紅葉の時期、南禅寺にはいつも訪れているのですが、今年はその塔頭のひとつ、天授庵へと向かいました。
方丈前庭では枯山水の背景に、鮮やかなオレンジ色に色付いた紅葉が目の前に展開され、腰をかけながら静かに眺めていました。
その後、書院南庭へ。
山門をくぐると、池泉回遊式庭園が現れます。
こちらの楓は薄緑から黄色へと変わるところ。その下の池には鯉が優雅に水中を舞っています。
その様をしばらく眺めていると、ふわっと一陣の風。
はらはらと、色とりどりの楓の葉が水面に落ちると、そこに、日本の秋の絵が完成しました。