ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

改めて「無用庇」

2010年11月20日 | トマソン

 

嘗ては(20年ほど前)いたるところに存在した「無用庇」、それらの殆どはもう取り壊され、最近ではその稀少性も増してきたように見える。そこで、改めてその「無用庇」の定義を確認してみたい。

はいっ!

 

まず庇というものは何のためにあるか?それは窓の上にあって、窓(或いは戸など)を空けたときに雨などが入らないようにする為にある、窓とは切っても切れない間柄。つまり、窓あっての存在であるのだ。そこで窓がなくなるとその庇はどうなるか。一気に、その構造物としての純粋性が増す。つまり、何かのためではなく、何のためでもない存在が即ち「無用庇」」ということになる。と、「無用庇」の定義をしたところで具体的な物件を。

まずは一つ目、あまりに端整な佇まいで一瞬気がつかなかったが、きれいな物件である

 

 

二つ目、かなり大きな「無用庇」であるが、よく見ると原爆タイプのようなものも見える。ひょっとすると単純な「無用庇」ではなく、もっと錯綜した物語が隠されてるのかも知れない。

 

 

にゃるほど、「無用庇」にも歴史ありですね!

 

 

そして既出の「半分無用庇」がこれ

 

 

いろいろあるもんですにゃあ

 

コメント    この記事についてブログを書く
« グラスワイン.ヌーヴォー | トップ | 石垣ハウス或いは麒麟ハウス »

コメントを投稿

トマソン」カテゴリの最新記事