テレビドラマの長期低落傾向は変わらないようだが、昨日、偶然「黒の女教師」というドラマを見た。と言っても終わりの15分ほど。何故かというと、チラッと見たとき、朝の連ドラ「梅ちゃん先生」にでている役者が、どうやらこの回の中心であるような役どころで出ていたからだ(連ドラでは集団就職で上京した工員役)。因みに、テレビドラマで見ているのはこの「梅ちゃん先生」だけである。断っておくが、このドラマが特別優れているから見ているという訳ではない。
で、この「黒の女教師」というドラマだが、テレビドラマにありがちな、誇張し単純化されたキャラクターの人物が、殆んど漫画のような世界を展開させていくという、一言しょうもないドラマで(こんなのばかりである)、視聴率が上がらないのも当然だという内容だった。但し、視聴率が高ければ優れたドラマか、とは決して言えないのもまた事実である。主役の榮倉奈々は、映画では結構良い役者として活躍している(東京公園など)。
それよりこのドラマ、「梅ちゃん先生」の出演者は、最初に気付いた一人(梅ちゃんでは工員役の)だけではなく、確認できただけでも他に三人もいた。これは、単に使える役者が少ないからなのか、或いは、ドラマ業界がじっくり役者を育てる環境を放棄した結果なのか、いずれにしろ、いまのテレビドラマの世界の貧困振りを表しているのではないだろうか、などと、テレビドラマに興味のない人間は想像してしまった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます