No1342『清水港は鬼より怖い』～ドタバタコメディの中に不意に現れる静謐さ～

おもしろかった。おもしろすぎて、結構笑った。江戸の若旦那の小六が、清水港に、次郎長親分の弟子にしてもらい、男の名を上げようと勇んでやってくる。字幕には、清水港にやくざ大学あり、なんて出る。（この後も、第一課、第三課、卒業試験と、思い出したように字幕が入るのが楽しい） 小六が、道端で会った女に、道を尋ねているシーンで映画は始まる。場面変わって、茶屋（今でいう居酒屋）。カメラが茶屋に入っていくと、女 . . . 本文を読む

音楽の散歩道その49“ここにいない貴方を想って…”～猫イベvol.17～

あっという間の10月です。26日、猫衣林薙さん主催の「Cosmetic Anime Tour vol.17」通称猫イベに行ってきました。仕事で遅くなり、後半遅めの参加でしたが、猫衣さんのソロ、しっかり堪能してきました。 今回、歌ってくださったのは、アニメソングの「ひぐらしのなく頃に」とオリジナル曲の「透明」、「虚空の窓」。どの曲も、ぎりぎりに追い詰められたような感じの、ドラスチックな歌で、言葉が . . . 本文を読む