GOOなMONOたち

ケータイ、音楽、PC、デジカメ。僕らの毎日を楽しく彩るGOOなMONOたちをご紹介!

雪餅草(ゆきもちそう)

2015年05月09日 17時15分02秒 | 

出会った瞬間、思わず口にしてしまいました。「なにこれ?かわいい!!」…大人男子
ですが、気分はまるで女子高生…。それほど心奪われたキュートな草花。名前は雪餅草
(ゆきもちそう)。
生まれてこのかた、こんなにかわいい植物がこの世に存在することを知りませんでした。

濃い紫色の外縁で内側が真っ白なラッパ状の部分を“仏炎苞(ぶつえんほう)”と呼び、
これ全体がひとつの花。そして、どう見てもまあるいお餅にしか見えない中心部分を
“付属体”と呼ぶそうです。
この植物の名前の由来でもあるこの付属体を見ていると、どうしても焼きたてのお餅が
頭に浮かび、無性に焼き餅が食べたくなってしまうのは、きっと私だけではないはず!

雪餅草が咲いていたのは、奈良、當麻寺(たいまでら)の西南院にて。牡丹園を見に
行った時に、庫裏の前で咲いていたのを見つけました。近畿から四国にかけて自生して
いる山野草で、絶滅危惧種に分類されている希少種。そして重要なのは次のポイント。
見た目はかわいいけれど、茎や果実は実は有毒!誤って食べてしまうと、腫れたり痛み
を伴ったりとかなり危険なのです。

山の中で見かけても、そっと見て楽しむだけにしておきましょう!

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矢車菊(ヤグルマギク)

2015年05月07日 22時24分51秒 | 

先月のこと。牡丹を見に、石光寺から當麻寺へと歩いていく途中、道程の両脇の民家で
植えている園芸植栽が色々咲いていて、ちょっと足を止めて見ていました。チロリアン
ランプやパンジーなど、色も種類も色々。やっぱり花の季節は楽しいものです。

そんな中、道端のコンクリート脇から花を咲かせる園芸花がありました。矢車の形を
した花、矢車菊(ヤグルマギク)です。矢車とは、鯉のぼりの幟竿(のぼりざお)の
てっぺんにつけた、風を受けてくるくる回る風車のような飾りです。花の形をよく見
れば、確かに矢車にそっくり。

園芸品種であるにもかかわらず、花弁の先が乱れていてまるで野草のようなワイルドな
雰囲気。iPhone 6 Plusで☆スマ・フォト☆してから、Camera+でオーバーレイをかけて
みると、まるでロードムービー風な仕上がりに。ワイルドな花には、ワイルドな
フィルターがぴったりです!

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>>>camtips

ダリア ~天真~

2014年11月01日 15時16分22秒 | 

バンザーイ!

ってしていますよね、この花。

馬見丘陵公園のフラワーフェスタで見つけたダリア。

名前は“天真”。このあけっぴろげで無邪気なポーズは、正に天真爛漫そのもの。

園内を回って様々なダリアを見ていると、本当に様々な色と形、それに加えてユニークな名前が並んでいます。

今ほかにも白いダリアにはいくつか種類がありましたが、“天真”の花はまるでショートケーキの上にデコレーションされたホイップクリームのように、甘そうなつやつやとしたホワイト。

この日、空は快晴。

青はどこまでも青く、花びらの白はどこまでも白く、そして気持ちは頬を撫でる秋風のように爽やかでした。


ダリア ~奈奈~

2014年10月26日 15時49分29秒 | 

馬見丘陵公園のフラワーフェスタで咲いていたダリア。

植え込みの下に刺さっているネームプレートを見ていると、そのユニークな名前に、へぇーと頷いてしまうこともしばしば。

こちらのダリアは“奈奈”。

その姿を、花以外の何かに例えた名詞ではなく、人の名前を持ったダリア。

この元気色いっぱいの姿を見ていると、なんとなくおしゃべりで賑やかな女の子を連想してしまいそうになります。(ちなみにタレントの鈴木奈々ではありません…)

隣で見ていた老夫婦が、「あら、孫の名前と一緒じゃない、可愛いわぁ…」と、話していましたが、なるほど、他のダリアより親近感が湧くのは理解できます。

それにしても、この全身ポジティブな咲き方は、確かに“奈奈”という名にぴったりでした。

ダリア ~アトム~

2014年10月20日 18時15分57秒 | 

同じく、馬見丘陵公園のフラワーフェスタ。

ダリア園を見て歩いていくと、小振りの丸いポンポン咲きの赤い花が目に留まりました。

地面にさしてある名前のプレートを見てみると「アトム」と書かれています。

それって、あのアトム?
名前の由来は分かりませんが、このアトム、見た瞬間にクスリと笑ってしまいました。

突然変異なのでしょうか、中央に近い花びらが一輪だけ真っ白。

こんなに見事に紅白に分かれてしまうものなのでしょうか、それにしても不思議です。

この混ざり物のおかげで、一際アトムが愛らしく思えてきました。

ダリア ~淑女~

2014年10月18日 16時07分22秒 | 

馬見丘陵公園では現在フラワーフェスタの真っ最中。
コスモスやサルビア、百日草など、色とりどりの花が咲いています。

中でもダリア園は見どころ満載。

約150種類ものダリアが一同に見られるということで、秋晴れの今日、さっそく行ってきました。

ダリアの花をゆっくりと見たことがなかったので、こんなに種類が豊富な花だったんだ、と感心しながら歩いて回りました。

特に気になったのが、この「淑女」。

花びらがクルッと筒状に巻かれたカクタス咲きの花で、その美しいピンク色が青空に映えます。

スッと背筋を伸ばし、伸び伸びと花を咲かせたダリアの姿に、自然と顔もほころんできました。

明日香 稲渕の彼岸花 2014

2014年10月11日 16時26分30秒 | 

先月末に撮影した、明日香 稲渕の彼岸花。

撮影のスタートは、今年も案山子ロードから。
地元の方々が作成したユニークなかかしを見ながら田圃の横の舗装道路を歩いてゆきます。

しかし今回は途中脇道へとそれて、川沿いの小径を歩いてみました。

川沿いの斜面にも数多くの彼岸花。

生い茂る木々の間から差し込む木漏れ日を受けて輝きを増す彼岸花を発見し、その場で三脚を組み上げます。

日の光が移動する速さは、意外なほど早い。

一列に並んだ彼岸花の奥から順番に朝日が当たり始め、その光が一番手前の花に来たところを見計らって、シャッターを切りました。

その時、赤くて深い色が浮かび上がりました。

九品寺のタカサゴユリ

2014年09月28日 08時45分40秒 | 

奈良 葛城の九品寺に立ち寄りました。

朝早かったせいか、境内にはどなたもおられず、まずは本堂前でお参り。

ちょっとトイレをお借りしようと周囲を見回したところ、本堂脇の石灯籠のたもとに白い花が一輪。

それはそれは見事に咲いていたタカサゴユリ。

花弁の一枚一枚にすっと真っ直ぐ入った、紫色のラインがなんとも上品ないでたち。

その清楚な姿はまるで、透き通るような白い肌が美しい秋田美人。

自然が生み出したこの無垢の美に気づき、心を動かすことができる喜びに感謝です。

喜光寺の睡蓮

2014年08月04日 11時38分54秒 | 

喜光寺の境内に並んだ蓮の鉢をひと通り見終えると、夏の日差しに火照った体から汗が噴き出しています。

そこで、日陰を求めて本堂の北側にある弁天堂の池に向いました。

池の中には睡蓮がいくつか顔を出していて、大きな本堂の影になっている池の周囲は、目を休めるにはちょうどいい場所。

水面に浮かんだ白い睡蓮を見つけ、しばらく観察していると、睡蓮がポコポコと揺れています。

水中の鯉がいたずらをしているらしく、睡蓮の花びらには小さな水滴がいくつも乗っています。

それがいかにも涼しげで、涼を求めてやってきた僕にとってはうれしい景色。

池に響き渡るウシガエルの野太い泣き声だけはやや誤算でした。

京都 三室戸寺のあじさい Vol.3

2014年07月25日 21時46分07秒 | 

先月、京都 三室戸寺に訪れた時に撮った写真です。

前日が雨だったため、しっとりと濡れた紫陽花が見れるのでは、と期待して紫陽花庭園へ向かいました。

その期待に違わず、雨上がりの紫陽花は皆すっきりとした表情で、色の乗りもグッと深く、上々のコンディション。

様々な場所から撮影を開始して、庭園内をぐるりと回ってたどり着いたのが、この紫陽花。

上品な紫色の装飾花に溜まった雨の雫が、ポタリと葉の上に。

このシチュエーションは雨の後でないと写せない!と、じっくりとアングルを定め、シャッターを押しました。

雨に洗われた紫陽花を見て、僕の心も洗われるようでした。

奈良 喜光寺の蓮

2014年07月21日 14時54分41秒 | 

奈良 西の京で行われている~蓮を巡る古都の夏~“ロータスロード”の舞台となる三寺のうちのひとつ、喜光寺(きこうじ)へ、蓮を見に行ってきました。

さすがにもう梅雨明けなんじゃないかと思うような日差しが、朝から境内を照りつけ、しばらくするとカメラを握るグリップの中もじっとり。

徐々に気温が上昇する中、本堂の西側にずらりと並べられた200鉢の蓮を、咲き具合を確かめながら、順繰りに眺めていきます。

その中の一つ、とてもピンク色が美しい蓮を見つけ、カメラを近づけていくと、そこに小さな生き物を発見しました。

黄緑色の細長い体と脚を持った、ウロコアシナガグモ。

ピンクの花弁に黄色の花床。黄緑色の小さなクモの、鮮やかな色の取り合わせは、まるで水彩画のよう。

ジリジリとした日差しの暑さも、周りで騒がしかったセミの声も、この時ばかりは記憶の彼方にありました。

唐招提寺の蓮

2014年07月14日 21時49分40秒 | 

奈良 西の京では、~蓮を巡る古都の夏~と称し、“ロータスロード”が開催されています。

対象となる三つの寺は、薬師寺、唐招提寺、喜光寺。

各寺院で植えられた沢山の美しい蓮が、そろそろ見頃の時期をを迎えつつあります。

先週土曜日に訪れたのは、世界遺産 唐招提寺。

山門を通り、広々とした参道を歩いていくと、境内で花を咲かせている蓮の鑑賞ポイントを、小さな立て看板に記してあります。

まずは案内板からほど近い、お土産屋さんのすぐ横の第一ポイントまで行ってみました。

ほぼ満開を迎えている蓮の数は、まだ片手で数える程度しかありませんでしたが、写真に写したこの蓮の咲き姿は実に見事。

開花のピークにちょうど重なり、その色彩と美貌に一目惚れしてしまいました。

京都 三室戸寺のあじさい Vol.2

2014年07月06日 00時17分57秒 | 

三室戸寺に到着したのは午前8時20分。

開門までもう10分ほどあるのに、山門前はすっかり長い列が出来上がりつつあります。

虫除けスプレーを手足に振りかけながら準備万端。開門と同時に紫陽花庭園へと足を向けると、目の前いっぱいに広がる紫陽花の花々に囲まれて、気分はすっかりハイテンション。

今年は赤が多いかも…、と思っていたところ、目に飛び込んできたのが、この紫陽花。

白から薄紫色へと移り変わる途中でしょうか、様々に変化する微妙な色彩をたたえた美しい一輪。

うわぁ、なんとも目に優しい紫陽花なんだろう…、と溜息混じりにシャッターを切りました。

この日、間違いなく、園内一番の素敵な一輪です。

おふさ観音 春のバラまつり Vol.2

2014年06月19日 22時10分51秒 | 

先月訪れた、おふさ観音 春のバラまつり。

なんとも初々しい黄色い薔薇は、ゴールドリーフでしょうか、今まさに開きかけた花びらには、生命力が満ち溢れています。

この日は朝から日差しが強く、日向の薔薇を撮影していると、色彩の強い薔薇の花ほど色飽和してしまい、綺麗なピンク色の薔薇の花も白く飛んで写ってしまいます。

なかなか有効な手立てが見つからず、参道脇の日陰の方へとポイントを移して見たところ、思わず出会ったのがこのバラでした。

咲き始めの、やや丸みを帯びた可憐な姿は、豪華で妖艶な大人の薔薇にはない、儚(はかな)い幼さを感じさせ、その不思議な魅力に魅入られてしまったのです。

菖蒲 紬娘(つむぎむすめ)

2014年06月12日 23時06分27秒 | 

先週末、馬見丘陵公園では「花菖蒲まつり」が行われていました。

中央エリアの菖蒲園に着くと、約100種類3万本もの花菖蒲が一斉に開花を迎えていました。

100種類もあるのかな? とは思いましたが、園内で群生している花の数は確かに凄い。

写真の菖蒲、「紬娘(つむぎむすめ)」も、植生エリアにみっちり密集しています。

名前も素敵ですが、淡い藍色の花びらがなんとも印象的。
花菖蒲の特徴でもある、花弁の根元の黄色が補色のアクセントになっていて、写真の中で小気味のいいアクセントになっています。

ファインダーを覗いていると、遠くでヨシキリの元気な鳴き声が聞こえています。

あぁ、夏なんだな…、と思いました。