目の前に広がる光景をまるごと取り込む、魔法のような眼。
新世代広角ズームレンズ、EF16-35mm F4L IS USMを通して見る風景は、そのどれもが新鮮な驚きを伴うのです。
購入する前は、望遠と違ってそれほど手ブレにシビアにならなくてもいいはずの広角レンズに、どうしてISを搭載してきたのか分かりませんでした。(無論あるに越したことはありませんが)
しかし、撮影を始めてすぐに気づきました。
風景ならばもちろん基本は絞り込む → シャッター速度は低速になる → 高画素のセンサーならば僅かなブレもすぐに目立つ。
実際この写真、絞りはF13でシャッタースピードは1/30秒。
IS無しのレンズならば、1/30秒は手ブレ発生ラインです。
そんなよくあるシーンでも、シャッター速度換算4段分の手ブレ補正効果は、実にありがたいのです。
頼もしい相棒が、またひとつ味方になってくれました。