ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

フレンチのシェフ

2008年04月22日 | 食べ物


サミットが行われる「ウィンザーホテル」の、フレン
チレストラン「ミッシェル.ブラス」のシェフが傷害
罪で逮捕されたというニュースは、思わず笑ってしま
った。
その理由が、マクドナルドのポテトか何かのソース
(有料)を勝手に使い注意され暴行というもの。
あまりにしょぼすぎである。
よくこんなせこいシェフを使ってたものだ、と誰しも
思うのではないか。
一応、フレンチのシェフである。

しかし、実際のところ一応どころではない。
仮にも「ミッシェル.ブラス」は、フランスの三ツ星レ
ストランである。
日本版ではなく、本当の三ツ星だ。
ここで、本当のと言ったのは、日本版と違って本国版は、
日本版とは比べ物ににならないほど権威があるという意
味で。
その高級レストランの、唯一の支店である店のシェフな
のだ。
しかも驚いたことに、それはイギリス人だった。
ここでの「驚いたことに」という表現は、察しの通り、
イギリス人のシェフに美味しいものが作れるのか、とい
う先入観(偏見)から生じたものだ。
イギリスの美味いものはポテトのチップスとチーズの「ス
ティルトン」のみ、というのはもうすでに自分の中では
ゆるぎない真実なのである。
それが今回、計らずも証明されてしまった。

フレンチのシェフが「マクドナルド」に行くこと自体
、すでに信用できないのだ。
あの「ハンバーガー」を美味しいと思って食べられる人
間の味覚は、絶対に信用できない。
今回「ハンバーガー」を食べに行ったのかどうかは分か
らないが、もしそれが「フィレオフィッシュ」であるな
ら理解できる。
「フィッシュアンドチップス」のフィッシュみたいなも
のだから。
それに「ハンバーガー」と違い、何の魚かは判らない
が、変なものは入って無さそうだし、それなりに食べ
られるものだと思う。
そして「ポテト」を付ければ、それこそ「フィッシュア
ンドチップス」の完成である。
ならば問題無さそうなのだが、暴行の原因となった「ソー
ス」を使うという行為が大いに問題なのだ。
何故、ポテトにソースが必要なのか。
しかも、わざわざ不味くするような。

コンビニなどの食べ物にも共通するが、何が不味いか
といって一番不味いのはソースである。
大体が変な甘味があり、旨味調味料たっぷりで、スナッ
ク菓子的な味がその共通するところ。
今時の学生だったらしょうがないが、フレンチのシェフ
がすることか。
塩だけで充分美味いのが「ポテト」であろう。
事件としては、しょぼい事件なのだが、ブランド的なダ
メージは相当なものではないだろうか。
下手をすれば、本国の店にまで波及するかもしれない。
それにしても、イギリス人のシェフとはね。

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