もう一つのNikon 1(ニコン ワン)、 V1。
V1の“V”は当然ビューのVでしょう。
J1にはない機能で、しかも上位機種としての証、EVF(エレクトリック・ビューファインダー)を搭載し、しかも背面液晶はJ1の倍の緻密さを誇る、92万ドットの高精細。
撮影要素の根幹である“見やすさ”に拘った上位機種、それが V1。
ミラーレスですから、一眼レフのようなペンタプリズムは必要ありませんが、軍艦部に表れた凸型のでっぱり形状が、嫌が応にも目に留まります。
光学式カメラの基本形状をアイコン化したような、実に素直でプレーンなアウトラインが、原型的な要素を醸し出し、V1の最大の個性となっています。
こうしたミニマルなカタチをプラボディで纏め上げてしまうと、ただのチープなトイカメラになってしまうのですが、精度の高いアルミボディで成型したところがミソ。
本物感とカジュアル感がうまくミックスされ、クリアで垢抜けた印象に仕上がっています。
ニコンの新たな1ページが、今ここに開かれました。