起伏に富む広大な境内を回りながら、色付く紅葉を楽しんで歩いた長谷寺。
本堂から弘法大師御影堂、五重塔に陀羅尼堂を経ていよいよ出口へと近づこうという頃、小さな山門の向こうに大きなお堂があるのに気付きました。
本坊 大講堂です。
お坊さんたちの事務所ですので、中に入ることはできませんが、なぜか入口付近に人だかりが。
これです。
講堂の長い廊下の先に見える真っ赤な楓。
まるで暗闇の向こうに掛けられた、一枚の美しい絵画です。
周囲の皆さんが声を上げるのも頷けました。
この景色を毎年楽しめるなんて、長谷寺のお坊さんたちはとても羨ましいかぎりです。