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No85「甘い人生」キム・ジンウ監督

イ・ビョンホンによる、イ・ビョンホンのための作品。
今まで、プロ野球の日本ハムの新庄選手の顔にそっくりと
あまり興味もなかったが、
この作品で、みごとに男を見せてくれた。

彼の運命を狂わしたのは
女(シン・ミナ)だが、
彼女、きっかけにすぎず、
ただ、怒涛のごとく、
彼の運命の歯車が狂っていき、
ついに、壮絶に近い
決死の覚悟の復讐劇が始まる。

彼の寡黙な表情は魅力的で
さまになっている。
ポーカーフェイスで、何も語らない
目がいい。

どしゃぶりの中、
生き埋めにされ、泥にまみれながら
はいあがってくるシーンといい
ビョンホン渾身の演技だ。

ビョンホンが
武器を手に入れるために
正体を偽って、敵の武器商人のアジトに入り込む。
親分は、自慢げに、
ロシアの銃の組み立て方を教授する。
電話が鳴り、彼の正体がばれそうになる・・・
彼の銃か、敵将の銃か、
どちらが、先に組み立てられるか、
はらはらするような、スリル満点のシーンに
仕上がっている。

彼の心は一体どこにあるのか、まるでわからないまま
事件に巻き込まれていく映像展開。
救いのない世界だからこそ、
一瞬触れた、音楽の世界で生きる娘の美しさが
心にしみたのだろうか。
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