室生寺の石楠花(シャクナゲ) 2014年04月30日 15時29分23秒 | 花 室生寺の石楠花(シャクナゲ)、アップで捉えてみました。 山門を入ってすぐに左、護摩堂の前の参道では、石楠花が人の背を超えて、まるで花の壁のように咲いています。 この日の咲き様はほぼ満開。 どの花を見ても、薄紅色の手鞠のようにまん丸のブーケになっています。 そのなかで、一際スポットライトを浴びていた手鞠を中心にフレーミング。 撮り終えた後のピントの確認で、球状になった石楠花の花を一輪づつ拡大してみれば、なるほどツツジ科だけあって、その咲き姿はツツジと同様の可憐な花でした。
室生寺の石楠花(シャクナゲ) 2014年04月28日 21時24分36秒 | トラベルフォト 石楠花(シャクナゲ)の花が、こんなにも美しいものなのかと改めて思いました。 奈良 室生寺。 春の桜も、秋の紅葉も素晴らしいのですが、室生寺といえばやはり石楠花。 これほどまでの満開時に訪れたことがなかったので、石楠花が咲き乱れる素晴らしい景色を前に、目も心もすっかり奪われてしまいました。 山門をくぐったその目の前には、視界に収まりきれない程の花の群れ。 鎧坂の脇を彩る石楠花を眺めながら、弥勒堂、金堂、本堂と過ぎたところで見えた風景がこの写真です。 心の記憶にある最も室生寺らしいこの光景に、じっと見入るばかりでした。
LEICA T (Typ 701) Vol.2 2014年04月26日 10時46分49秒 | デジタルガジェット LEICA T (Typ 701)のカラバリは、シルバーとブラック。 円弧と直線だけで構成されたライカ伝統のデザインには、引き締まった黒がよく似合います。 これまでのミラーレスカメラの場合、外付けオプションのEVFを取り付けると、どうにも本体とのバランスが悪くて残念な場合が多かったのですが、LEICA Tは違いました。 外付けEVFのビゾフレックス(Typ 020)のデザインは、まさにライカ。 今までなんでこんなにもシンプルで端正なEVFが無かったのだろう、と思わせる秀逸な仕上がり。 角度調整もできるので、ローアングルでの撮影も安定して行えます。 ボディ、レンズ、周辺機器そしてUI(ユーザーインターフェース)。 すべてを含めたTシステムのトータルデザインは、スタートしたこの時点から、すでに高い次元で完成されているのです。
LEICA T (Typ 701) 2014年04月25日 21時04分59秒 | デジタルガジェット 遂にカメラもユニボディ化。 アルミのインゴットから削り出した、世界で初めてのデジタルカメラ、LEICA T (Typ 701)。 その精緻な質感、確かな剛性感は、視覚を通してひしひしと伝わって来るのです。 カリカリに研ぎ澄まされた無駄のないデザイン。まさにライカならではのロジカルなカタチ。 こんなに贅沢な造りのカメラですから、当然プライスも普通ではありません。 ボディのみで税込237,600円。 写真にセットされたレンズ、ライカ ズミクロンT f2/23mm ASPH.は、税込243,000円 ……。 間違いなく所有欲と写欲を満足させる、素晴らしいカメラであろうことは、分かっているんですけどねぇ…。
天益寺(てんやくじ)の枝垂れ桜 2014年04月22日 21時58分33秒 | トラベルフォト 今月初めに撮影した、天益寺(てんやくじ)の枝垂れ桜。 奈良 宇陀の又兵衛桜を見終えた後、駐車場のおばちゃんに「確かこのすぐ近くにも大きな一本桜があると聞いたんですが…」と問いかけると、「すぐそこやよ。そこの道を入ってすぐ右。名前はなんやったかな…」 行ってみると、曲がり角には「天益寺の枝垂れ桜→」と書かれてありました。 こんなに近くだったんだ、と探してみるのですが、なかなか場所が分かりません。 ふと振り返った小山の上に、真っ白な枝垂れ桜が見えました。 狭い路地を上り、ようやくたどり着いた時に見上げた桜がこれです。 天益寺のお堂そのものは、1999年に焼失したため、仮のお堂しかありませんが、その道の前に大きく枝を伸ばした枝垂れ桜。 真っ白な桜のぼんぼりが、青い天から降り注いでくるようです。 ほぼ垂直真上を慣れない姿勢でずっと見つめていたため、しばらく首の筋をさすらなければなりませんでした。
台北 圓融坊(ユエンロンファン)の少女 2014年04月19日 14時57分33秒 | トラベルフォト 台北 永康街(ヨンカンチェ)にあるアジアン雑貨の店、“圓融坊(ユエンロンファン)”。 代官山あたりにあってもおかしくないようなお洒落な品揃えと落ち着いた雰囲気。 特にシルクを使ったファッション小物が充実していて、しかも一品一品手が込んでいます。 レジカウンターの前を回って店内をぐるりと一周回ろうとしたとき、目の前をひとりの少女が早足で横切ったかと思うと、ぺたっとこの椅子に座り込みました。 やがて、カメラを構える僕に気付き、こちらを向いたかと思うといたずらっぽく笑いかけてくれました。 再びファインダー越しに視線を合わせると、その屈託のない笑顔は消え、このような射るような鋭い眼差しに変わります。 シャッターを切り、再びファインダーから目を離して彼女に笑いかけると、彼女はいたずらっぽい微笑みを返し、笑い返してくれました。 その一瞬のコミュニケーション。彼女にとっては、そのやり取りすべてが遊びのようでした。
長谷寺 御所桜 2014年04月17日 22時07分03秒 | トラベルフォト 先週長谷寺に訪れた時の写真です。 この日はまさに快晴。雲一つない晴天に恵まれ、加えて境内の桜も満開。 長い石段を登る時も、本堂の舞台から広い境内を眺める時も、五重塔へと向かう道の途中も、自然の与えてくれた晴れやかな風景に見とれていました。 奥の院へと向かう道中は一部工事中であったため、一旦階段を降り、六角堂の方から本坊へと向かいました。 本坊の山門手前に植えられた御所桜。その咲き姿は実に見事。 小さなピンク色のぼんぼりを、数え切れないほど枝につけて、青空の下で輝いています。 年に一度あるかないかの、大当たりに日だったに違いありません。
SONY KD-65X9200B 2014年04月15日 19時06分42秒 | デジタルガジェット 4Kの試験放送すらまだ始っていないこの時期、家電各社から4KTVが相次いで発表されています。 SONYからは49型から85型まで、一気に8ラインナップが登場。 中核モデルのKD-65X9200Bは、前衛X9200Aシリーズに引き続き、大型サイドスピーカー搭載の音質訴求タイプ。 特に注目なのはこの側面フォルム。 両サイドで支える本体スタンドから、天に向かって突き上げるような特徴的なウェッジシェイプは、新鮮な驚きを与えてくれます。 一眼レフの写真鑑賞では、その超高画質機能の本領を発揮してくれる4KTVですが、4Kの映像コンテンツのない今現在、一体どう楽しむことができるのでしょうか。 各社ハードウェアはすでに完成しているだけに、ソフトの環境整備がとても気になります。
チューリップ イエローキング 2014年04月13日 11時17分29秒 | 花 馬見丘陵公園「やまと花ごよみ2014 馬見チューリップフェア」では、見頃を迎えた44種類もの色とりどりのチューリップに出会うことができます。 花見茶屋エリアの扇形花壇を見て回るうち、目に飛び込んできたのがこの鮮やかなイエロー。 名前を“イエローキング”。 混じりけなし。嬉しいほどの黄色。 春の朝の光を受けてきらきらと輝く暖かでポジティブな色彩は、ただ見ているだけで自然に気持ちが明るくなってきます。 目に見ることができない幸せの色っていうのは、きっとこんな色なのかもしれません。
チューリップ ダイナスティ 2014年04月12日 22時22分19秒 | 花 本日土曜日から、奈良 馬見丘陵公園で「やまと花ごよみ2014 馬見チューリップフェア」が開催されています。 広大な会場内の各箇所に植えられた春の花は、全部で約20万株! 中でも会場を埋め尽くすチューリップの花々たちは、今まさに満開。 花の道エリアを過ぎ、花見茶屋エリアに向かうと、なんとも可愛らしいピンク色のチューリップが見えてきました。 名札を見ると“ダイナスティ”。 白いパンジーと共に植えられていて、それはそれは可愛らしい花壇だったのですが、その中の一株だけ、なぜか絞り入りのものが。 これもダナスティ? 真相は分かりませんが、花壇の中では間違いなく主役を張っている一本でした。
Nikon 1 J4 2014年04月10日 23時19分57秒 | デジタルガジェット オートフォーカスを効かせながら秒速約20コマの連続撮影が可能! ピント固定ならなんと約60コマ/秒! それはもうまさにムービーからのベストフォトの切り出しそのもの。 ミラーレスならではの超速連写がもたらす新提案は、一眼レフでは物理的に到達することはできない大きな魅力。 しかも横幅100mm切りの小さなボディは、コンデジ同等のコンパクトさ。 気軽に散歩へ連れ出せて、しかもレンズ交換の楽しみもある、いいとこ取りの相棒。 二週間後の発売は大いに楽しみですし、秒速60枚撮りも試してみたいのですが、その中からベストショットの1枚を選び出すのに、これはとてつもない時間がかかりそうです。
又兵衛桜 2014年04月08日 22時21分07秒 | トラベルフォト 今まさに満開を迎えた、奈良 宇陀市又の兵衛桜。 6時半頃到着すると、ちょうど桜のてっぺんに朝日が差込み始めています。 優に100人は超えると思われる、又兵衛を撮影に来た人達の間に入って三脚をセットします。 いつもであれば、背後の桃の花も一緒に満開を迎えるのですが、今年の桃は少し開花が遅れています。 でも又兵衛桜は今年も、その大きな腕いっぱいに桜を咲かせ、観客の目を楽しませてくれました。 その大きさ。その枝振り。その咲き姿。 樹齢三百年を超える老齢な桜は、いつ見ても新鮮な驚きを与えてくれるのです。
長谷寺 五重塔と桜 2014年04月07日 17時52分33秒 | トラベルフォト 日本は桜の国。 この景色を見て、そう思いました。 奈良 桜井 長谷寺は花のお寺。 今まさに桜が満開。 本堂の舞台から眺める五重塔は、咲き誇る染井吉野に囲まれて、いつもとは違う朗らかな表情。 レンズを望遠に切り替えてシャッターを切っていると、ふわっと春の風が舞台の上を吹き抜けて行きます。 ファインダー越しによく見れば、春風になびいて飛んでいく桜の花びらが見えます。 ご本尊の十一面観世音菩薩様に暖かく見守られる前で、気持ちのいい日差しが舞台の上を照らしていました。
西光寺 城之山枝垂桜 2014年04月05日 23時13分31秒 | トラベルフォト 奈良 室生寺を過ぎ、車一台分程の細い舗装道を上っていきます。 本当にこの先にあるのだろうか…、と思いかけた時、その枝垂れ桜の頭が見えてきました。 ここだ!と喜んで近づいて行くと、これは大きい枝振り。 舗道一杯に伸ばした枝垂れ桜の枝を頭上に見ながら通り過ぎ、改めてしっかり眺めてみます。 青空の下でみる薄桃色の桜は八分咲き。 樹齢三百年というこの桜は、西光寺の城之山枝垂桜。 「おぉ…」という深いため息とともに、何度も何度もシャッターを切りました。
椿寿庵(ちんじゅあん) ~見驚(けんきょう)~ 2014年04月02日 22時14分18秒 | 花 つややかな白。 華やかな花弁。 シンプルに美しい花を咲かせるこの椿の名は「見驚(けんきょう)」。 目に驚きを与える程のインパクトがある訳ではありませんが、その咲き姿は実に清楚。 フェリス?白百合?聖心女子? 全く勝手な想像でしたが、そんなお嬢様学校に通うおしとやかなご令嬢を連想させる、やわらかな雰囲気を持っているのです。 乱れなく整った蓮華咲きの花弁は、まさに正統派美人。 “日本の椿”ということを強く意識させられます。