GOOなMONOたち

ケータイ、音楽、PC、デジカメ。僕らの毎日を楽しく彩るGOOなMONOたちをご紹介!

天壌無窮(てんじょうむきゅう)

2009年05月31日 18時47分16秒 | トラベルフォト
天壌無窮(てんじょうむきゅう)。

5月の初め、春日大社へ訪れた時のこと。
本殿でのお参りを済ませ、若宮神社(わかみやじんじゃ)へ足を向けると、神楽殿を過ぎたところに、頭が丸穴の不思議な形をした石塔が立っていました。
塔の柱に刻まれた「天壌無窮」の文字。
どんな意味かと見ていると、ちょうどその向こう側に鹿が二頭。
夫婦でしょうか、なんとも仲睦まじげに、おたがいの頭をすり合わせていました。
この場所から見る、この二頭のいる場所は、春日大社のご神体である御蓋山(みかさやま)、つまり神域。
そして、鹿といえば、祭神・武甕槌命(たけみかづちのみこと)をこの地へお運びした神の使い。
偶然でしょうが、印象的なシーンでした。
家に帰り、「天壌無窮」の意味を調べてみると、“天地と共に永遠に続くさま”を表すとのこと。
たしかに、神の山も神の使いも、神話の時代から変わらず今の姿のままでした。

そして、これからも。

2009年05月30日 16時57分14秒 | トラベルフォト
先月、小雨が上がりかけた町の向こう側を見ると、久し振りにきれいな虹のアーチを見ました。
西へ傾きかけた太陽の光線の加減で、南側の地面へタッチダウンしているところが、特に鮮やかに発色していました。
よし、と思って虹の色をひとつひとつ数えていくと、どう見ても6色しか見分けられません。
赤、橙、黄色、緑、青、紫、6色。
撮った写真を見ながら、Wikipediaで調べてみると、青と紫の間には「藍」があるのだそうです。
この藍色は、言われてじっくり見なければ、その存在は微妙。
しかし、光のスペクトルとしてはきちんと数値的に分光された色。
世界的に見れば、6色や5色、またアフリカの一部の地域では、色そのものの呼び名がないことから、2色(!?)としか数えられないとか。
僕には6色にしか見えませんでしたが、次の機会には、科学的に分けられた7色めの藍をしっかり見つけようと思います。
    ↓
虹の七色とスペクトル型

SHARP Sportio water beat Vol.2

2009年05月29日 23時19分40秒 | デジタルガジェット
「water beat(ウォーター ビート)」とは、耳響きの良いネーミング。
スポーツをコンセプトに挙げているだけあって、新生Sportioは新たに防水性能も手に入れました。
IPX5/7相当といえば、防噴流/防浸形。
雨の中やシャワールームでも気兼ねなく使えます。
イマドキのケータイ標準機能、ワンセグも内蔵されているので、バスルームの受信状態によっては、お風呂テレビとしても楽しめそう。
考えてみれば、これまでの据え付け型お風呂用テレビのほとんどがアナログ仕様。
2011年になれば、ただのモニターになってしまいます。
そんな時、代用品として俄然クローズアップされるのが、ウォータープルーフ・ワンセグケータイなのかもしれません。
小さくて、持ち運びも便利。
時代を先取る、以外にコンビニエンスな取り合わせです。

SHARP Sportio water beat

2009年05月28日 22時12分03秒 | デジタルガジェット
今回の夏モデルは、本当にバラエティ豊かな端末を揃えた今回のau。
SHARP製のストレート端末 「Sportio water beat」はその名の通り、“スポーツ”がテーマ。
ここで、「あれっ?」っと思ったのがそのメーカー。
ちょうど一年前に発表された、Sportioの第一弾は東芝製。
セカンドブランドが、メーカーをまたぐこともあるんだ、と軽い驚き。
ジョグ&ウォークのお供にも気にならないくらいコンパクトだった初代と比べても、長さで5mm、厚みで1mm程度大きくなっただけなので、その携帯性の良さはほぼ踏襲されています。
それでいてディスプレイは、2.2インチ240×320ドットから、3インチ480×854ドットのフルワイドVGAへと、倍以上の解像度。
テンキーの無い、タッチパネルフェイスへと変わったのが、メール入力時の気になるポイントですが、デザインは一新、スッキリしました。
加えて、テーマカラーのフレッシュグリーン。
クールでビビッドなビタミンカラーは、まさにスポーツそのものの元気色。
    ↓
写真で解説する「Sportio」 (1/3) - ITmedia +D モバイル

TOSHIBA biblio(ビブリオ) Vol.3

2009年05月27日 22時42分51秒 | デジタルガジェット
とことん“ブック”にこだわった「biblio(ビブリオ)」。
そして気になるのがこのbiblio専用ケータイケース。
ご覧の通り、まるでシステム手帳の“ファイロファックス”のような、カジュアルで硬派なブックカバー風デザイン。
内ポケットに挟んである、栞(しおり)のようなタグは、その裏側が画面をふき取るためのケータイクリーナーになっています。
実用と遊び心を、ほどよいバランスでミックスしているところが、なんともニクい演出。
これさえあれば、画面が表面に剥き出しのフルタッチケータイでも、誤動作や傷つきから守れます。
最新型ケータイと本という組み合わせ同様、デジタルとアナログが気持ちよくマッチしたこの専用ケースの存在も見逃せません。
    ↓
Filofax JP - Home

TOSHIBA biblio(ビブリオ) Vol.2

2009年05月26日 22時42分00秒 | デジタルガジェット
ハードウェアに目を転ずれば、注目を集めそうなポイントはやはりココ。
スライド・キーボードの2ウェイ・イルミネーションキーです。
同一の位置に複数の機能を割り当て、状況に応じて光の表示を切り替えるという手法は、すでにWILLCOM 03で採用されていますが、加速度センサーの感知による縦と横の表示に合わせて、イルミネーションの内容も変えるといった凝りよう。
確かに話題を振りまくためのただの見かけ倒しメカではなく、その使い勝手は理に適っています。
そしてキーボードの中央に配置さいたサークル・キー。
QWERTYキー全体を使いやすく左右に分けるといった効果も含め、スライド式のフルキーボード機種の中では、大きなアイキャッチポイントになっています。
しかし、実機を店頭で手にできるのは、まだ先の話。
待ち遠しいです。

TOSHIBA biblio(ビブリオ)

2009年05月25日 21時34分10秒 | デジタルガジェット
今回は気合が入っています、auの2009年夏モデル。
ソーラー、ムービー、スポーツ、FA(ファクトリー・オートメーション)など、多彩で個性的なラインナップが目白押し。
中でも特に意欲的なモデルが、東芝の「biblio(ビブリオ)」。
スライド式のフルキーボードを搭載し、一見スマートフォン風のインテリジェントな外観ですが、書籍を楽しむためのコンテンツを満載した“ブックケータイ”。
英和・和英に国語に漢字、ブリタニカにことわざにマナー辞典など、全部で19種類の電子辞書を収録しているうえ、電子書籍ビューワーを搭載し、7GBもの大容量内蔵メモリーに電子書籍を存分に取り込み可能。
電子ブックは、各メーカーが何度も取り組み、なかなか花開かないビジネスでしたが、それをケータイから本格的にアプローチをかけ、“ブックケータイ”として前面に打ち出したのはとても面白い試み。
メール、インターネット、カメラ、ムービー、ゲーム、音楽。
ケータイが次に取り込むのは、“ブック”なのかも。

室生寺 石塔

2009年05月24日 17時37分19秒 | トラベルフォト
室生寺の広い境内の中には、様々な石塔があります。
五輪塔、宝篋印塔(何と読むのかわかりません)、七重石塔など。
数ある中で、なぜかこの石塔の端正な造形に惹かれました。
潅頂堂(本堂)前に置かれたものですが、真ん中に刻まれた梵字(これまた何と読むのかわかりません)から、密教系石塔であることが分かります。
その上に飾られた蓮の花弁に守られるように、垂直に伸びる角錐と円錐の連なった造形が、不思議と気になるのです。
尖塔に苔生す侘びた緑と、伽藍を覆う杉林の深い緑、そして石楠花の葉の緑とが一体となり、室生寺の静かな世界観を共に共有していました。

室生寺 五重塔

2009年05月23日 23時18分49秒 | トラベルフォト
今から11年前。近畿地方を縦断した強烈な台風7号は、奈良の山深い地に建立された室生寺の五重塔を破壊しました。
倒れた杉の巨木によって損傷した、五重塔の屋根の映像を見て、心の中の大切な宝がひとつ傷つけられた気がしたことを、今も鮮明に覚えています。
それから二年の後に新たに建てられた五重塔。
かつての鄙びた古塔から、凛とした、艶やかな姿に生まれ変わりました。
新しい命を得た今も、石段を越えた先に、スッと背筋を伸ばして静かに重なる、美しい五枚の羽根のリズムは、少しも変わっていませんでした。

ナナホシテントウ

2009年05月22日 21時51分13秒 | 昆虫
よく晴れた週末、日本最古の道 山の辺の道を散歩していた時のこと、念仏寺の近くの道端に生い茂る雑草をふと見ると、それはそれは驚くほど沢山のテントウムシが、忙しなく葉の上を歩きまわっていました。
どのテントウムシも餌を捕るのに夢中で、葉の上から下までひっきりなしに行ったり来たり。
ひとつの枝にたかっていた餌をあらかた食べ終わると、その七つ星の固い鞘翅(さやばね)をやおら開いて、次の枝へとひとっ飛び。
ちょこちょこと慌ただしく動き回る様子を、ファインダー越しに必死で追いかけましたが、予想のつかない素早い動きを収めるのは至難の業。
すると、いきなりピタリ、と動きを止めたので、「これは飛ぶゾ!」と連写モードでシャッターを切ったのですが、撮れたのはパカっと鞘翅が開きかけたこの一瞬だけ。
アッと思う間もなく、オレンジ色の七つ星は、次の枝へと消えていきました。

TOSHIBA T-01A

2009年05月21日 22時03分11秒 | デジタルガジェット
今年の2月に“TG01”という名で発表されていた、東芝の欧州向けスマートフォンが、日本ではPROシリーズとしてドコモからリリースされました。
発売は6~7月なので、お目見えするのはまだまだ先のことですが、4.1インチディスプレイのフルタッチパネルを生かした独自のインターフェース“フローティングパレット”の、楽しいクルクル・パタパタ感は欧州仕様と同じもの。
3.5インチ480×320ピクセルのiPhoneよりもはるかに大きな、4.1インチ800 x 480ピクセルの高解像度なディスプレイを搭載しながらも、1㎝を切った9.9mmの薄さ。
そのためか、70㎜という幅広なボディとなってしまったのが、なんとも惜しいところです。
しかし、スマートフォンに相応しいこのスマートな外観。
一日も早く目にしたいものです。

ニュルンベルク 聖母教会 Vol.2

2009年05月20日 21時50分25秒 | トラベルフォト
ハウプトマルクト広場の前に建つ聖母教会を見上げ、ひときわ目を引く意匠といえば、このからくり時計。
ドイツで最古の仕掛け時計と言われていますが、確かにどことなく素朴でやさしい雰囲気が漂っています。
一日に一度きり、お昼の12時きっかりにそのからくりは動き出す仕掛け。
時間の都合で僕は見ることができませんでしたが、時間になれば、中央に据えられた気品溢れる時計盤の下に立つ王様、カール4世の周囲を7人の選帝候たちが礼をしながら回り出すそうです。
そんな楽しいからくり、ぜひ見てみたかった。
しかし、このターコイズ・ブルーとゴールドの時計盤の瀟洒な作りは掛け値なく綺麗。
日本では見ることのない華麗で繊細なカラーリングは、やはりヨーロッパならでは。

ニュルンベルク ハウプトマルクト広場

2009年05月19日 21時43分35秒 | トラベルフォト
ハウプトマルクト広場の日曜市場では、色とりどりの食材が所狭しと並べられます。
野菜、果物、缶詰や調味料など、紅白のテントの華やかな色彩の負けない、楽しい食の見本市のよう。
食材を入れてきた木箱やプラスティック・ケースなどを逆さに積み上げ、臨時の陳列棚をこしらえ、棚の上は人工芝風のカバーで緑一色に覆われているため、上に乗せた様々な食材がよりカラフルに見えます。
歴史ある古い町並みに、パッと咲いた楽しい空間と時間。
売り子のおじさんもおばさんも、みな笑顔で元気。
屋外マーケットの奔放な明るさは、いつでも訪れる人達をわくわくさせてくれます。

ニュルンベルク 聖母教会

2009年05月17日 13時40分05秒 | トラベルフォト
ドイツ バイエルン州の第二の都市、ニュルンベルグ。
中央駅に降り立つと、中世の空気を色濃く残す城壁と街並みがそこにありました。
石畳と古いレンガに囲まれた、さながらテーマパークのような街の中を歩いてゆくと、間もなくハウプトマルクト広場にたどり着きます。
この広い広場全体を、包み込むようなやさしげな眼差しで、見下ろして建つのが、この聖母教会。
この日はたまたま日曜日だったため、石畳の広場一面で休日のマーケットが開かれていました。
聖母教会の前面中央に据えられた、有名なからくり時計の下、普段は荘厳な雰囲気の広場ですが、にわかに花開いた赤と白のストライプをしたテントは、臨時市場の活気と楽しい雰囲気を、元気に盛り上げてくれていました。

石上神宮の東天紅鶏(とうてんこう) Vol.2

2009年05月16日 14時36分32秒 | BIRD
東天紅鶏(とうてんこう)は、あの繊細で、色どり鮮やかな羽根を使って空を飛ぶことが可能なのかどうかは知りませんが、気が付くと彼は、1m20㎝程の高さの枝の上に乗っていました。
見ていると、ゆっくりと目を閉じながら、じっと物思いに耽るかのように、自らのこころに向かって何かを問いかけているようでした。
まるで思慮深い村の長老か、遠く蓬莱山に住む仙人のように、温和な底深い表情を見ていると、かつて、ウォークマンのCMに出演した瞑想するサル、初代チョロ松(故)を思い出します。
「音が進化した。人はどうですか?」のコピーと共に多くの話題をさらった、今は亡きチョロ松のあの表情に、どうしても重ねて見てしまうのです。

さて、人類は進化したのでしょうか。