GOOなMONOたち

ケータイ、音楽、PC、デジカメ。僕らの毎日を楽しく彩るGOOなMONOたちをご紹介!

大阪 心斎橋のマネキン

2014年02月28日 22時26分58秒 | トラベルフォト

大阪 南堀江から西堀江。そしてミナミ、心斎橋へと、NEX-5を片手にそぞろ歩き。

なんだか久しぶりに歩く心斎橋界隈でしたが、ところどころショップが入れ替わっていたけれども、ナニワ独特のどこか得体の知れないパワーは健在でした。

堀江の街は、すっかりこざっぱりとした雰囲気に変貌していたものの、ミナミの猥雑な空気はやはり大阪。

散策途中、阪神高速の高架下をくぐるとき、目が釘づけになったのがこの光景。

大阪屋ニュー新町ビルの2階をふと見上げると、このオレンジ髪のマネキンが、クールな視線を窓の外に投げかけながら、ポーズを気取っています。

高架下のうらぶれた空間に、ピンと背筋を張ってすまし顔のクールビューティー。

シュールです。

それはもうシャッターを押さざるを得ない、ちょっとわくわくした瞬間でした。

台北 永康街 成家家居 AT HOME

2014年02月26日 22時47分22秒 | トラベルフォト

こちら、永康街(ヨンカンチェ)の“成家家居 AT HOME”は、先日紹介した“雲彩軒(ウィンツァイシュェン)”の姉妹店。

すぐ近くだから寄ってみて、と言われて立ち寄りました。

すると、店の前のウィンドウがこんなにも賑やかなことに。
カラフルでキッチュな動物たちのキャラクターでガラスは埋め尽くされていました。

その一つ一つをよく見てみれば…これは干支の十二支?
そういえば、台湾も干支の国でした。

世界で言えば、もちろん中国、そして韓国、タイ、モンゴル、それにロシアやベラルーシ等も十二支の文化圏だとか。
地域によっては猫や豚、水牛や豹などが十二支の仲間になっているというのも面白いところ。

台湾の十二支、なんだかとっても明るくておめでたい感じです。

台北 永康街(ヨンカンチェ)

2014年02月24日 22時52分29秒 | トラベルフォト

台北 永康街(ヨンカンチェ)を南に向かって歩いていると、大隠酒食(ターインチウシー)の少し手前のあるお店の前が、なぜか多くの人で賑わっています。

何だろうと思って中を覗いてみると、古びた店のカウンターにはこのおじさんが、実に楽しげにお客さんと談笑しています。

人ごみをかき分けながら中に入っていくと、店の奥に座っていたおばさんがお茶を注いで渡してくれました。

濃い茶色のお茶を飲んでみると、すっぱ甘い!

まるで甘茶を5倍にしたような甘味と独特のフルーティな香りが舌に残り、隣にいた別のおばさんに聞いてみると、これはお茶ではなくプルーンの飲み物だと教えてくれました。

なるほど、プルーンか。

そしてこのおじさんが勧めてくれるレーズンパンを口にすると、これまたうまい!

有機栽培にこだわったというプルーン茶とパンの組み合わせは、おじさんの人柄も合わさって、ちょっと心に染みました。

台北 信義區 四四南村(スースーナンツェン)

2014年02月22日 18時05分28秒 | トラベルフォト

向こうに見えるのは台北随一の高層ビル、台北101(イーリンイー)。

ここは、101から歩いて十分ほどにある四四南村(スースーナンツェン)。

101を中心に、近代的な発展と賑わいを見せる信義エリアの中にあって、ここ四四南村は、どこか異なる時間が流れているよう。

かつて“眷村(ジュエンツゥェン)”と呼ばれたこの地域は、第二次大戦後この地に移り住んだ中国出身の国軍とその家族たちが暮らしていた場所。

古くからある台湾の文化とは異なる独自の文化と風習を持つコミュニティでしたが、信義エリアの都市開発に伴い、住民たちがこの地を去った後、その貴重な文化を守ろうという声と共に、四四南村の風景は残りました。

コンクリート造りの建物にカラフルにペイントされた木枠の窓。

周囲と時代感がスリップするような、不思議な佇まいを持つこのエリアは、近代化された台北とも懐かしい台北とも違う空気感に溢れていました。

台北 九份(チウフェン)

2014年02月19日 23時35分57秒 | トラベルフォト

九份(チウフェン)への旅、本当に楽しみにしていたのですが、バスを降りるとそこはもう絶望的な雨。

台北の古き良き時代の名残を見せるこの街の美しい夜の姿を、思う存分目に焼き付けようと思っていたのですが、天から叩きつける大粒の雨の勢いは容赦ありません。

靴の中はずぶ濡れ、凍えるような寒さの中、メインストリートの豎崎路(スーチールー)の石段を歩きながら、ふと目の前の光景を見ると、あの映画の一場面が蘇ってきました。

降り止まない雨、東洋と西洋が入り混じるオリエンタルな看板、アジアの裏通り。

ブレードランナーの世界です。

リドリースコットの描いた近未来の舞台はロサンゼルスでしたが、雨に濡れた九份の憂いを含んだ風景は、そんな場面とどこかシンクロします。

雨中の撮影には大変苦労しましたが、こんな風景が見れたのは貴重な体験でした。

奈良公園 飛火野の鹿

2014年02月17日 22時28分10秒 | トラベルフォト

この土日は日本中が雪で凍えました。

朝早く奈良公園に向かい、春日大社へと歩みを勧めている途中、ふと鹿たちはこの大雪の中、一体どうしているのだろう?と思い、脇道をそれて飛火野へ。

するとこの極寒の中、鹿たちはいました。

いつもなら朝ご飯の時間ですが、いつも食べている地面に生えた芝はすっかり雪に覆われています。

食事はどうするのだろうと見ていたら、この写真。

自分の頭の上にある木の葉めがけて、後ろ足で立ち上がったのです。

慣れない直立歩行でうまいことバランスを取りながら、よたよたっと、パクパク。

おっ、やるな。

鹿たち、なかなか器用なもんです。

台北 永康街 雲彩軒(ウィンツァイシュェン)

2014年02月15日 15時56分57秒 | トラベルフォト

台北の永康街(ヨンカンチェ)は雑貨の街。

台北版メトロ、MRTの東門駅から伸びるストリートを、素敵な雑貨を捜して右へ左へ。

雲彩軒(ウィンツァイシュェン)がセレクトしている小さな雑貨は、その配色といい、グラフィックといい、どれをとってもキュート。

この陶器製の小物も、見ているだけで気分が楽しくなりそうなイラストがプリントされていて、なかなかの完成度。

これは一体何に使うものなのかとポップに目をやると、見慣れた日本語で説明書きが書かれています。

なぜ日本語で?

この写真だけを見れば、日本の雑貨屋さんの店内としか思えませんが、この場所はもちろん台湾。

オーナーのさりげないグッドセンスが感じられます。

台北 九份 阿妹茶楼(あまちゃろう) 

2014年02月13日 22時34分04秒 | トラベルフォト

台北の二月は雨季。

全くそれを知らずに訪れたのですが、案の定この日は一日中雨。

九份(チウフェン)といえば、そうです、千と千尋の神隠しの舞台ではないかと言われているあの場所。

しかし、実際の舞台はここではなく、イメージされたあの場所は日本のどこかということらしいのです。

ただ、実際にその光景を目の前にすると、この「阿妹茶楼(あまちゃろう)」が醸し出す独特の雰囲気は、湯婆婆が経営する湯屋、「油屋(あぶらや)」に確かに似ているのです。

ひっきりなしに天から降りしきる雨をなんとか避けるようにして、向かいの店の軒先から眺めていると、映画の場面があれこれといくつも蘇ってきます。

あの窓の向こうに、八百万の神様達がそれぞれゆったりと寛いでいそうに思えてくるのです。

奥野ビル 銀座の隠れ家

2014年02月01日 22時35分35秒 | トラベルフォト

銀座に残るレトロスペクティブなビル、奥野ビル。

手動式エレベーターで3階に、黄色い格子扉をガラガラと音をたてて開いて廊下に出ます。

築82年の歳月を感じさせる枯れた空気が辺りを支配していて、すでに気分は異国の地のストレンジャー。

しかし、突き当たりを左に見ると、およそこのビルには似つかわしくない、鮮やかなブルーの扉が、周囲から浮かび上がるような異彩を放ってこちらに向かっています。

その扉の奥、301号室は“銀座の隠れ家”。

アートソムリエの山本冬彦さんの趣味部屋で、個人的に集めたコレクターアイテムが展示されているとのこと。
奥野ビルを訪れたのが早朝だったので、扉をノックできませんでしたが、この雰囲気、画になります。

廊下に刻まれた揺れる軌跡、見ればそれぞれの扉に向かって蛇行しているのです。

人の歩んだ足跡が作り出したそのラインまでもが、空間のアートになる。時の魔法です。