ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

小宮祭2

2010年09月20日 | Weblog



昨日はとうとう祭りに参加してきた。ただ柱を引っ張るだけの単純なお祭りだが(写真)、単純故原初的な姿を残しているとも言える。一説には、縄文の時代に始まったとも言われていて、本来は、神の再生など信仰的な意味あいがあったのだろうが、今はそういう部分は少なくなり、興奮する装置として他の祭りと同じように受け継がれている。勿論、地域の住民を結びつけるイベントとしても、重要な意味を持つ。いずれにしろ、参加する人間は、この手の祭りに意味を求めてはいけない。情動に理屈は無用なのだ。ただ、昔の(30年ほど前)の御柱を懐かしむ人間は、最近の御柱は危険な匂いがしなくてつまならないと漏らしている。そう言えば、以前は殺気立った雰囲気が充満していて、喧嘩もよく勃発した。それに比べると、今はすっかりおとなしく且つ健全である。反面、健全故面白く無いというのは確かにあるのだ。これはこのお祭りに限らず、日本全国どこでも見られる現象だろう。平準化されイベント化するのは時代の流れである。それにしても、ちょっと真面目に引っ張りすぎた。体の節々に疲労が溜まっている。

コメント    この記事についてブログを書く
« 灯籠の灯り | トップ | 日本人選手 »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事