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追悼ハイキング~京都、左大文字山へ~

行き詰まったら走りに行くか、体を動かすと、
なんとかなるという思いが
私の中にある。

学生時代、過食症になりかけた時期があったせいか。
お菓子やパンを食べ過ぎては、
あとで、体重を減らそうと走りに行った。
(そう簡単には減らなかったけれど(笑))

卒論が行き詰まったり、
勉強がしんどくなると、鴨川に走りに行った。
体を動かすのが好きだねえと、先輩に言われた。

働き始めて、同期からかなり遅れて
やっと昇格試験の勉強を始めたときも、
週末、勉強で疲れたら、
昼からでも、電車に乗って
六甲山に行き、
陽が落ちるのと下山の時間を計算しつつ、
いけるところまでいって、途中で引き返した。
リュックの中に勉強の本は入れたけれど、
結局、道中で読むことは皆無だった(笑)。

つい先日、父の命日を迎え、
コロナで、帰省も控えることになり、
一周忌は母一人でやってもらった。
代わりにと、
土曜日、追悼ハイキングと称して、
京都の大文字山に登ってきた。

銀閣寺への参道は、観光客も少なく、
シャッターをおろしている店が目立ち、
売りに出ている店もあって、
コロナの影響を深刻に感じさせた。

銀閣寺の前で左に曲がると大文字山に登るルートがある。

天気もよく、とてもあたたかで、
片道1時間もかからず(早い人なら30分位)
京都の街全体が見渡せるとあって、
ハイキングの銀座通りと呼びたいくらいに、
家族連れから、夫婦、カップルと
大勢の人たちが、登ったり降りたりしていた。

大文字山は、学生の頃、
体育会に入って、せっせと走って登った山。
100回登ったら、先輩に告白しようとか、
アホなことを考えていただけに、
思い入れがある。

京都に住み始めて最初のGWに、
初めておそるおそる登った。
夕方、ひとりで登っても大丈夫かと、
すれちがう人に尋ねたら、
ここは信仰の山だから、大丈夫と答えてくれて、
ほっとしたのを覚えている。


大文字の大の真ん中の見晴台までは人が多かったけれど、
さらに山頂まで上に登る道は、人が少ない。
20分位か、意外に距離があり、
疲れを感じた頃にたどり着く。
昔は、ただの木々の中だったのが、
今では、山頂も木を伐りはらって、
展望台ができていた。

そこから蹴上まで、東山の京都一周トレイルの道を歩いた。
看板もこまめにあり、友達とも何度か歩いた道なので、
自信を持っていたが、
数年前の台風での倒木で、知らない間に道からそれて、
一瞬、焦ったが、
蹴上でなく、南禅寺への道という手書きの紙が置いてあって、
迷うことなく、下山できた。
私の後から、走ってきたトレランのおじさんも同じ様子で、
不安そうに下りていった。

やはり、山は早めに下りるべきだと教訓になった。

家に帰って、追悼のお酒と称して、
ワインを開けた。
安物ワインだと飲みすぎると先日、当欄でも書いたばかりで、
それがちゃんと戒めになっていて、
今回は、美味しくもなかったし(笑)
2杯で止めた。

止められない話といえば、
近郊農家の大根や蕪が、
近所のコンビニや野菜屋で100円で売られていて、
つい応援がてら、行くたびに買ってしまう。

こちらは歯止めがかからず、
一人暮らしなのに、
気付いたら、冷蔵庫の中に、
3本の大根と4本の蕪がずしんと入っていて、
かつ、大根と蕪の葉っぱがあふれていて、
一体、自分は何を考えているのかしらと
あきれ返ったりもする
今日このころでした(笑)。
(けちん坊なので、甘酢漬けとかで、しっかり使い切る予定ですが)

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
左大文字 (いなけん)
2021-02-16 12:57:00
大文字って登ったことないんですよね。
大学に5年もいながら・・・

もうすぐ春ですけど、まだ寒い日が続くのでどうぞご自愛ください。

山梨の仕事場から

 
 
 
いなけんさん (パラパラ)
2021-02-16 22:32:21
いなけんさん、ご無沙汰です。
コメントありがとうございます。

大文字登ったことないとは、もったいないです。
いなけんさんなら、よく歩いてはるので、楽勝です。
京都にいく機会がありましたら、ぜひ、登ってみてください。

京都の街が一望できて(京都の街のあちこちから大文字山が見えるということは、逆に言うと、大文字から見下ろせるわけで、って当たり前ですが(笑))
初めて登ったとき、結構、びっくりしました!

山梨は寒さもひとしおでしょうが、その分、春の訪れの喜びが大きいような気がします。
お互い、風邪ひかないよう気をつけていきましょう!
 
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