紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

道東撮影旅行~野付岬、オンネトーを回る(2日目)

2011-08-04 06:00:00 | 旅行
道東沖に停滞した台風崩れの低気圧が影響してか、2日目の朝もすっきりしない天気です。当初の計画では早朝に(午前4時前後)出発し、霧多布湿原、春国岱、納沙布岬を回って野付岬、オンネトーへ行く相当ハードな予定でした。

この2日目のスケジュールは出だしから崩れてしまいました。当初食事なしの素泊まりの予定でしたが、ホテル側が朝食をサービスしますとの一言が、混乱の元です。全員あっけなく、計画変更しても、朝食をいただくと言うことで一致。

さてホテルを出て一路根室方面に向かいますが、空模様がどうも怪しい。厚岸、霧多布に行っても花(ヒオウギアヤメ)のシーズンは終わっていると言う主張もあって、釧路町別保で、国道272号線に入り中標津、標津経由で野付半島に行くことにしました。霧多布湿原、納沙布岬はカットです。


(中標津町までの約80km 沿線に広がる丘陵にはこんな風景も)


(野付半島に入ると、湿原にはヒオウギアヤメが満開 右端にシシウドが、一瞬霧多布へ…と言う思いが)


(岬に行く途中のナラワラ 以前と変わっていないようだ)


(パンフレットで位置関係を確認)

パンフ右上の「半島ネイチャーセンター」に車を止めて、トドワラまで歩きます。片道30分前後でしょうか。トドワラ入り口の木道までは、観光馬車も運行しています。このトドワラには、かつて釧路に勤務していた折(H6-9年)に何度か写真撮影に来たことがあります。


(昔に比べ立ち木がなくなって、地面も緑が極端に少ない)


(木道終点 以前はとど松がもっと多かったように思うが…)


(手前の枯れ木を撮っているのかな 上手く撮れましたか?って声を掛けました)

この15年程の間に、遊歩道傍の枯れ木は少なくなり、殆ど白骨化し、草も白くなっているのには驚きでした。台風、津波等で立ち木は倒れ、朽ちて消滅してしまったようです。以前は湿地にハマナスやシシウド、エゾカンゾウなどが咲き乱れ、青々としていました。後15-20年もすると、今ある倒木も消滅してしまうのでしょうか。ちなみにH8年7月28日に撮影した画像を二枚揚げて起きます。

<参考画像 H8.7.28撮影>

(馬車路の終点、トドワラ木道入り口付近 枯れたとど松が多く立ち、ハマナス等の低木で一面緑だったが…)


(三枚上と同じポジションから撮影 僅か15年でかくも違いがでるとは…)

野付を後にして裏摩周から神秘の「神の子池」に向かいます。途中360度パノラマ景色が売り物の開陽台に寄りました。


(360度このような景色)


(京都から来たと言うツーリング中のご夫婦 雄大な景色に感激していました)


(裏摩周近くの神の子池 雌阿寒だけの伏流水が滾々と湧き出ている オショロコマが泳いでいる)


(小学校の生徒達がやってきた 青い池に映る姿は、まさに「神の児」だ)

神の子池での子供たちとの出会いは、まさにサプライズ。この池そのものがメジャーでなく、交通の便が良い訳ではないので、観光客で賑わう事はありません。写友6人ともいいカットが撮れたと大喜び。さて神の子池を午後3時半に出て、オンネトーに向けて出発です。オンネトーに着いたのは5時半。相変わらず青い湖面は魅力的です。


(色温度を下げて幾分青味を誇張)


(湖に伸びた枝が美しい)

写友6人とも暫らく湖面を撮り続けておりました。この間大型観光バスが数台来ました。湖の美しさに、皆さんカメラでパチリ、パチリ。時間があれば、小1時間ほどかけて周囲を1週したいところです。途中倒木が湖面に出ている所も撮りたかったのですが時間がありません。やむなく次の宿泊先帯広に向かいました。

<参考画像 撮影位置は上2枚の対岸に当たる>

(平成8年10月27日撮影 機材:PEARL3型、ヘキサー75mmF3.5 撮影データ不詳 ポジフィルム使用)
 
コメント (6)
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