NHKの「世界はほしいモノにあふれている」という番組があるが、三浦春馬とjujuが司会でどうなるのかと思っていたら、鈴木亮平が新司会者で昨日から始まった。テーマによっては見ていた番組なので、三浦春馬の柔らかな雰囲気がそのまま番組の味となってることは知っていた。その彼の死は本当に驚いたし、新しい司会者で大丈夫かとも思ったが、多分すぐに司会も慣れるし番組にも慣れることだろう。
で今回のテーマはチーズ。興味のある物がいきなりきたので当然見たというわけだ。案内役は元フェルミエ(東京のチーズ専門店)の店長だったフランス人。日本語もしゃべれるし専門家なので完璧な案内人。鈴木亮平もチーズが好きと言っていたが、本人が説明した通り、所謂料理の上にたっぷりチーズをのせて焼いたもの、などが好きなチーズ好きで、そのチーズは何かというところまで関心のあるチーズ好きではない。多分チーズ好きの99パーセントはこんな感じではないだろうか。
番組では、残り1パーセントのチーズ好きが思わず身を乗り出すようなチーズ作りの現場、バスクのチーズ農家を訪ねる。完全手作りの羊のチーズ(ブルビ、最近では一番好き)、作り手の職人魂を感じながら絶対食べたくなるような逸品だった。
映画「テネット」を見た。分かり難いという評が兎に角多いのでどんな風に分かり難いのかと興味が湧いて見てみたのだ。映画は、大筋としては世界の滅亡を阻止するエージェントの活躍ということになるが、一つ一つの場面が時間的に進行する普通の場面と逆行する場面が同時に同じ画面に現れるという、時間の感覚がおかしくなるような展開が続きかなり幻惑される。過去に戻っていろいろ暗躍だったら単純なタイムマシンものになるが、逆行(巻き戻しのような)と現在進行、パラレルワールドとか相当入り組んだ造りになってるのでかなり分かり難い。つまり論理的に理解しようとしても無理があるのだ。この映画は、何だか知らないがそういうことになるのね、くらいなの感じで見ればそれなりに楽しめる。映像はかなり凝ってるし。それとちょっと説教臭いテーマも最後に明らかになる。
自分にとっての奇跡のショット。どういうことかと言うと、普通この手の飛びもの撮影は何枚も撮ってその中からまともなものを選ぶというやり方をするのだが、その確率はカメラを変えて上がったとは言え一割程度(素人レベルでの話)。ところがこのルリボシヤンマは一回シャッターを切っただけ。唯一のシャッターチャンスがまさかのまともな一枚だったという訳だ。実際昨日のキトンボは、日差しの強いなかで次から次と被写体は飛来、しかも接近できるという好条件。にも拘らず確率は一割。これは薄暗い(ルリボシヤンマが好む環境)中でいたのはこの一頭だけ。そしてなかなか近くでホバリングしないという悪条件。だから一回しか切れなかった。こんなこともあるんだね。