ピカビア通信

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忘れられた原爆タイプ 

2010年09月25日 | トマソン


祭りの格好をした人間がいやに通ると思ったら、きょうもどこかの小宮祭であった。天気はいいがちょっと肌寒い、しかし、絶好の祭日和である。

とこの前見つけた「原爆タイプ」を一つ。数から言うと圧倒的に多いこのタイプ、普通のものではもう面白くない。直球ではなくひねくれ球でないと魅力がない。で今回の物件だが、手前は普通の「原爆タイプ」。普通にしては、ちょっとボケ味があるが、まあ典型である。面白いのは、奥の建物の突き出した部分に残ってるもの。生成過程を考えると、まず先に奥の建物があり、手前にあった建物がなくなり原爆タイプが出現した。そして手前の建物の跡地に新しく建物を作った。多分、奥の建物の所有者が買ったのだろう、だから奥と同じような様式の(と言う程ではないが)建物を奥と一体化するようにくっつけて建てた。くっつけた時点でその部分の原爆タイプは消失したが、道路寄の部分は建物をくっつけられずに残ってしまった。普通だったら、そこまでするのなら建てたときに残された原爆タイプも修復して消すと思うが、そうはしなかった。そして現在の姿。これも、「建物に歴史あり」の世界である。
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