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No570『影の軍団 服部半蔵』~きれいなきれいな女優さん~

服部半蔵率いる伊賀忍者と甲賀忍者が
夜半、林の中で闘うシーンでは
まるでアメフトのように
一列に並んで、GOの合図とともに走り出し
タックルするかのような殺陣を展開。
一段落斬り合うと
また元の陣地に戻り、
残った人数で、再び並んで走り出す。
忍者スーツが、いかめしい肩がはったシルエットであることも手伝い
まさにアメフトのようで、美しくもおもしろかった。
場内には、こっそり吹き出す人もいたが、
気持ちはよくわかる。

しかし、何よりも美しかったのは
森下愛子演じる敵将の娘、女忍者と
渡瀬恒彦演じる主人公の半蔵とが
向きあい、闘うまでもなく、
半蔵が彼女を押さえ込み、
短刀で刺されてもなお力づくでなお手篭めにしてしまうシーン。
暴力という悲劇的な印象はあまりなく、
むしろ、森下愛子の美しさが際立った。
横顔にはらりとたれる黒髪、
白く輝くような肌、あごのラインと
まるでこのシーンだけ、浮き立つような美しさだった。

このシーンだけでも観る価値ありますし、
133分と長いですが、楽しめると思います。
忍者たちが、城の櫓を崩すための仕掛けをするシーンも緊迫感があって
おもしろかったです。
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