マイリビングダイアりぃ

趣味?興味?大好きな人(もの)達について、毎日は無理ですが、更新していきたいと思っています。見に来てくださいね。

演劇鑑賞会8月例会「父と暮らせば」

2015-08-09 | カルチャー 見聞

今日の高校野球は近畿勢が3校も出場とあって、「甲子園球場」は朝早くから暑い中盛況でした。現在住む県代表の「智弁和歌山」と、故郷の代表校「天理」は、残念ながら1回戦で姿を消してしまいました。

「滝川二高」はサヨナラ勝ちしたようですね。

さてさて、昨日は演劇鑑賞をしてきました。8月例会は井上ひさし作「 父と暮らせば」です。

  辻萬長さんと栗田桃子さんの二人芝居です。

この「父と暮らせば」は、前に「宮沢りえさん」と、「原田芳雄さん」の映画を見たことがあって、ラストのシーンで涙したことを思い出しながら鑑賞してましたら、やはりこの舞台でもラスト近くで 涙が じわっと出てきましたね。

広島の原爆で「 亡くなったお父さん」と、自分が生き残ったことへの負い目に苦しみながらひっそりと暮らしている娘さんとの会話劇となっています。

投下3年後の、恋を知った娘を応援しようとする「父」と、幸せの一歩手前で躊躇する娘とが「原爆投下時」の当時の気持ちを再度吐露しあうのですが、その時の父娘の思いが心に迫ってきます。そこで涙するのです。

折しも今日は「長崎原爆70年」です。あの時の被爆者達を襲った恐怖や苦しみは想像をはるかに絶しますし、愛する者たちをすべて一瞬のうちになくすという喪失感もはかり知れません。

「井上ひさしさん」が書かれている「それでも、被爆者達はこういった絶望の中を生き抜きました。その姿から{人間はどんな絶望の中においても生き抜かなければならないそれが人間の条件である}ということを教わりました。」という言葉はこの舞台を通しても、先の映画でもテーマとなって私達観るものに迫ってきました。

         

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