映画の感想をざっくばらんに、パラパラ読めるよう綴っています。最近は映画だけでなく音楽などなど、心に印象に残ったことも。
パラパラ映画手帖
春間近…また一つ年を重ねて
昨日観た劇団MONOの芝居で
押しても押しても開かない扉が、引いてみたら、簡単に開いたというセリフがあった。
というわけではないが、
自分の実年齢から、10くらい引けば、
それぐらいなら、自分の年齢として許せる範囲と思うほどに
いつのまにか10年ぐらい、余分に年をとってしまったらしい。
時が経つのは、年々早くなっていて、
10年位、気付いたらあっという間に経っている。
本当に困ったものだ。
子どもでもいれば、この子がこんなに大きくなってと実感もあるのだろうが、
ひとりものでは、そうもいかない。
昔と違って、現代は平均寿命も延びたし、
実年齢に0.8かけがちょうどよい、とは、どこかで聞いた話で、
精神年齢はそれぐらい。
年をとるほど、実年齢と精神年齢との差が大きくなるところがおもしろい。
映画を観ている間は、ほかの人の人生を送っているから、年をとっていないのよ、
なんて、うそぶいてみたい。
淀川長治さんも90歳を超えてなお、つややかでお元気だったと。
最近思うことがあるとすれば、欲が減ったこと。
ひとりでおいしいものを食べるよりは、
人と一緒に食べるほうがいいと思う。
目立つ場所とかは若い人にまかせようと思う。
自分は黒子で充分。
友達が、よく、ここは若い人に譲ろうと言っていたけど
その心境にやっと少しは達したのかもしれない。
でも、これぞ、という人が出てきたら、
やっぱり自分が話しかけたり、話を聞きにいきたくなるのかもしれない。
多少、前線から撤退した気分になったとしても、
自分の人生にあきらめがつくはずもなく
家族もない分、
何をなしとげられるのか、いまだ試行錯誤は続いている。
何かはしたいと思っている。
なんだろう。
とりあえず、とにかく、書くこと。
その向こうにしか、なにもないのだろうなあと思う。
果てしなく言葉を贈りつづけること。
かつて、映画批評家の方から、
誰か一人に向けて書きなさい、
そうすれば、きっとたくさんの人の心に響く言葉になるはずだから
という文章をいただいたことがある。
まだまだイメージが足りないみたいだ。
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私はこの春、大台に乗りました。
本職をこなしながら、別のこともできるような器用な人間じゃないんで、後回しにしてること(少し具体的に言えば、調べて、書いてみたいこと)が山積です。たぶん手を付けるのは還暦過ぎてからだろうなと思います。
平均で考えたら、まだまだ時間はありますよ。がんばりましょう。
ぼちぼちと模索しながら頑張りたいと思います。
naka takaさんの「書いてみたいこと」、まとまった形で読めるのを楽しみにしています。