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音楽の散歩道73「とっちーのピアノシンセNight Vol.2」~音楽は心の灯~

昨日、6月2日「とっちーのピアノシンセNight Vol.2」が
兵庫県の夙川の「NU-VU」であり、
DEPARTURESさんのライブだけでなく、
Tocchy さんのソロのピアノ・シンセタイムもありました。

DEPARTURESさんのライブは、秋以来。
しかも、このお店には、大きなグランドピアノがあって、とってもステキなのです!
ずっと聴きたいと思っていた音に、歌声に、再会することができました。

最初は、Tocchyさんのピアノシンセタイム。
「Light of moment」。
ピアノとその上に置かれたシンセを鮮やかに弾きこなし、
シンセの音の紹介を兼ねた曲を挟んで、
3曲目は、初心に戻ってということで、
随分昔につくった、ピアノ演奏だけのオリジナル曲「空に向かって」。
中盤の静かなところは、砂浜に打ち寄せる優しい波のようでもあり、
再び、川のせせらぎのように激しくなったり、
いろんな表情のピアノの音が心になだれ込んできました。


最後は、DEPARTURESのボーカルのKeikoさんが、
NU‐VUで6年前、初めてとっちーさんと出会った時に
気に入ったという曲「Voyage」。
とっても切なくて、心に迫る曲で、ピアノもシンセも満喫。
最後は、ピアノだけの音になって終わる。。

ピアノは、今、そのときの会場の、演者の呼吸にあわせて、
リズムを微妙に変えていけるので、
その息遣いが聞こえるようで、いいなあと思いました。


4番目のDEPARTURESさんのライブでは、
懐かしいオリジナル曲のほか、
できたばかりの新曲を2曲聴けました!

「カーディガン」。
別れた恋人との思い出のカーディガンをはおって、
自分らしくありたいと誓う。
切なく、悲しいけれど、自分らしくあることで、
かなわなかった想いを貫くことができるのかなと
離れても消えない絆みたいなものを感じ、勇気をもらいました。

「プラットホーム」。
駅を行き交う電車にいろんな思いが交錯して、
Keikoさんの歌声に涙があふれました。

弱さを見せるのは一番の強さ、というフレーズのほか、
Keikoさんが、歌の合間に話してくださった、
みんなそれぞれに荷物を抱えているという言葉や、
病気というのも荷物の一つで、
でも、心まで病気にならないようにっていう言葉が、心に響きました。


TK(小室哲哉)の曲は、「恋しさとせつなさと心強さと」
「Can You Celebrate?」。
ドラマチックなピアノ伴奏と、Keikoさんの表情豊かな歌声に、
やっぱり涙が出て、涙腺ゆるすぎ。。。
ピアノのそばの席がとれたので、本当に感激でした。

他の出演者さんたちをご紹介すると、
2番目に出演されたのは「BiColor」(バイカラー)さん。



ボーカルのNORIさんと、ピアノのtetsuさん。
NORIさんは、もう七変化で、
最初大きな帽子とマスクをつけて現れ、
マスクをとったら、とっても美人さん。

舞台奥にある大きな箱の中に、
いろんな小道具が入っていて、一曲ごとに
あれよあれよと服を一枚ずつ脱いで、帽子や髪型も変えて、
その曲に合わせた雰囲気に変わっていく。


お客さんがタクシーの運転手に扮して一コマ出演して、
BiColor劇場という寸劇をしてから、
歌を始めたり、もう会場も大爆笑で、
ほんとおもしろかったです。


歌声もパワフルで、雪村いずみの曲で始まり、
最後は、越路吹雪の「サン・トワ・マミー」。
これまた失恋の曲で、悲しくて感動して涙が出ました。
tetsuさんのピアノもきりりとして、よかったです。

3番目の出演者は「ITOKOARA」さん。

ボーカルのあわちゃんは、
緊張して、指が震えて仕方ないと言って、
歌の合間に、皆で乾杯しましょうと言って、
ビールのジョッキを持ち上げ、乾杯する場面が数回。
泡ものの、ビールやカヴァ(スパークリングワイン)が大好きとのことで、
泡姫ともいうそうで、大いに共感。


「乾杯!」と言う時の笑顔が一番、自然で、いい表情だなあと思っていたら、
近くのお客さんもそう声をかけてました。
「Through The Fire」や、スペイン語?の歌と、バラードをしっとり、
豊かに響かせて、聴き入りました。
佐々木さんのピアノも柔らかい音色。
いい世界でした。



今回、日程がほかの予定とバッティングしたり、チケットがsold outになったりで、
自分の心の中だけですが、紆余曲折があり、
こうして聴きたかったピアノの音に、歌声に、出逢えたことが、
ものすごく感慨深くて、
涙があふれてばかりでした。
いっぱいステキな歌声と音に触れて、音楽は心の灯だと熱く思いました。


project-Pさんがわたしにとって、
ポップス音楽への扉を開けてくれて、
今も、心臓のように、
身体中をかけめぐる血液のように大切な存在なら、
もう一つ、リンパみたいに大切で、応援しているユニットがDEPARTURESさんで、
TocchyさんとKeikoさんは、大切な存在です。
Keikoさんはとうど2年前に大きな手術をされ、今も治療中で、
その姿から、いつも生きる勇気と前向きな力をもらいます。

オリジナルもあれば、小室哲哉さんのカバーもある、というところは、
project-PさんとDEPARTURESさんと似ているのですが、
ボーカルさんの声質といい、雰囲気は違っていて、
それぞれに全く違う魅力でもって、引き込まれるすごい世界です。
どちらも大大好きなユニットで、これからもずっと追いかけていきたいと思います。

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