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No1409『顔たち、ところどころ』~人に出会う…旅の記憶~

これまた随分前に観た映画。旅をすれば、人に出会う。その記憶を、人は、どんなふうに記録していくのだろう。88歳のアニエス・ヴァルダ監督と33歳の写真家でアーティストのJRが、54歳もの年齢を超えて、フランスの田舎を旅するドキュメンタリー。 JRは、村や町で出会った人たちの写真を撮っては、何倍も拡大して、建物の壁に貼る。海や工場やいろんな風景、土地に住む労働者、子ども、若者、老人…。一 . . . 本文を読む
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No1408『悲しみに、こんにちは』~少女の感情の機微を繊細に掬い取った傑作~

観たのは随分前だけれど、今年、観た数少ない映画の中で、一番好きな映画。6歳の少女フリダは、両親を喪い、田舎に住む、小さな娘アナのいる叔父夫婦に預けられる。都会で、祖母たちに甘やかされて育ったフリダは、反発する気持ちと、愛されたい気持ちの間で揺れながら、新しい家族の中で、自分の居場所を模索する。映画は、フリダに寄り添いながらも、叔父夫婦の感情の機微も丁寧に描く。叔母マルガは、フリダを、実の娘アナと隔 . . . 本文を読む
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石が語りかける~イサムノグチ庭園美術館~

土曜は、友達が予約してくれた 高松にあるイサムノグチ庭園美術館に行ってきました。 彫刻家イサム・ノグチは、 アメリカ人の父と日本人の母を持ち、 NYと日本を行き来しながら、 彫刻や照明のインテリアなど さまざまな作品をつくりつづけてきたそうです。 美術館には、住居、アトリエのほか、 屋外の彫刻の展示場と . . . 本文を読む
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金毘羅さん参り

連休、東京の友達と一泊で高松に遊びに行くことになり、温泉のない行程だったので、ふと思い立ち、金曜日に休みをもらって、一人、金毘羅さんへ。というのも、大好きなマキノ雅弘監督の『次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊 』(1954年)で、森繁久彌演じる森の石松が、次郎長の代わりに刀を納めに行ったのが、讃岐の金毘羅様。石松は、帰りに寄った女郎屋で夕顔という心優しい女に出会うが、騙し討ちにあい、命を落 . . . 本文を読む
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