GOOなMONOたち

ケータイ、音楽、PC、デジカメ。僕らの毎日を楽しく彩るGOOなMONOたちをご紹介!

カイザーブルグ城 魔女の看板

2009年07月31日 23時33分56秒 | トラベルフォト
映画「魔女の宅急便」のTV放映があったので、久し振りに見ていました。
ストックホルムを舞台とするヨーロッパの美しい街並みや、路面電車やクラシックカーが石畳の上を行き来するゆっくりとした時間の流れが、ほんのり切なく懐かしいような心地良さを感じさせてくれました。
物語の終わりにエンディングロールを見ていると、キキの勤めるグーチョキパン店の屋根に、トンボが魔女の看板を取り付けている場面が出てきました。
それを見て、どこかで見たことあるな…、と思い探してみると、昔撮った写真の中にありました。
映画の中の看板とは似ても似つかない中途半端にリアルな魔女人形でしたが…。
場所はドイツ。
ニュルンベルグ、カイザーブルグ城のお堀端にあるレストラン。
店名は綴りが全く読めないので分かりませんでした。
夕焼けが落ち始める頃、夕飯にはまだ早い時間でしたが、お客さんたちはすでにビールをひっかけ、すっかり出来上がっていて、陽気な声があちこちから聞こえていました。
でもなぜ、魔女なのかは未だ謎のままです。

京町屋 無名舎(むめいしゃ) Vol.3

2009年07月30日 23時43分20秒 | トラベルフォト
ふたたび階下へ戻り、改めて中庭をじっくりと鑑賞。
表屋造り(※↓)の典型のような無名舎(むめいしゃ)の間取り。
表に面した店舗と奥の住居を中庭でつなぐ設計は、実によく練られた考え。
家の中からも外からも見渡せる中庭は、店を訪れるお客様には、家の中に季節の色を引き込む贅沢な庭として。
そして、共に暮らす家族のためには、心安らぐ憩いの空間として。
ハレもケも、空間を鮮やかに演出するこの小さな庭は、京町屋にとって大切な舞台。
自然のスポットライトを浴びて浮かび上がった坪庭は、まるで映画のセットのような神聖な存在感を漂わせています。
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表屋造り

京町屋 無名舎(むめいしゃ)の猫

2009年07月28日 23時03分04秒 | Street Cat
「二階もあるんですよ。」と言われ、たいそう急角度の階段を上っていきました。
客間として使用されていた座敷から庭側に向かう板間があるので、二階から真下の座敷庭を眺めようとしたその時です。
視界の下隅でモゾモゾと動く気配を感じて、うわっと声を上げてしまいました。
ガイドの方によると、この屋敷の主だそうです。
もちろんこの無名舎(吉田家)には、れっきとしたご主人がお住まいなのですが、日常生活は奥の蔵を改造して住居としているとのこと。
こちらの町屋の方は、この猫が実質の支配者(?)。
毎日我が物顔で暮らしているそうです。
人間のこちらは、ただのお客さん。
彼の我が家ですから、この熟睡を妨げるわけにはいきませんでした。

京町屋 無名舎(むめいしゃ) Vol.2

2009年07月27日 22時40分17秒 | トラベルフォト
無名舎(むめいしゃ)の庭。
変わってこちらは、居室から眺める奥の座敷庭。
説明員の方から庭の解説に入る前に、まずは町屋の夏のしつらえについての話がありました。
暑さの厳しい京都の夏を乗り切るため、見た目にも涼を感じるよう、家の中を季節に合わせて細やかに衣変えをします。
襖は葦戸(すど)に変わり、軒下には簾(すだれ)を下げ、畳の上には網代敷が敷かれます。
暑い真夏の日差しを避けながら、風を部屋の中に取り入れ、常に触れている足もとから涼しさを感じられる合理的な工夫は、視覚的にも涼やか。
ここに風鈴の音でもあれば、夏の暑さ対策はほぼ完璧。
足りないものがあるとすれば、それは蚊遣り器(蚊取り豚)でしょうか。
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蚊遣り器

京町屋 無名舎(むめいしゃ)

2009年07月26日 22時25分48秒 | トラベルフォト
明治42年、築約100年という歴史ある京町屋「無名舎(むめいしゃ)」。
連子格子の引き戸をくぐり、通り庭を行くと、すぐに目に入るのがこの中庭。
玄関先からも、居室からも、いつでもこの涼やかな景色が眺められる贅沢。
この小さな庭には、日本の美意識が、京都の洗練が、ギュッと凝縮されています。
一目見たとたんに、その静かな世界観に引き込まれてしまいました。
暗い影の額縁の向こうに見える、鮮やかな光の日本画のしかけにはまり、その作為を憎いほどに感じながらも、やはり心奪われてしまうのです。


大浦天主堂 Vol.3

2009年07月25日 15時47分40秒 | トラベルフォト
大浦天主堂の向かって右側の側道脇には、旧羅典(ラテン)神学校が併設されています。
校内はキリシタン資料室として使われていて、日本におけるキリスト教の歴史が学べる施設になっています。
学校の窓越しに天主堂を見ると、良く知っている姿とはまた違ったアングルで楽しむことができます。
それにしても、どの角度から眺めても変わらない、八角形が印象的な屋根ですが、その形…、どこか馴染みがあります。
……、としばらく考えていましたが、判明しました。
長崎といえば、ちゃんぽん。ちゃんぽんといえば、リンガーハット。
そう、リンガーハットの例の三角屋根です。
色こそ違えど、やっぱりモチーフはこれですよね。
    ↓
リンガーハットの屋根

大浦天主堂 Vol.2

2009年07月24日 19時31分34秒 | トラベルフォト
慈愛に満ちた穏やかな表情を浮かべ、信徒たちの心を繋いできた、白亜のマリア像。
大浦天主堂の正面入り口に建てられたこの美しい像は、大浦天主堂の建設に奔走したプチジャン神父より、「日本之聖母」と命名されました。
無垢で清らかな白い姿の頂に、黄金の冠の輝きが映え、静かで高潔なオーラを放っています。
やさしく注がれる暖かな祈りのベールを体に受けると、信仰心のない僕でも、思わず立ち止まって手を合わせてしまうほかありませんでした。

大浦天主堂

2009年07月23日 22時13分12秒 | トラベルフォト
正式名称「日本二十六聖殉教者天主堂」。
長崎を代表するスポットのひとつで、日本で最も古いキリスト教建築物です。
“二十六聖殉教者”天主堂とあるように、西洋人、邦人合わせて26名ものキリシタンが、この地で処刑されました。
豊臣秀吉のキリシタン弾圧により、関西地域で捕らえられた多くの信者は、大阪・堺で引き回しの後、なんと一ヶ月もの間裸足で歩かされ、長崎へと連れてこられたそうです。
もちろん舗装もされていない悪路を裸足で歩む、一ヶ月の道程。
砂利や小石が突き立たれる足の裏が、どれほどの痛みであったかは想像もつかないのですが、厳しい行脚の中にあっても信仰を貫き通した、その硬い意志の源とは、一体何だったのでしょうか。
太陽の光が、天主堂の頂上の十字架を眩しく照らしだす光景が、とても印象的でした。

Panasonic ナノケア EH-NA90 Vol.3

2009年07月20日 12時01分36秒 | 家電
従来のヘア・ドライヤーにはない、この特徴的なデザイン。
このパナソニックEH-NA90の原型となる、ナショナル時代のEH5441(下記↓)は、デザイナー深沢直人氏によるものです。
±0や無印のイメージとは随分と異なるコッテリ感のあるデザインテイストですが、「イノベーションは細部に宿る」というデザイン・フィロソフィーを掲げる同氏の手によるEH5441は、前方に空気を集約させる構造を、そのまま形にしたような独特のデザイン。
一切の継ぎ目が無く、全体を包む滑らかな一体感からは、たしかに作り込みへの拘(こだわ)りが感じられます。
製造上の効率化や強度設計の問題なのでしょうか、前後左右にキャビティーの合わせ目が走るこのEH-NA90では、その思想は横に置かれ、やや似て非なるものになってしまいました。
しかし、もし、この設計によって、製品の長寿命化が図られ、機能が向上する上に低価格を提供できるのだとしたら…。
果たしてどちらが“善”といえるのでしょうか。
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ナノケア EH5441

Panasonic ナノケア EH-NA90 Vol.2

2009年07月19日 11時48分20秒 | 家電
さて、ナノイースイッチをオンにして、髪に風を当ててみました。
正直、期待を膨らませていたほどには、劇的な効果は得られませんでしたが、しっとりとした仕上がりかといえば、確かにそうかな……という感じ。
しかし、もう一つの特徴である、乾燥スピードについては、速乾性を実感。
前衛機種のEH5441と比較して約30%アップというのは、本当のようです。
同じ1200Wの消費電力なのに、ノズルの形状を変えただけでというのは、不思議な気もしますが…。
使う人によって、効果の実感については様々でしょうが、アンケート結果にあるように、髪に潤いを感じたり、スタイリング時間が短縮できたり、髪にツヤがでたり、スタイルが長持ちしたり、といったことを“毎日”感じられるのであれば、ナノイー分の価格アップは、日割り計算で考えても格安でしょう。
その満足レベルが、使ってみないと分からないというのが歯がゆいところなのですけれど。

Panasonic ナノケア EH-NA90

2009年07月18日 16時25分38秒 | 家電
「女性の98%が実感した」(↓)という驚きの指通りは本当なのか?
今まで使っていたドライヤーが突然壊れ、急遽購入したのが、この謳い文句が気になるナノケア・ドライヤー。
放電素子を、従来の連続発生方式からパルス発生方式に変えて、水分浸透力を向上させたというこのEH-NA90。
ドライヤー売り場に置いてある、通常のマイナスイオンドライヤーと比べて、ナノイーが発生させる水分量は、なんと約1000倍。
それなら男の僕でも、髪質の変化を実感できるのではないかと、大きな期待。
箱を開けて、早速使用してみました。
さて、その効果は…… 。
    ↓
「ヘアードライヤー ナノケア」モニターレポート | モニターレポート | Panasonic Beauty Style | Panasonic

喜光寺(きこうじ)と花蓮 Vol.2

2009年07月15日 23時55分18秒 | 
朝早く喜光寺(きこうじ)に到着すると、いつも元気な名物住職さんと挨拶を交わしました。
まずは、今日一番の蓮について。
朝から張りのある声で「お勧めの鉢はこれとこれ!」と教えてくれました。
続いて蓮講座。
「葉っぱを見れば、すぐに個体種が分るんですよ。古代種はつるつる、洋物は産毛。触ったら一発ですわ。DNAが違う。」
なるほど、確かに。
普段の言葉で語るのが好きな、とても気さくな人柄で、いつも参拝者を楽しませてくれます。
喜光寺参拝の楽しみは、この鮮やかな花蓮の美しい姿だけではありません。

喜光寺(きこうじ)と花蓮

2009年07月13日 21時17分39秒 | トラベルフォト
一方こちらは、喜光寺(きこうじ)と花蓮。
6月の終わり頃から順次咲き始める鉢植えの花蓮。
境内には200鉢もの花蓮がずらりと並べられます。
ピンク、白、黄色。様々な色とバラエティ豊かな形をした、やや大ぶりの花蓮が咲く鉢の間を行き帰していると、鮮やかな花の色に幻惑されて、時の経つのを忘れてしまいそうなほどです。
さて、昨日の元興寺と、あえて同じアングルで写真に収めてみました。
石仏を背景に、かたや桔梗、かたや花蓮。
色も形も雰囲気も、全く異なる花の種類ですが、どちらも同じく奈良の夏には欠かせない、可憐な風景を見せてくれました。

元興寺(がんごうじ)と桔梗 Vol.2

2009年07月12日 11時19分26秒 | トラベルフォト
浮図田(ふとでん)。
全く聞きなれない言葉ですが、石塔、石仏のことを総称して浮図(ふと)と呼ぶのだそうです。
周辺地域から、元興寺のもとに集まった二千五百基もの浮図が、まるで田の中の稲穂のように生った様子を称して、浮図田と名付けられました。
その浮図の間から、所狭しと咲き誇る薄紫の桔梗の生き生きとした表情は、石仏ひとつひとつに宿る尊い生命が、美しい実体となって現れたかのようです。
元興寺の前身である飛鳥寺まで遡れば、日本最古とも言われる仏教寺院。
深い歴史を持った世界遺産のお寺が見せる演出に、しっかり心を打たれました。

元興寺(がんごうじ)と桔梗

2009年07月11日 22時56分20秒 | 
日本の仏教と共にその歴史を歩んできた由緒正しきお寺、元興寺(がんごうじ)。
今、境内では桔梗(ききょう)の花が満開を迎えています。
毎年、7月に入ると桔梗の花が咲き乱れるということは知っていたのですが、その姿を目にしたのは初めて。
艶(あで)やかというべきか、艶(つや)やかというべきか、その気品ある立ち姿に一目で魅了されてしまいました。
幻想的なその光景は、紫色の五芒星(ごぼうせい)がきらめく小宇宙。
梅雨の晴れ間にこぼれる夏の日差しと暑さを、忘れさせてくれるような、涼やかな色彩を見せてくれました。