なによりすばらしいのは、飲んだ量に応じてその体積を小さくしてくれること。

飲み終えたらペラッとした一枚のビニールケースになって、カバンの中でも全くかさばらないのです。

ボトル側面のカラビナもごきげんでフリーな気分だし、この美しい発色のデザインが、積極的に持ち歩きたくなる!

エコもチマチマやるよりは、楽しく元気に楽しみたいものです。

なら燈花会(とうかえ) 2011 Vol.2

2011年08月08日 21時11分47秒 | トラベルフォト

なら燈花会(とうかえ)、春日野園地会場の広い芝生のステージには、燈火で大きな模様が描かれていました。

光の環がいくつか集まって、もうひとつの環に。

今年のテーマは「花」だそうです。

灯りで描かれた大きな花が、大きな広場にいくつも咲き誇っていました。

花の中心のめしべに集まって写真を撮る人、灯りのぼんぼりを眺めながら語り合う人。

ろうそくのやさしい灯りと、静かな夏の夜の空気は、訪れる人たちのこころを穏やかな気持ちにさせてくれます。

なら燈花会(とうかえ) 2011

2011年08月07日 14時17分14秒 | トラベルフォト

今年もこの季節がやってきました。

古都 奈良の夜をろうそくの灯りで彩る夏のイベント、「なら燈花会(とうかえ)」。

燈花会が始まった最初の頃は、細長いプラカップに灯した灯りをずらりと並べるだけでしたが、今では毎年このような竹を編んだ燈火が見られるようになりました。

竹で組まれた灯りの意匠はいつみても凝っていて、日本の夏らしい情緒が漂い、それを見に行くのもひとつの楽しみなのです。

奈良公園一帯で、主要な会場はいくつかに分かれているのですが、そのうちのひとつである春日野園地会場で燈花の灯りを見ていると、空の向こうから「ドン、ドドン」と爆裂音が。

会場から離れた遥か西の空に小さく浮かぶ花火の姿が見えました。

日本の夏なんだなぁ…、と。