子供の時一回くらい行ったかもしれないが、大人になっては初めての眼科に行った。始めは単なるものもらいと思っていて、目薬を差せばその内治るだろうと思っていたものが全然良くならず、違和感ばかりが増しとうとう眼科に行くくとにしたのだ。ところが、専用の目薬を貰ってさっと終わりかと思ったら、そうはならずに切除するということになった。麻酔もし焼き切るという方法をとるらしい。何だか大げさなことになったと思ったが、皮膚にできたいぼを切除と思えば、眼科の世界では普通のことなのかもしれない。しかし、イメージとしてはどうしても「眼球譚」というよりは「アンダルシアの犬」である。専用の器具で瞬ぎできないようにするので作業が見える。頭の中にはずっと「アンダルシアの犬」のカミソリで眼球を水平に切る場面がフラッシュバック。しかも、出血が思いのほか多く、ちょっと焦っていたのが伝わってきて恐怖は増すことになる。
というわけで、一日眼帯をし翌日の今日は、目薬を差すだけのいつもの日常と変わりがなかった。