金沢 長町武家屋敷跡 野村家 2012年08月29日 23時04分29秒 | トラベルフォト 加賀藩 前田利家公の直臣、野村伝兵衛信貞家。 その由緒ある野村家の屋敷跡を公開しているこの邸宅は、その家屋の凝った造りもさることながら、庭園も見ごたえがあります。 濡れ縁の間近を流れる曲水の優雅な佇まいは、静けさを愛する日本の美意識が凝縮された美しさ。 穏やかに澄んだ水の流れの下を、たおやかに泳ぐ錦鯉の姿を眺めていると、時の流れを忘れてしまいそうです。 リズミカルに配置された、微妙に大きさの異なる飛び石が、静的な庭園全体のビジュアルに、効果的なアクセントを加えているのです。
Nikon COOLPIX S01 2012年08月27日 22時36分50秒 | デジタルガジェット 小さな躯体、ステンレスボディでわずか約96g。 お手軽散歩のお供にぴったりなコンパクトデジカメ、COOLPIX S01。 スマホ内蔵カメラがどんどん進化していく中、こうしたコンパクトタイプの立ち位置が難しくなってきていますが、キュートで高品位なデザインの魅力で、壁を打ち破ろうとしています。 手の中サイズのミニボディに、タマゴのような、マカロンのようなつるんとしたフォルムはよく似合っています。 予定販売価格は¥19,800。 カジュアルなデザインに合わせて、もう少しプライスもカジュアルであれば…、と思うのでした。
FUJIFILM X-E1 2012年08月26日 21時54分43秒 | デジタルガジェット こだわりのデジタルカメラをラインナップするフジフィルムから、更なる新シリーズ。 正式発表ではないものの、鮮明なリーク写真が出始めています。 ボディデザインは、APS-CミラーレスのX-Pro1を踏襲していますが、光学ファインダーが無くなったフロントフェイスはとてもスッキリとした表情になりました。 OVFとEVFを瞬時に切り替えるハイブリッドマルチビューファインダーを搭載したX-Pro1は、その他のミラーレスとの大きな差別化ポイントであっただけに、OVFの非搭載としたX-E1の評価は分かれるところとなるでしょう。 一方、外観デザインについていえば、よりシンプルで洗練されたボディは、デジタル時代の顔へと進化し、単なるレトロ調とは異なる次世代のフジフォルムらしさに溢れています。 当然のことながらX-Pro1同様のXマウントを共有することになるでしょうから、今後二系統のボディでシリーズの強化を図ることになりそうです。
SONY XPERIA TABLET(仮称) 2012年08月11日 10時21分20秒 | デジタルガジェット 世界初の二画面折り畳みタブレットの“P”。そして定番サイズで独自の偏重心デザイン“S”。 iPadとは一目見て違うオリジナリティ溢れるデザインで登場したSONY TABLETシリーズでしたが、次の新製品からはその名を“SONY XPERIA TABLET”になる模様。 考えてみれば、スマホのXPERIAも、タブレットのSONY TABLETもどちらもAndroidを採用しているので、ブランドをXPERIAに統合してもおかしくはありません。 さて、その上でこの時期Sタイプのリーク写真から見えるのは、本体の薄型化。 偏重心の折り曲げ雑誌フォルムの基本形状は踏襲し、厚みをよりスリム化。 最厚部が現行の20.6mmから11.85mmと約半分ほどの薄さになる模様。 重心をずらしたくさび型の異形フォルムによる持ちやすさも大事ですが、やはりモバイル製品の場合、薄さの追求は絶対的な条件です。
PRADA Bluetooth by LG HBM-906 2012年08月06日 20時24分46秒 | デジタルガジェット かっこイイ! 理屈抜きで、それがどんな性能で、一体どれほど便利なのかはさておいて、ファースト・インプレッションでそう感じてしまったBluetoothイヤフォン。 PRADAとコラボといえばやはりLG。 docomoから発売中のPRADA phoneに続いて、今度はPRADAブランドの周辺機器をリリースしてきました。 それも、こんなにもモード感溢れるスタイリング。 ジャパン・エレクトロニクスのアドバンテージが、グローバルの世界ではもう通用しなくなってきているのを、ひしひしと感じざるをえません。 物静かでありながら、周囲の空間を支配する存在感。 LGデザイン、衝撃です。
東京駅 2012年08月05日 17時01分49秒 | トラベルフォト 日本銀行や旧国技館(現存しない)を手がけた建築家 辰野金吾によって設計された、東京駅丸の内駅舎。 現在、鹿島建設によって行われている保存・復原工事の完成も、もう間もなく。 駅の地下部分は、来るべき巨大地震にも耐えうるよう、免震工法で施工され、地上部分にあたる、東京駅の顔とも言うべき赤レンガは保存修復。 そして、今回新たな試みとして、三階から屋根にかけての個所については、1945年の戦災によって焼失する前の、当時の姿を再現すべく今回の工事が着工されました。 10月の完成を前に、かつて東京駅のシンボルであった東西のドームが姿を現しました。 ベールを脱いだその大屋根。 威風堂々とした重厚な姿なのに、なぜかやさしい。 当時の姿を知らない僕らにとっては初めてのお目見えなのに、なぜか昔からそのままであったかのような風貌。 本当の東京駅が今、そこにあります。
金沢 ひがし茶屋街 2012年08月04日 16時15分05秒 | トラベルフォト 雨の金沢。 三大茶屋街のうちの一つで、最大の規模を誇るのがこのひがし茶屋街。 訪れたのは、すっかり日も落ちた夜の9時。もちろん通りの店も閉まっています。 夕方から降り続いている雨が、小降りになったところで、茶屋の軒下をしばらく間借りして撮影しました。 三脚と長時間露光でシャッターを切ると、雨に濡れて街路灯に反射する路面の光が、ひがし茶屋街の粋な雰囲気を更に演出してくれました。 紅殻格子が整然と立ち並ぶ通りの空気は、人で賑わう昼間とは全く様子の違う、抒情溢れる金沢のもうひとつの表情。 芸子さんの奏でる三味線の音色が、どこからともなく聞こえてきそうな、そんなひがし茶屋街の風景です。
DENON COCOON(コクーン) DSD-500 2012年08月02日 22時40分32秒 | デジタルガジェット DENONから登場、ネットワークドックスピーカーの「COCOON(コクーン)」。 コクーン(繭:まゆ)の名の通り、細長いバルーンのようなその風貌は正に繭。 iPhoneでもiPod touchでもiPadさえも接続可能なドックを備え、DENONならではの高音質なオーディオのアウトプットが期待できます。 中でもユニークな外観デザインは話題を呼びそう。 真っ白な雲のような、大きなピーナッツのような。 どこか記憶の底をくすぐるような、愛らしいまあるいフォルムは、素敵な音の広がりさえ感じさせてくれるのです。 果して、インテリアにこのカタチは合うのか?という疑問も湧いてくるのですが、ノイズレスな作りの構成は、かなり好感度が高いのです。