従来型プロダクトの常識を次々と覆したモノ作りに邁進し続けるアップル。
New iMacも、そのディティールを見れば見るほど、まるで不可解としか言いようのない製造方法で作られていました。
例えば前面下のアップルマーク。
まるでアルミ板に埋め込まれた象嵌(ぞうがん)を思わせるほど精緻な精度で嵌め込まれたこのマークには、ひとつの都市伝説のような話があるのです。
顔を近づけて目を皿のようにして見ても、0.1mmの隙間もなく一体化しているその製造の秘密とはこうです。
アルミ加工工程で完成した高精度な本体部分を厳密なレーザー測定機を使用すると、0.1mm刻みで誤差が発見されます。
同じく精密加工されたアップルマークにも同様の誤差が生まれるのですが、その両者のを並べて、誤差が相反する同志を組み合わせて、嵌合0(ゼロ)の匠の製品が誕生するというのです。
金色ガンダムに代表される、粗悪なコピー商品が今だ絶えない同じMade in CHINAとは思えないこのモノ作りへの執念。
ゆえに不可解なのです。