紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

太陽の軌跡を写し込む

2009-03-08 05:19:01 | 写真
長時間露光あるいは多重露光で太陽の軌跡を写しこむのには、デジタルカメラでは難しいかもしれません。

私のカメラEOS40Dには、多重機能がありません。また長時間露光を行うと、ノイズの問題があって、同じ時間ビジー状態が続き、連写が出来ません。

こういう時は、フィルムカメラの出番です。ネガよりもポジフィルムが適しております。
ただ、夜景で、星の軌跡を撮る場合はネガのほうがいいかもしれません。

上の写真は、積丹半島の神威岬に落ちる夕日を30分間の露光で撮影したものです。

カメラはEOS7、フィルムはポジのコダックダイナハイカラー(EBX)です。
フィルターは、フジのIR74を使いました。このフィルターはヨドバシカメラなどで市販されています。

10センチ角ほどのシートフィルターで、必要に応じて円形に切ります。
波長740以下の可視光線カットしますので、このフィルターをつけてカメラを覗いても何も見えません。僅かに、太陽が赤く見えるだけです。

ND400フィルターを二枚重ねで、使う手もありますが、この場合画像が肌色になる傾向があります。IR(インフラレッド)フィルターを使うと赤い画像となります。


一回目の露出は、F8,バルブで30分間、日没後、二度目の露出は、IRフィルターを外して、オートで切ります。
そうすると、赤一色だった画像に、オレンジ、または黄色の夕景が写りこむのです。

下の画像は、石狩浜の灯台に落ちる太陽を撮ったものです。
太陽は、ほぼ45度の角度で落ちてきます。

したがって、予めどこに落ちるか予測が出来ます。この場合も事前に、45度の三角定規を用意して、太陽が灯台につき刺さる位置を決め、撮影場所としました。

結果はドンぴしゃり、太陽が灯台に串刺しになりました。
コメント (2)
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