GOOなMONOたち

ケータイ、音楽、PC、デジカメ。僕らの毎日を楽しく彩るGOOなMONOたちをご紹介!

氷室神社の枝垂れ桜 Vol.2

2010年03月30日 23時14分48秒 | トラベルフォト

氷室神社の本殿へと向かう石段の両脇には、神獣 狛犬が鎮座しています。
まるで参拝者の心の内を見透かすように、鋭く睨みを利かせています。

本殿脇に立つ樹齢400年のエドヒガシ。

その長い歴史に相応しい大きな枝ぶりで、地面に向かって降り注ぐように枝垂れる桜の花は、まるで桃色のカーテン。

桜の空間に覆われた二頭の狛犬も、心なしかピンク色に染まっているように見え、普段は厳ついその表情にも、少しだけ笑みが含まれているように思えました。

郡山城跡の枝垂れ桜

2010年03月29日 22時13分41秒 | トラベルフォト

今年もまたここに来てしまいました。
奈良 郡山城跡の一本桜。

城壁の上からふんわりと枝垂れる桜が、お濠の水面に映り込み、その春らしい華やかないでたちに毎年見入ってしまうのです。

国宝 姫路城を例に挙げるまでもなく、お城と桜の取り合わせは、もう文句の付けようがないほどニッポンなのです。

凛々しさと愛らしさ。

堅牢さと儚(はかな)さ。

全く対照的な組み合わせでありながら、武士の魂を端的に表している両者の存在だからこそ日本人の心に訴えかける風景になるのでしょう。

春は桜。そして城。
お酒があればもっといいですね。

氷室神社の枝垂れ桜

2010年03月28日 14時17分16秒 | トラベルフォト

梅。椿。木蓮。

古都を彩る花々が次々に咲きだし、華やぐ季節がやってきました。

気が付けば桜前線も、全国のあちらこちらで開花宣言が出されていて、4月を前にしてもう春です。

奈良の桜のスタートを飾る、氷室神社の枝垂れ桜も先週からほぼ満開。
写真は、昨日の土曜日訪れた時のもの。

朝の光を受けて、眩しいほどに輝く満開の桜の姿に、すっかり酔いしれる気持ちでシャッターを押しました。

遥か頭上から降り注ぐ、いく筋もの桜の滝を眺めていたら、案の定、首の後ろが痛くなりましたが、枝垂れ桜は存分に春を感じさせてくれました。

Peugeot SR1 Concept (プジョー SR1 コンセプト) Vol.3

2010年03月27日 23時10分07秒 | 

ラグジュアリー・スポーツを体現させたかのような、上質なエクステリア・デザイン。

おおらかな張りを見せる凸面と、豊かな面をきりりと引き締める凹面。

小気味良い足回りでハンドリングが楽しいロードスターのようにも見えるし、ロングドライブを快適に過ごさせてくれるグランド・ツーリスモのようにも見える、不思議な魅力を持ったここクルマ。

計算され、均整のとれた基本の骨格が、自然と滲みでてくるようなバランスの良さ。

このSR1 Conceptを境に、プジョーは新しい世界へと足を踏み出しました。

Peugeot SR1 Concept (プジョー SR1 コンセプト) Vol.2

2010年03月26日 23時15分36秒 | 

Peugeot SR1 Concept (プジョー SR1 コンセプト)をじっくり眺めると、その独創的なフォルムは細部にわたって際立ちを見せています。

特に、デザイン上のディティールのハイライトは、なんといってもサイドミラー。

フェンダーの後方から一旦Aピラーをくぐり、再びドアガラスに顔を出してサイドミラーを形作っている、大変凝った造形処理。

まるで金属を貫通する不思議なマジックを見せられているよう。

超難解な立体パズルを思わせるこのような造形は、一つ間違えばそのくどさに敬遠されがちなのですが、SR1の場合は人の視線を釘付けにする大きな魅力になっています。

これまで味わったことの無い新しいスパイスを効果的に利かせた、新作の極上フレンチのような、素晴らしい出来栄えです。

Peugeot SR1 Concept (プジョー SR1 コンセプト)

2010年03月25日 22時10分43秒 | 

今月初めに行われたジュネーブ モーターショーで、初めて生の姿が公開となった、Peugeot SR1 Concept (プジョー SR1 コンセプト)。

年明けから先行画像だけが公開されていましたが、ついに公衆の前でお披露目となったスポーツ・コンセプトカー。その存在感は本物のようです。

プジョーといえばあの独特の三角細目のヘッドランプ。

同社のデザインランゲージでもある、あざといほどのツリ目がどうしても受け付けられなかったのですが、今回のSR1 コンセプトは違います。

抑揚の利いた曲面。計算されたパートライン。洗練されたフロントマスク。

全てが一新され、ボンネット上の中央にセットされたプジョー伝統のライオンロゴまでも新しく。

プジョー革新の息吹が十分に伝わってくる、実に美しい車の登場です。

魔界への誘い 甕壷貯蔵(かめつぼちょぞう)

2010年03月23日 23時21分25秒 | お酒

2010年3月現在、マイ・フェイバリット・芋焼酎は、真っ赤なラベルが特徴的な、光武酒造場の瓶内熟成“魔界への誘い”。

EUのモンドセレクション2008 金賞受賞。
全国酒類コンクール 2007 芋焼酎部門グランプリ受賞。

といった華々しい受賞歴の、ベースとなる“魔界への誘い 黒麹仕込み”を、蔵内タンクで1年、瓶詰め後に更に1年2カ月寝かせたもので、そのコクと香りは超絶品。

一口飲めば、もう魔界へと一直線です。

そんな“魔界”に更に更に限定品があることを知り、早速手に入れました。

今度の魔界は「甕壷貯蔵(かめつぼちょぞう)」。

土蔵の中の甕壷で長期熟成された限定4900本とも言われる青い魔界。

瓶内熟成の赤い魔界と比べると、更に芋の味と香りが力強くなった印象。
爽やかなクリアブルーの外観に似合つかわないほど、パワフルな焼酎に変化しています。

しかしそれでいて、透き通るような繊細な味の芯があるのは、魔界シリーズに共通した素晴らしさ。

さすが、期待を裏切りません。

伝香寺の散り椿 Vol.3

2010年03月22日 17時02分18秒 | トラベルフォト
日本中が、春の突風と黄砂に見舞われたこの休日。
嵐のほとぼりが冷めた今日 3月22日、再び伝香寺へと足を運びました。

するとそこには、見事なほどの花の散りっぷり。

武士(もののふ)椿の名の通り、その身の全てを散らして、地面を桃色に染め尽くしていました。

しばらく眺めている間に、どこから飛んできたのか、ヒヨドリが石仏の頭上にある椿の蜜をつつき始めています。

あちこちへと忙しなく嘴(くちばし)を向けているうちに、当たったはずみで落ちた一弁の花びら。

あわてて行方を見守ると、石仏の右肩の上にふわりと身を置き、瞬間、石仏に魂が宿りました。

伝香寺の散り椿 Vol.2

2010年03月21日 10時50分35秒 | トラベルフォト
特別法要の時以外は、通常非公開のお寺であるここ伝香寺ですが、椿の咲く季節になると
その扉が開かれます。

山門をくぐると、すぐ左脇で迎えてくれたのが、手水鉢の水の上に浮いた伝香寺の椿。

落ちた木漏れ日が、その白さを更に際立たせて見せている白椿。
そして、このピンクの方はもちろん散り椿なのでしょう。

刻まれた長い年月を感じさせる手水鉢や石仏に囲まれ、不動の時間が流れる中、唯一そこだけ鮮やかな生命の力を放っている、五輪の花の生き生きとした表情を見て、ハッとさせられたのは僕だけではありません。

伝香寺を訪れる人たちはみなここで、「いやー…」と、ため息と共に無言のまましばらく見詰めていました。

伝香寺の散り椿

2010年03月20日 14時53分38秒 | 

あなたがもし、なかなかの奈良通であれば、「伝香寺(でんこうじ)…」と聞けば、即座に「散り椿。」と答えるでしょう。

奈良の三銘椿(さんめいちん)のうちのひとつ、この散り椿を、今年初めて見に行きました。

まだうら若く、色付きも良い桃色の花を咲かせた頃に、まるで桜のように潔く花びらを散らすところから「武士椿(もののふつばき)」とも呼ばれる、ここ伝香寺の散り椿。

たしかに、苔の上に散りばめられたピンクの花びらを見れば、まだどれもいきいきとした色彩と若々しい表情を保ったまま。

散った姿も美しいのが奈良の名椿、“散り椿”の見どころです。

Pininfarina Bluecar (ピニンファリーナ ブルーカー) Vol.2

2010年03月18日 23時01分46秒 | 

ブラックアウトされたリアガラスの背面からライトアップされる、立体的に流れる赤色LEDランプのデザイン。

サイドウィンドウに施された特徴的なプレスラインをリアライトで収束させた、キレのいい造形処理。

面の張りやラインの動き、コンパクトボディに凝縮された豊かな量感など、イタリア カロッツェリアの老舗、ピニンファリーナが自信を持ってリリースする、近未来のEV車に相応しいモダンテイスト溢れるカーデザイン。

ベルトーネ、イタルデザイン(ジウジアーロ)、ピニンファリーナ、ザガート、イデア。

自動車産業の今後の行方が、新興国の経済状況に左右されることになろうとも、イタリア往年のカロッツェリアが元気になれば、車のデザインは今よりもっと楽しいものになること間違いなし!

Pininfarina Bluecar (ピニンファリーナ ブルーカー)

2010年03月17日 23時30分17秒 | 

ジュネーブモーターショーで再び発表されたPininfarina B0(ピニンファリーナ ビーゼロ)。

2008年のパリモーターショーで発表された時と変わらない姿かたちですが、名前が正式名称としてBluecar(ブルーカー)になりました。

そしてなんと今回は、コンセプトカーとしてではなく、市販のEVカーとしての発表です。

エコ時代におけるシティーコミューターとしての、モダンなエクステリアは変わらず、フル充電で最大250km走行という、車としての基本性能を十分に満たして市販にこぎつけた技術力は見事。

屋根上にソーラーパネルも装備して、走行中の太陽充電も可能な、欧州製の未来のだん吉号。

フロントマスク、サイドパネル、リアウィンドウ。

どこをとっても洗練されたデザインの、オシャレなコンパクトEVです。

TOKYO SKY TREE (東京スカイツリー) Vol.3

2010年03月16日 23時50分18秒 | トラベルフォト

夕日に照らされた東京スカイツリー。

暮れなずむ太陽を背景にした、建設途中の高層タワーのシルエットはまさに、現代版“ALWAYS 三丁目の夕日”。

違いを挙げるとすれば、経済成長真っ只中にあった昭和の時代と共にあった東京タワーの雄姿と、リーマンショックで低迷を続ける、平成の世が醸し出す低空飛行の時代の感覚。

でもやはり日本は、世界に誇るモノ作りの精神と、新たな時代へのあくなき好奇心を失ってはなりません。

世界一の高さとなるタワー、東京スカイツリーが、製造立国としての自信と誇りを思い起こさせてほしいと願います。

軍艦島(ぐんかんじま) Vol.8

2010年03月15日 21時51分57秒 | トラベルフォト

日本のシンボルとなることを、すでに約束された東京スカイツリー。

対して、かつては石炭の採掘で日本の高度経済成長を支えてきた端島:はしま(軍艦島)の高層マンション。

今夜TV放映された特別番組「空から見た地球。」の中で紹介された長崎の軍艦島を見て、昨年参加した上陸ツアーで目に焼き付いた光景を思い出しました。

36年前の当時、日本の中でも最も近代的な建物だった鉄筋コンクリートのマンションが、ひとたび人の手を離れると、あっという間に廃墟への道を辿るということを、この荒涼たる光景が、一切無言のまま語りかけてくれました。

建築は、人と共生し続けることで、その存在を長らえさせられるのだということを、軍艦島は身を持って教え続けているのです。

TOKYO SKY TREE (東京スカイツリー) Vol.2

2010年03月14日 16時08分20秒 | 建築

従来鉄骨の倍の強度を保つという“高強度鋼管”。

揺れや加重に対するひずみが少ない塔体の“トラス構造”。

五重塔をヒントにしたという、中央部と塔体を分離させることで全体の揺れを抑える“心柱(しんばしら)構造”。

一千年の歴史を超える日本建築伝統の技術と、世界有数の免震・制震技術に優れた、日本の最先端建築施工技術とが今ここに出会い、世界最高峰のタワー、東京スカイツリーが完成するのです。

そして、設計コンセプトの一つでもある「三角から円へ」という名の通り、タワーの水平断面を足元から見てみると、三角形→ルーローの三角形→円 というように除変しながら第一展望台へとつながっていきます。

その三角形からルーローまで変化する途中、三つの足がジョイントされるのがこの部分。

応力が集中するポイントですが、トラスが幾何学的に組み合わさった、がっちりとした力強い構造が見て取れます。